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エンパスって?②エナジーバンパイアとの境界線

「LAの人気精神科医が教える共感力が高すぎて疲れてしまうがなくなる本ージュディス・オルロフ(著)」を読んだ。エナジーバンパイアと言われる人たちとの境界線づくりに必要なことがわかった気がしました。

そしてエナジーバンパイアの人間描写が詳しくておもしろい!!

気になっていた「HSPとエンパスの違い」についてと、この本が賛否両論なことについて私が思っていることはこちらに書きました。

著者は、エンパスは3種類ということでまとめています。

エンパスの種類は?

1.身体エンパス
2.感情エンパス
3.直感エンパス

持っている能力によるタイプだそうです。(詳しくは本をどうぞ。)

私は昔から、検査をしても原因なしの体調不良が多いかな。

自己観察や体調管理の努力をつづけてきて。例えば明日会う人、とか3日後にでかける場所にまでどうも共鳴しているようでした。

思考の中で8割は「そんなことあるわけないじゃん」と今でも思うのですが、そう仮説した方がうまいこと状況が理解できてしまうので

信じてないけど考え方の選択肢のひとつとしてあってもいいかな、と思うくらいです。

後頭部が痛いと思いながら過ごし、翌日会ったひとがちょうど同じ所が痛いと言っている。その人と別れると痛みがおさまるとか。

病院に行くとなると、私は産科で病気じゃないのに3日前から体調わるくなったりするんですよね。病を抱えている人が集まっている場所だからなのか。

この体質には辟易。でもこれが私だから◎。

エナジーバンパイアとの境界線の説明がくわしい

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精神科医である著者の20年以上の診察でエナジーバンパイアに7つの特徴があることがわかったそうです。

これが面白かった。

ハラスメントやいじめと言われる出来事(関係性)の中で何が起きているか?が全部書いてあるなー、と感じた。それをエナジーバンパイアと呼んでるんですね。

この洞察と対処法ためになるなーー

今はギリギリのところで振りほどいたり追い払ったりできるようになったけど、私もこんなタイプの人に今まで絡まれがちだった!と自覚できたのがよかった。

本当に多種多様で、巧妙にあの手この手を使ってくる迷惑な人たちをここまで整理整頓して説明してくれると、気持ちいい。

さすが臨床の知識とスキルは現実対応力高い。

エナジーバンパイアの7つの型について要点まとめますが、ネタバレしてしまうし対処法はこの本を読んでみてくださいね。

エンパスはそのへんの人間関係本読むよりこの対処法を実践してみると◎かな、と思います。

エナジーバンパイアは自信のある人をターゲットにしない

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1.自己愛が強いタイプ
彼らの思い通りに動かなかったり賛成しなかったりすると冷酷になる。無視するなど。
2.激昂タイプ
対立する状況になると、相手を責める、攻撃・支配しようとする。怒鳴る。
3.犠牲者タイプ
自分がいちばん不幸、という態度でまわりを疲弊させる。自分の問題に責任を持たない。
4.ドラマの主人公タイプ
小さなことでいちいち大袈裟に騒ぐ。相手が自分のドラマに反応すると喜ぶ。
5.支配型
頼まれてもいないのにアドバイスを押しつけてくる。お説教、文句、あら探し。
6.マシンガントーク型
間断(かんだん)なくしゃべり続ける。口を挟む余地が全くない。個人の領域を尊重しない。
7.受動的攻撃型
受動的、消極的に不満を伝えてくる。約束をわざと破る。面と向かって嫌味を言う。

こういう人どこにでも居ない?

どのタイプとは言わないけど、親からして私は当てはまっていました。

ただ、なんでも相手のせいにばかりにはできない。自分を改善しようとする機会を持つか持たないかもその人の自由。

「被害者は加害者」

っていう言葉もあるように、自分が存在しなければ変な人も目の前に存在しないわけだし。

相手の振舞いを引き出しているのも自分の存在の影響、と考える方が選択肢が広がる。

まだ子どもならまだしも、大人になればこっち方向の考えを「採用」した方があなたのためにもなる。

選択肢を広げた方がいい理由は、その方が変化しやすいから。変化したくなくて、現状維持だけしたい人には必要ないけれど。

変化できないのは、選択肢が少ないからで、無力感やストレスもそこから来くるものなので。

とにかく常に視野を広げていろんな情報に触れておくこと。読書や「利害関係のない心ある人」に手を貸してもらうのがいいと思います。

そこで「心ある人」を探したいと思うのですが、いわゆるエナジーバンパイアと呼ばれる人(関係性)なのか、それとも信頼していい相手(関係性)なのか見分けなければいけない。

