黄金を巡る冒険④|小説に挑む#4
黄金を巡る冒険①↓(読んでいない人はこちらから)
時計の針は十一時を回っていた。
僕はコーヒーを飲みながら、これからのことについて考えてみた。
まず、彼女たちは僕をいつ迎えに来るのだろう?
長い旅とは具体的に一体どこへ向かうのだろうか?
僕は何を持ち、何を持たなくていいのだろう。
考えても仕方がないことが山ほどあった。
だが先の不安からか、どうしても明暗の分からない未来を想像してしまう。
彼女たちを待つことを中心とした生活がこれから始まると思うと、急に部屋の中に束縛感