建石尚子

教育に関わる人や場を取材するライター。元中高教員。stand.fm『綴るラジオ』https://stand.fm/channels/6004f9392b4a4592febfcb7c

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マガジン

  • 元教員のキャリアインタビュー

    元教員の方のキャリアにフォーカスを当てたインタビューを載せています。

  • フィンランドの教育

    2016年9月から12月までフィンランドの中高一貫校でインターンをしていました。その時の様子を綴ったnoteです。

  • 現役教師へのインタビュー

    現役の先生へのインタビュー記事を載せていきます。ここで取材するのは、学校教育に問題意識を持ち、自ら行動している先生やこれから新たな行動を起こそうとしている先生です。

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【元教員ライター】教員を辞めたあとのキャリアの話。学校現場での経験はどう活きる?

教員を辞めてから勢いでフィンランドに行き、帰国後に転職活動を始めた当時28歳の私。 思い知ったのは、「教員は転職市場では全然評価されない…」という現実でした。 転職エージェントさんに紹介されるのは塾講師や幼児教室の先生など、子どもに関わる仕事がほとんど。それ以外は?と聞くと、「紹介できる求人はありませんね。。」と言われてしまったり。 学校の中の世界でどんなに実力があっても、転職市場においては教員のスキルはなかなか評価されないものなのです。 それから5年が経ち、今の私は

    • 聴くトレーニングの会、4月の開催日をお知らせします

      先日の記事でお知らせした通り、4月からは「質トレ部」から「聴くトレ部」へとリニューアルしてスタートしたいと思います。 これまでやってきた「質トレ部」では、「いい質問をすること」にフォーカスしてきました。今後は、質問をする前段階である「聴くこと」に意識を向けてトレーニングしていくメンバーシップにしていきたいと思っています。 早速、前回から聴くトレ会をやってみると、「“聴く”とは相手が発する言葉を耳に入れることだけではないな」と実感しました。言葉以外の情報もキャッチして、「相

      • noteメンバーシップのリニューアル構想。「質トレ部」改め、「聴くトレ部」へ

        noteメンバーシップ「質トレ部」をスタートさせて、4月で9ヶ月目を迎えます。(質問力を磨きたい人で集まってトレーニングをする部活のようなコミュニティ、略して「質トレ部」です) 私が仕事でインタビューをさせてもらう機会が多く、「もっといい質問ができるようになりたいな」と思ったことがきっかけです。 半年以上続けてきた今、メンバーシップの内容をアップデートしたいなと思い始めてきました。その理由と、今後どんなことをしていきたいのかをこの記事に綴っていこうと思います。 「質トレ

        • 取材の反省から、「聞くこと」の本質を考える

          3月上旬は立て続けに取材が入っており、バタバタと過ごしていました。年度末ということもあり、仕事や暮らしが変化する方も多いかもしれませんね。 今回の記事では、先日の私の取材を振り返るとともに、「聞くこと」の本質を考えていきたいと思います。 取材の振り返り実は、今までで一番緊張した取材でした。

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        • 【3月の質トレ会】質問と振り返りのシェア

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        • 【質トレ会の感想・学び】

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          聴くトレーニングの会、4月の開催日をお知らせします

          「質トレ部」に参加すると最後まで読めます

          先日の記事でお知らせした通り、4月からは「質トレ部」から「聴くトレ部」へとリニューアルしてスタートしたいと思います。 これまでやってきた「質トレ部」では、「いい質問をすること」にフォーカスしてきました。今後は、質問をする前段階である「聴くこと」に意識を向けてトレーニングしていくメンバーシップにしていきたいと思っています。 早速、前回から聴くトレ会をやってみると、「“聴く”とは相手が発する言葉を耳に入れることだけではないな」と実感しました。言葉以外の情報もキャッチして、「相

          noteメンバーシップのリニューアル構想。「質トレ部」改め、「聴くトレ部」へ

          「質トレ部」に参加すると最後まで読めます

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          取材の反省から、「聞くこと」の本質を考える

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          3月上旬は立て続けに取材が入っており、バタバタと過ごしていました。年度末ということもあり、仕事や暮らしが変化する方も多いかもしれませんね。 今回の記事では、先日の私の取材を振り返るとともに、「聞くこと」の本質を考えていきたいと思います。 取材の振り返り実は、今までで一番緊張した取材でした。

