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自然に囲まれて学ぶ3日間〜ソーシャルワークの研修〜

2泊3日、ソーシャルワークの研修に参加してきました。

これまで、「何らかの形で学校と関わりを持ちたい」とずっと考えてきました。同時に、「私は学校が抱える課題に対して何をしていくのか」とも。

学校現場を離れて2年半。今は発達支援の仕事をしています。

教育に子どもを合わせようとするのではなく、子どもに合った学び方を考えていく視点は、この仕事を通して培われたと思っています。

それと同時に、私が普段関わる子ども達にとって、“学校”は大きな大きな壁となって立ちはだかっていることも肌で感じました。

個々に合わせた学び方を考え実践していく一方で、目の前にいる子達がこれから通うであろう“学校”の存在を、無視することはできないのです。

やっぱり私は学校との関わりを持ち続けたいと強く思うようになったとき、今まで何気なく耳にする程度だった「スクールソーシャルワーカー(以下、SSWr)」という立場を意識するようになりました。

子ども自身を変えようとするのではなく、環境にも目を向けていく視点は好きでしたし、SSWrの存在によって教師の負担を減らすことができるかもしれないと考えたからです。

そして、図書館でSSWrの本を何冊か読みました。その中の著者で印象に残ったのが山下英三郎さんという方。

山下さんが書く文章の柔らかさ、子どもや親御さんとの関わり方、とても惹かれるものがありました。

「この人に会いに行こう」と思って山下さんの名前を検索した時に見つけたのが、今回参加した研修でした。

長野県諏訪郡にあるログハウスが研修の場。

参加の目的は、
・山下さんにお会いする
・SSWrがどんな仕事なのか知る
・自分が本当にSSWrを目指すか整理する
の3つ。

目的はすべて達成できました。

きっと、都内の会議室を借りてやる研修だったら、今回のような学びはなかったであろうなと想像できます。

自然に囲まれたログハウスの中で、皆が円になって座り、お互いが思うことや感じること、疑問に思うことを伝え合いながらテキストを読み進めました。

こんなにもリラックスできて、意欲的に、自由に、安心して学べたことって、これまであっただろうかと思うような、豊かな時間と空間でした。

美味しいご飯と、癒し犬クリスくんの存在も、大切な要素だったかもしれません。

「僕には教え子っていないんだよね。だって何も教えてないから。教えるなんてことはできないよ。」とさらりと言う山下さんから、テキストには書いていない、ソーシャルワーカーとして大切な在り方を学んだ気がします。

今回、私が参加したのは山下さんが運営するコスモス村の講座です。

月に1回開催。ソーシャルワークに携わる方でなくても、対人関係の仕事をしている方は参加する価値のある講座だと思います。気になる方は是非見てみてください。

来年4月から、私にとってはまた変化の時を迎えそうです。

最後までお読みいただきありがとうございます(*´-`) また覗きに来てください。