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【255文字書評】復活への底力 - 運命を受け入れ、前向きに生きる/出口治明 著 (2022/07)

体調不良でお休みされているとは聞いていましたが、脳出血という大病だったとは存じ上げませんでした。

ライフネット生命の創業者で、現在は大分県の大学(APU:立命館アジア太平洋大学)の学長を勤めている出口治明さんの1年間のリハビリ闘病記。

脳卒中は脳の血管が詰まるタイプと、脳の血管が破れるタイプがあります。前者が脳梗塞、後者には脳内の細かい血管が破れて出血する脳出血と、脳の表面の血管にできたコブが破れるくも膜下出血があります。
(中略)
僕がなったのは脳出血で、脳卒中の19.5%を占めます。なお、脳梗塞は76.1%、くも膜下出血は4.5%です。

p.30より

右半身の麻痺と失語症(発話障害)を患っても、ひたすらポジティブにリハビリに向かう姿。あふれるバイタリティと向上心。ブレないその姿に驚くとともに感動しました。学長への復帰おめでとうございます!

「人生は楽しまなければ損」
「知識は力なり」
「迷ったらやる。迷ったら買う。迷ったら行く」

僕は脳卒中を発症する前から、「何かについて知っているほど、人生の選択肢は増える。勉強はしんどいが、勉強した分だけ選択肢が増えて色々な物事を自分で選べるようになる。選択肢が増えれば増えるほど、人生は楽しい」と考えていました。リハビリの入院生活中も、僕なりに工夫を凝らしました。

p.122より

2022年7月刊

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