          質問力トレーニングの会、3月の開催日をお知らせします

          「質トレ部」に参加すると最後まで読めます

          今回は3月に入ってから3月の開催日お知らせを更新するという遅さになってしまいました。すみません…。 2日前から体調を崩し、しばらくいろんな動きをストップしておりました。 無事復活し、今日から通常通り動き始めています。 …にしても、心と体はつながっているもので、体調を崩すとなぜかメンタルもやられますね。熱でうなされる中、「あれを進めないと」「これも早くしないと」と仕事のことが頭を巡っていました。そしてそんなときほど、SNSで流れてくる誰かの発信は眩しく見えるものです。

          相手のファンになると、インタビューは最高に楽しい時間になる

          「質トレ部」に参加すると最後まで読めます

          質トレ部を始めて7ヶ月が経とうとしているところで、stand.fmでこんな話をしました。 noteメンバーシップ「質トレ部」を始めてみて気づいたこと 入ってくださる方はみなさん「学び欲&向上心がある」、そして「自分の軸がある」方だなぁと思います。なんとなくですが、近い価値観の人同士が集まるものなのかもしれません。 最近、いかにインタビューの1時間を有意義にするかを決める「事前準備」について、改めて振り返りたいなと思う出来事がありました。 質問をする場面で相手の話に集中

          今、再び「良い質問とは?」を考える

          「質トレ部」に参加すると最後まで読めます

          以前、質トレ会の中で、参加者の方がこんなことを言ってくれました。 まさに、その通り…! 質トレ会は、インタビュアー限定のコミュニティではないこともあり、「質問して、相手が答えてくれたことを元に記事を書き、その先に読者がいること」は想定していません。私からも、「話し手が答えたいと思う質問を考えてみてください」とだけいつもお伝えしています。 ただ、その場の状況によっては、「相手が答えたいと思うか」以外にも、いろんな視点で質問を考える必要は当然あります。日常的な会話や雑談であ

        記事

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          元教員インタビュー#3 編集後記

          元教員インタビューとして、新しい記事を公開しました。 インタビューを受けてくださったのは、元教員でヨガインストラクターの青木朋美さん。 朋美さんとの出会いのきっかけは、音声SNS「stand.fm(スタンドエフエム)」でした。 以前から定期的に音声配信をしていた私は、いろんな方の配信を聴くことも日課の一つになっていました。あるとき、知人が朋美さんとコラボ配信をしていたことをきっかけに、朋美さんを知ることになります。 私自身が元教員ということもあり、同じく元教員というバ

          元教員インタビュー#3 先生も子どもも“自分”を出して生きていい。ヨガの魅力を学校へ

          「ヨガはなりたい自分になるためのツールなんです」 そう話すのは、全国の学校でヨガを教える青木朋美さん。ヨガの効果は、体が整うことだけではないと言います。 朋美さんは中高一貫校で体育科の教員を務めたのちに、ヨガインストラクターとして独立。現在は、小学生から高校生までの子どもや学校の先生を中心に、ヨガを教える活動をしています。 教育現場を離れた今も、なぜ学校との関わりを持ち続けているのか。朋美さんが考えるヨガの価値や教育への思いを伺いました。 「“好き”ではダメなんだ」体

          質問力トレーニングの会、3月の開催日をお知らせします

          今回は3月に入ってから3月の開催日お知らせを更新するという遅さになってしまいました。すみません…。 2日前から体調を崩し、しばらくいろんな動きをストップしておりました。 無事復活し、今日から通常通り動き始めています。 …にしても、心と体はつながっているもので、体調を崩すとなぜかメンタルもやられますね。熱でうなされる中、「あれを進めないと」「これも早くしないと」と仕事のことが頭を巡っていました。そしてそんなときほど、SNSで流れてくる誰かの発信は眩しく見えるものです。

          相手のファンになると、インタビューは最高に楽しい時間になる

          質トレ部を始めて7ヶ月が経とうとしているところで、stand.fmでこんな話をしました。 noteメンバーシップ「質トレ部」を始めてみて気づいたこと 入ってくださる方はみなさん「学び欲&向上心がある」、そして「自分の軸がある」方だなぁと思います。なんとなくですが、近い価値観の人同士が集まるものなのかもしれません。 最近、いかにインタビューの1時間を有意義にするかを決める「事前準備」について、改めて振り返りたいなと思う出来事がありました。 質問をする場面で相手の話に集中

          今、再び「良い質問とは?」を考える

          以前、質トレ会の中で、参加者の方がこんなことを言ってくれました。 まさに、その通り…! 質トレ会は、インタビュアー限定のコミュニティではないこともあり、「質問して、相手が答えてくれたことを元に記事を書き、その先に読者がいること」は想定していません。私からも、「話し手が答えたいと思う質問を考えてみてください」とだけいつもお伝えしています。 ただ、その場の状況によっては、「相手が答えたいと思うか」以外にも、いろんな視点で質問を考える必要は当然あります。日常的な会話や雑談であ

