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「議事録作成義務なし」の異常事態!

今から1年以上前の2020年3月10日、日本政府の「内閣府大臣官房公文書管理課」は「新型コロナウイルス感染症」にかかる事態を「行政文書の管理における歴史的緊急事態」に指定した。

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この公式表明に登場する「行政文書の管理に関するガイドライン」は、次のような内容である。

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つまり、2020年3月10日時点における内閣府は、「新型コロナウイルス感染症」にかかる事態を「歴史的緊急事態」に指定して、厳密なガイドラインにしたがって「公文書管理」を強化すると高らかに宣言したわけである。

ところが、2021年4月18日付の 『東京新聞』によれば、「新型コロナウイルス感染症」に関連する会議は合計19あるにもかかわらず、そのうち「議事録あるいは議事概要」の作成が義務付けられているのは、たった4つの会議のみだというのである!

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さて、中学校や高等学校の生徒総会や各種委員会でさえ議事録が作成されているにもかかわらず、「歴史的緊急事態」に指定されている政府の15もの重要会議で「議事録作成義務なし」とは、開いた口が塞がらない!

日本政府の公文書管理は、もはや中学や高校レベル以下だと言わざるをえない(笑)。ウイルス対策をどうするかという議論以前に、その対策が「公文書管理」さえ「正常」に行うことのできない政府の会議で行われていること自体、もはや日本が「異常事態」に突入している証拠ではないか?!

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