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「つしま森の教室」プロジェクトについて

「つしま森の教室」活動フィールド

「つしま森の教室」の活動場所は、長崎県の国境離島、対馬。
対馬は東京23区や琵琶湖よりも広く、沖縄本島(及び北方領土)を除いた
日本の離島の中で、3番目に大きい島です。
お隣韓国の花火大会が肉眼でも見えるほどの距離で、
古くから大陸との交流の拠点としても栄えてきました。


水平線にうっすら韓国が・・?空気の澄んだ冬場に見えることが多いです。

島の89%が森。リアス式の美しい海岸線。大陸から伝わってきた文化や伝統・・・。商業化されていないため、ネットなどで調べてみても、なかなかどんなことができるのか、なにがあるのか、情報が見当たらなくても、

もこもこしたリアス式海岸と山の景色が美しい The対馬の景色(金田城山頂より)
飛行機の離陸時、浅茅湾上をぐるりと回った時の景色は絶景です!!

「こんなことがしたいんだけど、どこか知ってますか・・・?」


と周りの人に相談してみると、実はなんでもあって、なんでもできる!


対馬の寒い冬をいかしておいしく育つ、「原木しいたけ」への菌打ち。
小さいこどもたちも上手にトンカチでトントンとできました。
さくらんぼ狩り(なんと個人の畑!)平地が少ない対馬ですが、畑を持っている方が多く、毎シーズンさまざまなものを育てています。
梅狩り&こども向け韓国語講座。韓国との交流の歴史の深い対馬。JETプログラムで派遣されてきた国際交流員さんが、韓国から例年来られます。
韓国では梅シロップを、調味料としてかなりの頻度で使うそうです。
この日は梅「メシル」暑い「ドウォ」といった単語を学びました!


ツシマヤマネコも現れる田んぼで泥遊び&田植え体験!どろんこになったり、おたまじゃくしをたくさん見つけたり、各々の楽しみ方で時間を過ごしました。
後ろに見えるのは「バードウォッチング公園」。日本では対馬でしか見られないような、渡り鳥も観察できます。


「つしま森の教室」活動がはじまって、まだ2か月ほどですが、地域のみなさんのご協力があり、こんなにいろいろな活動を行うことができました。
対馬には、こどもたちがさまざまな体験を通して、その後の人生の根っこをはぐくむための素晴らしいフィールドがそろっています。

なんで「つしま森の教室」をはじめたか?

はじめに書いた通り、対馬はとっても広い島です。山間に集落が少しずつ離れて分布していて、こどもたちだけでどこかに行くことは難しく、こどもたちが集まる機会がないと、休日にお友達に会うことも少なく、家の中でパソコンやタブレットとにらめっこして過ごすことが多い、という話をよく聞きます。

対馬は少しずつ移住者が増えていたり、国境離島という土地柄、自衛隊や海上保安庁など公務員家庭も多く、過疎化が進んでいても、常に一定数の子育て家庭が見込まれる土地ですが、
引っ越してきても、慣れない離島で、まずは生活の基盤を整えることに時間がかかり、どんな体験をどこでできるか、情報を入手するにはなかなかハードルが高い。

そんな中で、移住者がよりスムーズに対馬の暮らしに溶け込み、こどもたちの自然体験を通し、地域の方と交流する機会や、地元の子育て家庭と交流する機会を提供できるような、「地域の子育てグループ」を作りたい、という思いで、「つしま森の教室」活動ははじまりました。

「森のようちえん」型の活動を目指し、大人から決められたことをするのではなく、対馬の大自然の中で、こどもたちが自分たちで自然を楽しみ、危険を学び、人生の根っこの部分を育てていく活動を、地域の子育て家庭、賛同者のみなさんと作っていくことを目指しています。

↓参考にしている活動↓

今後の活動について

今後こちらのnoteで、活動報告、今後の活動予定などを投稿していきます。島外、韓国からのご参加のご希望があれば、ぜひ以下の公式ラインからご連絡ください!
対馬島内在住の方は、ライングループも作成していますので、ご参加希望の場合はあわせてご検討ください。

※大人の方のみでも、協力メンバーとしてご参加いただけます。視察希望の方も運営事務局までご連絡ください。

                                                                       つしま森の教室 運営事務局


つしま森の教室Instagram(@tsushima_wildkids_project)


次の冒険へのパワーにします! ¡Muchas gracias!