          質問力トレーニングの会、2月の開催日をお知らせします

          しいたけ占いを見ていたら、2月のおとめ座は「新しい波のうねり」が起こると書いてありました。「出会い」にも恵まれると。 そう言えば、最近ハマっているstand.fmの中で出会いが広がったり、疎遠だった人と再び連絡を取り合ったりしているなぁと思いました。どんな1ヶ月になるのか、楽しみです。 さて、質トレ部はスタートして7ヶ月目を迎えます。始めたばかりの頃は質トレ会に誰も来なくてZoomに入ってるのが私1人…なんてこともあったのですが笑、ありがたいことに最近はいつも4人くらいで

          相手の優位感覚に合わせて「聞く」を工夫する

          先日の質トレ会では、「優位感覚」の話題があがりました。 優位感覚とは、情報をインプットしたりアウトプットしたりするときの“脳のクセ”のようなもの。どの感覚をより多く使っているかは、人によって異なります。 例えば、「海」と聞いて、どんなことが思い浮かびますか? 少し考えてみてください。 (思い浮かべてから、先を読んでくださいね) ① 白い砂浜や遠くまで広がる海の風景、たくさんの人や太陽の光でしょうか? それとも、 ② 波の音やカモメの鳴き声、海水浴をしている人々の

          フィンランドの学校でインターンをした3ヶ月間を写真とともに振り返る

          そう言えば、フィンランドで撮った写真たちはたくさんあるのに、そのまま眠っているものが多いなとふと思いました。 もう6年も前のことだけど、3ヶ月間フィンランドで過ごした時間は、私に新しい視点と価値観を与えてくれました。 せっかくなので、お気に入りの何枚かをこのnoteで紹介したいと思います。 教員を辞めたのは2016年3月。その年の秋、私はフィンランドへと飛び立ちました。フィンランドで暮らしながら、現地の教育を感じたかったからです。 秋、トゥルク市の街並み滞在したのはフ

          プロフィール文をつくるとき、どんな質問をする?

          年明けにプロフィール文作成のサービスをリリースしてから、こちらのホームページもちびちびと改良を重ねてきました。 自分のホームページを触り始めるとどこまでもこだわってしまって、あっという間に時間が過ぎてしまいます。プロフィール文作成についてはサービスの特徴を追記したり価格を見直したりと、内容とともに見せ方も変更しました。 自分のサービスづくりでは、「そもそもなぜこのサービスをつくりたいのか?」「このサービスでお客さんにどんな価値を届けたいのか?」などなど自分への問いかけを繰

          教員1年目だった私に贈りたい本

          22歳。大学を卒業してすぐの私は、私立の中高一貫校で教員になりました。 今から12年も前のことだと思うと、時の流れの速さを感じます。 当時の私は教員としても社会人としても未熟だったけれど、やる気とエネルギーに満ち溢れていました。授業づくりも学級運営も部活指導も、めちゃくちゃ一生懸命やりました。 勤務校の先生たちはみんなとても優しくて、私が「公開授業をするから見にきてほしい」と言ったら、貴重な空き時間に授業を覗きに来てくれました。その後、丁寧なアドバイスをくれるような先生

          新しい出会いにつながるプロフィール文、作成します

          この記事は、こちらのページの文章をそのまま記載しています。 自分のストーリーや想いを綴ったプロフィール文はありますか? SNSやネットでの情報発信が当たり前となり、出会う前からすでに相手のことを知れるようになった今。知らない人であっても、その人の人柄が伝わるようなプロフィール文があるだけで、グッと親近感を持つことがあります。 「この人に会ってみたい」 あなたのプロフィール文を読んで、そんな風に感じてもらえたら、出会いの可能性は大きく広がります。 一方で、「自分のプロ

          質問力トレーニングの会、1月の開催日をお知らせします

          明けましておめでとうございます!新しい年を迎えましたね。 皆さんはどんな年末年始を過ごしていましたか? 私は年越しの瞬間はぐっすり眠っており、深夜2時半に起床。山頂で初日の出を見るべく、暗闇の中、山登りをしてきました。日の出は曇ってて見えなかったのですが、清々しい新年の幕開けとなりました。 質トレ部は、皆さんのおかげで6ヶ月目を迎えます。今年はどんな方との出会いがあるだろうと今からワクワクしています。 質問力を磨くことを目的にスタートしたメンバーシップですが、3分間の