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男性が1年間育休取って人生観変わった話⑦―3


こんにちは!エルザスです。

私は主にプレパパ向けに、育休取得の背中を押すような記事を書いています!

今回も前回に引き続き、エルザスが長期の育休を申し出た時の職場の人の反応をご紹介していきたいと思います。

上司編後輩たち編はこちらから↓





【!閲覧注意!】
この記事にはぐうの音も出ないほどの聖人しか出てきません!それでも良い方のみ読み進めてください!





職場の反応3.先輩の女性

「頼れるパパがいてご家族は幸せだね」


ぐう聖の3人目は、先輩の女性社員です。ご自身も一児の母で育休を取得し、復帰後は育児のため短時間勤務制度を利用している方でした。私の育休取得に際して、様々な社内外の手続き(中でも大変なのが育児休業給付金の申請手続きです)をサポートしてくださった方でもありました。

育休に入る少し前、私は業務の引き継ぎ資料の作成などで夜遅くまで残業する一方、プライベートでも出産の準備のためあれこれ駆け回っていました(妻はその頃体調が悪く、お腹の子への影響も心配だったため、準備はなるべく私が引き受けて妻には休んでもらっていました)。

さすがに疲れがたまってしまい、妻の体調や先行きの子育て負担への不安もあって、昼休みにカフェでコーヒーを飲みながらぼ~っとしていた時のことです。
たまたま同じカフェに来ていたその先輩がパウンドケーキを差し入れてくれて、さらにこう言ってくれました。

「エルザスくん、お疲れ様です。育児と仕事の両立って大変だよね。お子さんが産まれたらもっと色々大変なことも起こると思うけど、奥さんもお子さんもパパが頼りだから頑張ってね。頼れるパパがいてご家族は幸せだね


その時食べたパウンドケーキは、涙でしょっぱい味がしました。



もう本当に泣けました。職場の先輩からそんな風に優しくしてもらえたから、というのもありますが、何より育児経験でも先輩のママからそういう評価をしてもらえたことが嬉しかった。
多分、先輩ご自身は育休中に育児をひとりでこなして、その大変さを知っているからこその、「頼れるパパがいてご家族は幸せだね」の説得力でした。
自分が育休取得を決断して頑張ってきたことを全部認めてもらえたような気がして、本当にあの時は嬉しかった。「大変だけどやってやろう!」という気力も湧いてきました。


そうそう、ぐう聖というのとは少し違いますが、私が長く育休を取ると職場にオープンにして以降、明らかに女性職員の皆さんの私への接し方が変わりました。全体的にあたたかく親切にしてもらえることが増えたのです。
他の部署のあまり話したことのない方からも「育休、しっかり頑張ってね!」と言ってもらえたり、色んな方からさり気なく私の仕事のサポートを申し出てもらったり……


これまで男性の育児参加が遅れていことを、女性陣はどこかで不満に思っていたのだと思います。そういう中で男性の私が長期の育休取得を決め、時代が変わることへの期待感もあって、女性陣からは好意的に受け止めてもらっていたのでしょう
その時深まった女性職員の皆さんとの関係性は、育休から復帰した今もとても役に立っています。育休取得の思わぬ副産物、と言うことができると思います。



いかがだったでしょうか?今日まで3回にわたって、私の育休取得に対する職場の人の反応をご紹介してきました。
間違いなく、私は職場の人間関係に恵まれています。恵まれすぎていたかもしれません
だから正直、今回の記事は育休取得について悩んでいるプレパパの皆さんの参考にはならないかもしれません。こんなにぐう聖ばかりの職場はそんなにあるわけないとは思います(我が社の中でもここまで良い人たちばかりが集まることは奇跡に近いです)。
ですが、もし皆さんの職場の中でこの記事のような反応をしてくれる方がひとりでもいたとしたら、皆さんが受ける感動はとてつもなく大きいものです。

私自身、実際に育休を申し出るまではネガティブな反応ばかりを想像していました。ところが、蓋を開けてみれば皆さんポジティブな反応ばかり。
職場の人からどんな反応が返ってくるかは、実際に育休を申し出てみないとわかりません。ぜひ、勇気を持ってその一歩を踏み出してみてください!


ではまた!

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