【雑記】院内でスタッフ向けの業務・臨床の相談窓口開設
今月から業務外の取り組みでリハ部内のよろず相談窓口(人員自分だけ)をやることに。
仕事は主に若手スタッフを対象に、相談内容に応じて『知識の補完』『アクションプランの提案』『実技練習』等の手段で一緒に問題解決を図っていこう!ってなイメージ。
長らくコロナの影響で外部だけでなくスタッフ間の伝達講習とかも積極的にはやってなかったから、まぁ許可が出て良かったなって。
んで、早速先日新人OTさんの要望で『マッサージ』の実技練習を実施した次第(ちゃんと相談希望者が居てよかったぁ~)。
自分へのフィードバックも兼ねて簡単に内容をメモ(実技中心だったんで文字じゃあ限界があるケド)。
確実に伝えたかったのは以下3点。
①セラピストが行う徒手介入(マッサージ)の役割は機能賦活や運動療法(作業課題)の前準備
一応説明としては、
・そもそも論として自分達の職種は公的な定義上で対象者の『リハビリ(全人的復権)』を生業としている立場
・病院に来る多くの人達にとって、機能改善や能力の再獲得(再構築)は対象者が再び『その人らしさ』を実感するための重要要素
・上記より、基本的には治療的な意義が曖昧な『マッサージ』は行うべきではない
みたいな流れ。あと介入前後で(少なくともセラピスト側は)対象者の必要動作に関連した身体機能面の即時効果(指標は筋出力とか柔軟性)を確認した方が良いって話も少し。
②効果的な徒手介入のポイントは施術部位と身体イメージ
初心者でも即時効果が出せるコツとして、
・骨部着部や筋腱移行部(緊張が抜けにくい場所)を優先的に刺激すること
・筋肉の走行が急カーブしたり、たくさんの筋腱移行部が密集してる場所は痛みや機能低下の原因部位(メジャー)になりやすいこと
・簡単な深層か表層かの区別(イメージ)を付けて触り分けすること
などを伝達。大体10分ぐらいの実技練習で相談者も被験者の実感(納得)を得れる程度の即時効果を出せるようになってたからまずまず成功。
③結局大切なのは能動的な反復練習による感覚と経験の積み上げ作業
今回の相談内容を今後に生かすための視点として、
・意識的な成功体験による楽しみと自信の蓄積がモチベーションを維持させてくれること
・ポイントを意識した取り組みを続けることで、初めて『具体的な疑問点』が浮かぶようになってくること
・整理された疑問の相談(問題解決)ができるとより加速度的に成長が速まること
などをフィードバック。教えた内容を実際に臨床で使ってみた結果、もっと知りたい点が出てきたら再度相談に来てもらうように伝えて今回は終了。
――てなわけで相談第一号さんへの対応はこんな感じ。
まぁ、今後相談者がいるかはわからんけど。少しでもリハ部や個人のプラスになればな、なんて。
後で考えをまとめたり反省しやすいように、相談対応をしたら今回みたいにその都度メモを残すようにしよっかな。
ではでは、今日はこの辺でドロン。
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