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黄金をめぐる冒険(連載小説)

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SFと純文学の間のような小説を目指してます。
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#SF小説が好き

黄金をめぐる冒険㉔|小説に挑む#24

黄金を巡る冒険①↓(読んでいない人はこちらから) 夢を見た。とても奇妙な夢だった。 その…

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黄金をめぐる冒険㉓|小説に挑む#23

黄金を巡る冒険①↓(読んでいない人はこちらから) 台所に戻ると、既にコップも水も机から片…

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黄金をめぐる冒険㉒|小説に挑む#22

黄金を巡る冒険①↓(読んでいない人はこちらから) いつの間にか空の微量な明るさは失われ、…

黄金をめぐる冒険⑳|小説に挑む#20

黄金を巡る冒険①↓(読んでいない人はこちらから) ”地獄の道”は、僕の体を食事というエネ…

黄金をめぐる冒険⑰|小説に挑む#17

黄金を巡る冒険①↓(読んでいない人はこちらから) 僕の認識は門という存在そのものに圧倒さ…

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黄金をめぐる冒険⑯|小説に挑む#16

黄金を巡る冒険①↓(読んでいない人はこちらから) 果してこれで良いのだろうか。 足がうま…

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黄金をめぐる冒険⑧|小説に挑む#8

黄金を巡る冒険①↓(読んでいない人はこちらから 玄関の扉を開けると、そこには彼女が立っていた。 「遅くなり申し訳ありません。あなた様をお迎えに上がりました」 と彼女は僕の目をまっすぐ見てきっぱりと言った。 彼女の目はまるで深海に永らく埋まっていた真珠のように、辛抱強さと純白さを兼ね備えた無垢な球体であった。 その目を見た瞬間、僕の視界には霞がかかり、穏やかな熱気が内から込み上がり、僕の目は柔らかな湿りで包まれた。僕はその温もりを零さないようにくっと歯を食いしばり、そして彼

黄金を巡る冒険⑦|小説に挑む#7

黄金を巡る冒険①↓(読んでいない人はこちらから 間もなくして老人のためのバスが来た。 そ…

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黄金を巡る冒険⑥|小説に挑む#6

黄金を巡る冒険①↓(読んでいない人はこちらから) 次の日も、老人はいつも通りバス停に座っ…

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黄金を巡る冒険⑤|小説に挑む#5

黄金を巡る冒険①↓(読んでいない人はこちらから) 僕は規則正しい生活の中で、一番散歩を好…

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黄金を巡る冒険④|小説に挑む#4

黄金を巡る冒険①↓(読んでいない人はこちらから) 時計の針は十一時を回っていた。 僕はコ…

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黄金を巡る冒険③|小説に挑む#3

黄金を巡る冒険①↓(読んでいない人はこちらから) その日の夢は次のようなものだった。 僕…

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黄金をめぐる冒険②|小説に挑む#2

黄金を巡る冒険①↓(読んでいない人はこちらから) その夜にかかってきた電話は二本あった。…

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黄金をめぐる冒険①|小説に挑む#1

晴れた日の午後だった。『炒飯』から連絡が来た。 「お久しぶりでございます。急なご連絡となり申し訳ありません。 この度は『炒飯』を代表いたしましてあなた様にご連絡した次第です。決して怪しい勧誘や申し入れではございません。 ただ、あなた様に至急お願いがございますゆえ、お電話差し上げた所存です」 『炒飯』を代表いたしましてだって? どうして僕に『炒飯』なんかから連絡が来るんだ? それに『炒飯』とは何のことだ?  僕は受話器を片手に困惑した心持で呆気に取られていた。 これはおそら