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週刊・フランス滞在記

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【毎週金曜日に配信中】 2019年11月から2020年3月までフランス南東部のグルノーブルという地方都市に滞在。 ストライキあり、コロナありの賑やかな現地生活を満喫しつつ、スイス… もっと読む
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2020年9月の記事一覧

Vol.11 クリスマス前のミュンヘンへ

Vol.11 クリスマス前のミュンヘンへ

フランス滞在記。

12月に入り、グルノーブルの街もすっかりクリスマスの装いとなってきた。
広場のマルシェ・ド・ノエル(クリスマスマルシェ)には人が集い、教会のクリスマスツリーのオーナメントは日に日に賑やかになって、ショコラティエにはクリスマス限定のチョコレートが可愛らしく並んでいた。
外の空気は寒くなっていくけれど、色めいてくる街の雰囲気は足取りを心なしか軽くしてくれた。

そんな中、フランスは

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Vol.12 コインランドリーまでの大冒険といざというときの母国語の力@ミュンヘン

Vol.12 コインランドリーまでの大冒険といざというときの母国語の力@ミュンヘン

フランス滞在記。

12月に入ってすぐ、ドイツのミュンヘンへ飛び立った。

今日は、ミュンヘンでちょっと怖い目にあったときのお話。

ミュンヘンに来てみたものの、小さな子供がいる生活の延長というのは変わらない。日中、仕事へ行く夫を送り出すと、私がまず探したのはコインランドリー。
道中食べ物をこぼしたりおしっこを漏らしたりで、すぐに洗いたい案件の洗濯物が溜まっている。それに、ミュンヘンからグルノーブ

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Vol.13 憧れのミヒャエル・エンデを訪ねて

Vol.13 憧れのミヒャエル・エンデを訪ねて

フランス滞在記。

今回も前回・前々回に引き続き、ミュンヘン編です。

ちょっとミュンヘンの街中でドキドキすることがあって(↑VOL.12参照のこと)、娘を連れて街中を歩くことがすっかり怖くなってしまった私。

しかし、ふと、「あれ?ミュンヘンといえば、あの人に縁がある土地では」・・と、子どもの頃憧れていたあの人のことを思い出しました。

あの人、とはミヒャエル・エンデ。

小学生の高学年になって

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Vol.14 小さな小さなドアを開けた先には

Vol.14 小さな小さなドアを開けた先には

フランス滞在記。

自分で思っていたより、ミュンヘンでの思い出が特別だったのか、なかなかドイツ国内から出られません(フランス滞在記なのに笑)。

フランスから足を伸ばしてミュンヘンへ来た私たち。ふと、ここは憧れの存在ミヒャエル・エンデにゆかりがある場所ではと思い立ち、ミュンヘンの郊外のお城の中にミヒャエル・エンデの博物館を見つけました。

今日は、その同じお城の敷地内にあった小さな絵本ギャラリーの

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