婚活カウンセラーの夫の日記～お金をかける、ということ

奥さんが結婚相談所やってます、ZUNです。

結婚相談所でお見合いが組まれると、
リアルで会う場合はホテルのラウンジなど
少しお茶の値段が張る場所であることが多いです。

会員さん（特に男性）の中でちょくちょくお見掛けするのが
１回のお見合いにかかる費用を計算して
「ただ会うだけなのにこれだけかかるんですね」
「ファミレスとかでも良くないですか？」
と、ケチくさいことを言う方。

まあ会ったこともないお相手と会うことに対して
数千円以上を使うわけで
気持ちも分からなくもないのですが。

まず言いたいのが
それもご自分を良く見せるためには必須、ということ。
プロフィール写真やコメントも本気でつくらないといけないのと同じで、
ただでさえ日常会っているわけではない、接点の少ない方に対して
そのわずかな接点でイマイチな印象を与えては致命傷になります。

好きになれるかどうかは会ってみないとわかりません。
ただ、この段階で手を抜いてしまうと
相手のテンションはダダ下がり、
こちらがいいな、と思っても
スッパリ振られる可能性が高くなります。

例えば「新しくテニスを始めたい」と思った時
ラケット、ボール、シューズを買って
コート代も払いますよね。
そこをもったいないと思う人は
そもそも始めない方がいいです。
婚活における身支度代や交際費も同じ。
必須の経費、普通のこととして
あまり深く考えるのはやめましょう。

次に、もっと大切なことです。

人が「結婚したい」と思う相手というのは
どういう人でしょうか。

顔が良い？
性格が良い？
面白い？

恋をして舞い上がっちゃってる人は
そういう要素で結婚したいと思っているかもしれません。

しかし結婚というのは
今後の人生を共に歩んでいく
パートナーを決めること。

そこで何より重要になってくるのが
「この人は自分を大切にしてくれるかどうか」

いくら顔が良くて性格が良くても
気持ちがこちらに向いていない人と
怖くて結婚なんかできませんよね。

では人は何をもって
自分を大切にしてくれていると感じるか。

それは自分のために
お金や時間を使ってくれているかどうか、です。

会うためのコストをケチったことは
確実に相手に伝わってしまいます。
自分と会うために
こんな場所を用意してくれたんだ、
探してくれたんだ、
身なりも整えてくれたんだ、
という気持ちを抱かせてあげてください。

最後に、婚活を終えた後の話になって今いますが
結婚するまでは自分のためにお金を使うだけだったのが
相手のため、家族のために使うようになります。
それが普通になりますし
それで喜んでもらえると
自分のためにお金を使うより
数倍幸せになります。

お金を使うことに対する価値観を変える
心の準備、というのも
どうかお願いします。