薪のお風呂で心も体もぽかぽかに!【智頭町民泊インタビュー Vol. 2】
こんにちは!
「智頭町民泊インタビュー」シリーズでは、鳥取県智頭町の民泊の魅力をアピールするため、実際の民泊家庭へインタビューを行わせていただき記事にしています。
第二回は、「ちづの宿 さかや」の寺坂さんご夫婦です!
さかやさんでは、インタビューや体験だけでなく実際に民泊もさせていただきました!
お家に向かうと、ご夫婦が一緒に出迎えてくださり、素敵な暖簾のあるお座敷に通してもらいました。
外は少し肌寒かったのですが、暖かいこたつに入ってお茶をいただき、ほっと一息。
挨拶をしながら軽くお話をし、さっそく民泊でのエピソードなども聞くことができました。
それでは、最初に薪割り体験、山菜おこわづくりの様子から紹介します!
薪割り体験
さかやさんには風呂釜の下から火を焚き、お湯を沸かす「五右衛門風呂」があり、このあたりでは2軒ほどと珍しいとのこと。
今回は、そのお風呂などに使われている杉の薪割りを体験させていただきました!
ご主人のお手本を見ながら、中心めがけて斧を振り下ろします。
なかなか力が必要で、半分まで割ってもらうことでようやく綺麗に割ることができました。
切った後には、既に乾かしてある薪を火にくべるところも見せていただきました。
夜は実際に火を焚いた熱々のお風呂に肩まで浸かり、旅の疲れを癒すことができました!
山菜おこわづくり
続いて、お夕飯の山菜おこわを奥さんと一緒に作りました!
まずは具材を切るところから。人参や椎茸を切り、油揚げやちくわも加えて煮ていきます。
わらびなど、用意していただいた山菜も入れます。
味付けは、醤油・みりん・砂糖・和風だしで、濃い目にするのがコツだそうです。
そして、おこわを作るためにもち米を蒸していきます。
蒸しながら具材を茹でた汁を数回に分けてかけていき、しばらく置いて出来上がりを待ちます。
最後に具材を混ぜ合わせます。湯気が立ち、食欲がそそられます!
出来上がったものがこちら。
もちもちで具材の味がしみ込んだ、とっても美味しい山菜おこわでした!
夕食では他にもハンバーグや煮物などをいただき、心のこもった素敵な夕食を楽しみました。
薪割り体験と山菜おこわづくりで、智頭の自然を五感で味わうことができました!
インタビュー
お腹もいっぱいになったところで、今回はそらが、ご主人と奥さんに民泊への思いやエピソードなどをインタビューしました!
Q. どういった経緯で民泊を始めたのですか?
ご主人:役場の職員の方と前の職場が一緒でして、この那岐地区に民泊がないんで、民泊をしてくれないかという要請があって始めたところです。
そら:なるほど。どのくらいやられているんですか?
ご主人:8年くらいです。
Q. 民泊の魅力とはどのような点だと思いますか?
ご主人:智頭町で民泊すると、いろんな情報発信ができます。それこそ世界にも発信できるし、民泊に泊まりに来られた方は、北海道から南は宮崎県まで、若い人、親子連れ、新婚さん、色々います。そういう人に情報発信ができます。それからこちらにとっても楽しいですね。いろんな人が知れて。
そら:どんな国の方が来られたんですか?
奥さん:アメリカと、韓国と、シンガポールから。私がテレビに出た時に、それを見たロサンゼルスの新婚さんが智頭町の我家へ来てくれました。その時にこんなことを言っていました。海外の人は日本というと神社仏閣、奈良や京都にはじめは目が向いてるけど、今は何にもない田舎がいいって。そういう言い方をされていました。
そら:やっぱり田舎の体験みたいなものを求めてるんですね。
奥さん:その方は2泊されて、観光協会から自転車借りて町内をゆっくり走ったりされたみたいでした。
そら:素敵ですね。
Q. 智頭町の良いところは何だと思いますか?
奥さん:空気はきれいですね。それから、山の景色が他の県にはない景色でしょう。智頭町に入ってくるとすぐ目に入るのが杉の山っていうか。そういうのも智頭の魅力じゃないかなと思います。
ご主人:案外、鳥取の街中に出ても50分前後、岡山県の津山市に行っても40分ぐらいで、交通の便はまぁまぁいいですよ。それから、今は便が少ないけど因美線が走ってるしね。
そら:ちなみに、おすすめの季節はありますか?
奥さん:やっぱり夏かな。
ご主人:春か夏だな。外でバーベキューするからとても喜ばれます。
そら:それは良いですね!
奥さん:ちょっとピーマンが足りないから畑から取ってきて、なんて言って取ってきて、それを焼いて食べたりしますよ。
Q. 「ちづの宿 さかや」ではどのような体験ができますか?
ご主人:体験メニューは薪割りとか、柿の葉寿司とか、山菜おこわ作りですね。
奥さん:あと、野菜の収穫。
そら:野菜の収穫もやられているんですね。それは季節ごとに変わったり?
ご主人:夏は、ナス、ピーマン、トマト。秋には大根、白菜、里芋等です。家の近くの畑で収穫してもらいます。
Q. これまで民泊を受け入れてきたなかで、印象的だったエピソードはありますか?
奥さん:北海道から車で日本一周している若い夫婦と小さい赤ちゃんが来ましたね。
そら:すごい!
奥さん:九州まで行った帰りの途中でうちに泊まられて。帰りは京都の舞鶴のフェリーで帰るって言っておられた方がいました。その方とも数年交流が続きました。
そら:そういった交流もあって民泊を続けているんですか?
奥さん:そうですね、そういう交流が続いたり、知らない人と会って話ができることが魅力です。
そら:逆に何かトラブルみたいなものはありましたか?
奥さん:トラブルはないですね。でも一度、京都の大学生が4人泊まられて、ものすごい雪が降った時がありました!一晩でこんなに積もるかってくらい。50センチ近く積もりました。その時は皆で雪かきをしてもらいました。
Q. 民泊や智頭町に関心がある人にメッセージをください!
ご主人:自然が豊かで、田舎だけども田舎の良さっていうものがこっちにはあるんじゃないかな。そういうところは体験なり経験してもらうといいと思いますね。
そら:私もそうですけど、智頭に来るまで民泊をしたことがなかったので、智頭町に来て初めて民泊でこういう体験ができることを知りました。
ご主人:観光とかそういうものも、形態が変わってきてね。何か生のものを見るっていうのもすごくいいんだけど、自分で体験をしてみるとか、経験をしてみるとか、作ってみるとか、そういうのが好まれるような感じがします。
奥さん:こうやって一晩泊まって色々話したりすると、親戚が増えたような感じがします。
インタビュー後記
今回は一人で体験・宿泊をしましたが、寺坂さんご夫婦の細やかな心配りで、心地よく民泊ができました。最後には余った山菜おこわも持たせてもらい、道中でおいしくいただきました。
本当にありがとうございました!
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回のインタビューもお楽しみに!
※記事の掲載にあたってはご家庭から許可をいただいております。
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