私はようやくこういう迷惑な関係性に振り回されず振りほどけるようになっているのですが、これを読んで、まだ盲点があった!とわかった。

仕事上の関係ですが、今までは信頼してお任せしていた存在が、エナジーバンパイア傾向のひとつにどうも当てはまっていて。味方か敵か見え方がいったりきたりして判断しかねていた部分に確信がもてた。

パーソナリティも性格も典型っていうものがあるわけで、私が今まで目を通してきた心理学の本ではみたことがなかったので

これ読んでよかった。

著者も書いてますが、エナジーバンパイアと呼ばれる人は、自信のある人をターゲットにすることはできない。

だから、いわゆる自信、、、自己効力感とか、自己肯定感とか自尊心とか徹底的に底上げしてみてください。

「エナジーバンパイア」とレッテルを貼られる側の方も、それはそれで迷惑だと思うし。自信のある人の前では別にフツウの善良な人で居るのかもしれないから。

自信、自己効力感、自己肯定感、自尊心、心理学的にはどれも違うしアプローチもそれぞれなので、できることは沢山あるよ

エナジーについて。本ではわからない

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エネルギーという言葉はとても便利。目に見えない力や作用をいうと思うけど。スピリチュアル的には気とかプラーナというんでしょうか。

キリスト教系ならばイエスキリストがヒーラーだったということで、西洋では今でもヒーリングにはあまり抵抗感がないのだそうです。

気やプラーナにしても、存在はしていなくても(証明されていなくても)実在はしているわけで。

でなかったら気功もヨーガも何千年も続いてないから。

この本に、瞑想テクニックやスピリチュアルのアドバイスが多かった。読んだだけでなかなか続くものではない気もした。

気やヒーリングはいわゆる直接伝授してもらうことで「わかる」もしくは実用として「使えるようになる」ものかと思う。マントラもそう。

著者は道教の先生にも教わっているとの事。

ちょっとした怪奇現象に私が悩まされたとき、道教系の方に解決お世話になったことがありました。

その人が一体どんな方法を使って何をしたか?

言葉ではなく、体感としてなんとなく「こんなかな?」と理解したあと、道教系の実用本、気功の本がなぜか「わかる」し「効果がでる」と実感しました。

親近感ももてるようになった。特別なことではなくて、日本社会で育つ過程で文化として体に染み込んでいたんじゃないか、という実感です。


偶然だとは思うけど、エンパス対策に道教は関連あるのかな(ご参考までに)。

エンパスは特別でもないし選ばれた存在でもないから大丈夫

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本の中に、「エンパスは選ばれた存在」という記載があって、ここだけは違和感が残った。

選ばれるっていう発想、受け身。自分が主体になっていない。

そこは自由意志でしょ、、、。

仕事なら色んな価値を足していかないとそれはまずいけど、自分個人の価値は自己評価(満足・幸せ・楽しい・充実など)だけでいいと思いますよ。

人に決めてもらうものじゃないから。

選択肢は自分で意識的に広げながら、自分で選んでいくものだと思った方が幸せ。

私も、ただフツウ(「フツウ」の定義もむずかしい)に、平和に幸せに暮らしたいだけですよね。

だから、こんな世の中や世界になったらいいな。そこで一人の人間としてこんな貢献ができたらいいな、という最終ゴールは失わないようにしています。

アファメーションは自作がいいよ

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本の中でおすすめのアファメーションもたくさん紹介がありました。

アファメーションは借りてきて使うだけだと私はあんまりおすすめしたくない。

アファメーションは「結果的に」自分の中から自然に生まれたもの。それが「先にあるもの」ではない。起点はあくまで自分だから。

それが道具として使えるな、と誰かが気づいたんだけだと思います。

社会や国、世界規模の理想の世界のゴールで、理想的な自分の姿を描いて、臨場感を引っ張り出す。その体験から引き出されたのが独自のアファメーションです。

借りてきたアファメーションはやる気長続きしないし、逆効果になることもあるし、やらなくていい位だと私は思う。

自分でつくったものの方がいいですよ。

うまく使えるようになると、体調や呼吸、感情の調整に役立ちます。心理学のアンカリングという手法と関連が深いので調べてみて頂いてもいいと思います。

こちらの記事最後の項目③-2でアファメーションの作り方を少し書いております。

質問、コメント、フォローなどお待ちしています。

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