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科学哲学

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ウィトゲンシュタイン「論理哲学論考」より-3

ウィトゲンシュタイン「論理哲学論考」より-3

2.0121.   かりに、物がまずそれ自体単独で成立しえて、そのあとにそれがある状況のうちに現れるというのであれば、そのものがその状況に現れたことはまるで偶然であるかのようにも思われよう。
ものが事態のうちに現れうるのなら、そのその可能性はもののうちに最初から存していなければならないのである。
(論理的なことは、たんなる可能性ではありえない。論理はすべての可能性を扱い、あらゆる可能性は論理におい

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数の公理系における順序性の役割について 他

数の公理系における順序性の役割について 他

3) About generality and repeatability of sign
  記号の一般性と反復可能性
  菅原博文

はじめに
 記述は世界の絵である、と言われることがある。これは記号と事象との対応について語ろうとする暗喩であるが、私達はこの比喩に、ある種の正確さと共に、幾分かの居心地の悪さも感じる。ここでは、この表現の正確さは対象一般が存在する時の安定性と記号が存在する時の安

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ウィトゲンシュタイン「論理哲学論考」について

ウィトゲンシュタイン「論理哲学論考」について

論考にあっては、世界は生き物ではない。
しかし、これは一つの、対極、両極の一方なのだとおもう。論考の描く世界には、確実に意味があり、かつ魅力的である。
両方考えなければならないとすれば、不思議ではない。

ウィトゲンシュタイン「論理哲学論考」は、その可能性において捉えなければならない書物であると、私も考えている。しかし、「論考」の描く世界は、鑑賞用だと思う。写真ではない、絵画である、写真よりも精緻

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対象(物)の安定性と、人と対象との関係の安定性

対象(物)の安定性と、人と対象との関係の安定性

ここに二つの安定性がある。対象が安定的に存在すると想定されること、また一方で、林檎の果肉が私達に常に白く見えるという安定性である。いわば対象と感覚(五感のこと)の関係の安定性。
この対応は、人という種に共通の、また固有の特殊性を持って安定していると通常考えられているだろう。

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