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男性が1年間育休取って人生観変わった話⑦―2

こんにちは!エルザスです。

前回に引き続き、エルザスが育休取得を申し出た時の職場の人たちの反応をご紹介していきます!

前回の記事はこちら↓


【!閲覧注意!】

この記事にはぐうの音も出ないほどの聖人しか出てきません!それでも良い方のみ読み進めてください!







職場の反応2.後輩たちの反応

「エルザスさんが育休長く取ってくれれば、
将来自分たちも取りやすくなるんで」


今回ご紹介するぐう聖は、同じ職場の後輩たちです。私が育休で仕事に開けてしまう穴は、後輩たちに埋めてもらうことになっていました。つまり、私の育休のしわ寄せを一番くらうのは後輩たちです。もちろん、こちらは申し訳ない気持ちでいっぱいです……

まだ20代の後輩たち。価値観も多様化している今、「結婚や出産は個々人の選択の問題なのに、なんで好きでそれを選んだエルザスの尻拭いを俺たちがしなきゃならないんだよ!」と思っているかもしれない……最近は「子持ち様」なんて言葉も見聞きするし……
私はそんな不安を抱えていました。それでもきちんと自分の口から直接お願いしたいと思い、上司に育休を申告したすぐ後に個別に話をさせてもらいました。

我が職場の後輩たちの場合、私が抱いていた不安はまったくの杞憂でした

「エルザスさんがいま長く育休取ってくれれば、俺らも将来育休取りやすくなるんで!」と笑顔で返してくれたのです。
ただ私は、それを聞いてもはじめのうちは「まあ先輩に対してはそう返事するしかないよな。本心はどうだろうなぁ……」と不安なままでした。

しかし、その後も職場で何回か育休や子育ての話題が出た時(その頃は政府が「異次元の少子化対策」を掲げ始めた時期で、職場の雑談でもそういう話題がしょっちゅう出ていました)、後輩たちは毎回同じことを言ってくれました。「エルザスさんが育休を取ることで、将来の自分たちが助かる」と。どうやら本気でそう思ってくれているみたいなのです。

命の恩人、感謝永遠に……


私にできることは、自分が抜ける穴を少しでも小さくしてから後輩たちに仕事を託すことでした。
無駄な事務の徹底的な排除、残ったすべての事務のマニュアル化、想定外のイベントが起こった時の判断基準の明文化などなどーー
育休取得前に仕事の面で私が気をつけたことについては、また別の機会に記事にしたいと思います。


というわけで、無事に職場への育休申し出を終えられたエルザスなのでした。かえすがえすも、周囲の人に恵まれたとしか言いようがありません。本当にありがたいです。そもそも後輩たちが仕事を任せられる能力を持っていたこと、将来育休を取りたい意欲があったこと、そして何より人格的にも立派だったこと、全部ひっくるめて私は本当に幸運でした。


次回も職場の人の反応シリーズをお送りします。

ではまた!

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