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【255文字書評】落語の目利き/広瀬和生 著 (2022/05)

コロナ禍前から渦中の4年間(2017年8月〜2021年9月)の落語界の最前線。
面白いのに、読んでも読んでもなかなか先に進まない、濃厚な一冊。

雑誌の連載をまとめたものだが、書籍化にあたり落語家順に並べ替えてあるので読みやすい。
三遊亭兼好さんによる似顔絵の挿絵も楽しい。

落語を聴くのが好きな人なら、きっと面白く読めるはず。
さらに噺家さんの顔と名前が一致する人ならば、なおさら楽しく読めると思います。

読み終えるのに6時間もかかってしまったけど、楽しい時間を過ごせました。

春風亭昇太さんのこの言葉↓が好き。

昇太はよく独演会のオープニングでこんなことを言う。「今からあなたの人生に2時間の空白が訪れます。全然ためにならないし、何も残らない」ここに落語の魅力が凝縮されている。

p.110 より

2022年5月刊

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