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Phum Viphurit 2024年のコラボ作品

2024年に入り、Phum Viphuritは1月と2月に立て続けにコラボレーション作品をリリースしています。 アルバムを昨年リリースしたばかりなので、今年はもしかしたら彼自身のリリースはないかもしれませんが、となるとコラボは増えるかもしれません。 今年これまでにリリースされたコラボ3作を紹介します。プムはコラボでも手を抜かず、コラボならではの楽しみ方を心得ているタイプなのですが、この3曲ともすばらしい内容です。 Summer Salt 「Coming Home Isn

    • Tamas Wells Live Archives

      4月に10年ぶりの来日ツアーを控えるTamas Wells。 公式YouTubeチャンネルにて、過去5度の来日ツアーからセレクトした音源を隔週で公開しています。ツアーが始まるまで続く予定です。 名演の数々を聞きながら、来日ツアーを待ちましょう。 ツアーまで2ヶ月を切っています。 Tamas Wells Japan Tour 2024チケット発売中! 4.20(土)代官山 晴れたら空に豆まいて (ゲスト: 寺尾紗穂 ) 4.21(日)渋谷 7th FLOOR (オープニン

      • miaou feat. Radical Face 「Lost Souls」を振り返る

        先日miaouの長谷川姉妹と会ったときに「Lost Souls」の話をしました。2011年にリリースされたmiaouとRadical Faceのコラボレーション曲です。とても懐かしくなったので、少し振り返ってみようと思います。年を取ると昔話が多くなりがちですが、どうかお付き合いください。 確か2011年のはじめ頃、miaouのマユミさんからRadical Faceことベン・クーパーにヴォーカルを依頼したいと連絡があり、その橋渡し役を務めました。同じ年にRadical Fac

        • Tamas Wells Japan Tour 2024 〜10年ぶりの来日〜

          先日、6年ぶりのアルバム『To Drink up the Sea』をリリースしたタマス・ウェルズ。なんと10年ぶりの来日ツアーが決定しました。え、10年も経ったの? キム・ビールズ(ギター)、クリス・ヘルム(ドラム)、ピーター・キャロレーン(キーボード)を加えた4人編成で、下記の通り東京2公演を行います。 Day 1 Tamas Wells performing "A Plea en Vendredi" ■日時: 2024年4月20日(土) 開場 18:00/ 開演 18

        Phum Viphurit 2024年のコラボ作品

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        記事

          「Asian Experimental 100 people」にインタビューされました

          「アジア音楽関係者100人に10年かけて会いに行く」という壮大な目標を掲げた野心的なメディア「Asian Experimental 100 people」が12/6に新たにスタートしました。 そして光栄なことにその2人目としてインタビューしていただきました。 Asian Experimental 100 people : #002 SHINSAKU OHSAKI https://asianexperimental.com/people/002-sin-ohsaki/ こ

          「Asian Experimental 100 people」にインタビューされました

          Tamas Wells 『To Drink up the Sea』ライナーノーツ

          アーティスト:Tamas Wells タイトル:To Drink up the Sea レーベル:Lirico 品番:LIIP-1555 発売日:2023年12月8日 作品詳細:https://www.inpartmaint.com/site/38617/ 「天使の歌声」が戻ってきた。タマス・ウェルズの7作目となるニュー・アルバム『To Drink up the Sea』は、ほぼ2年ごとにアルバムをリリースしてきた彼にとって、前作から6年という最長のスパンで届けられた。その

          Tamas Wells 『To Drink up the Sea』ライナーノーツ

          Tamas Wells 『The Plantation』ライナーノーツ

          アーティスト:Tamas Wells タイトル:The Plantation レーベル:Lirico 品番:LIIP-1530 発売日:2017年11月26日 作品詳細:https://www.inpartmaint.com/site/22249/ タマス・ウェルズが2ndアルバム『A Plea En Vendredi』で日本デビューを飾ってから11年もの時間が経った。はじめての来日ツアーから数えてもすでに10年だ。その後、1stアルバムの再発を含め、5作のアルバムすべてが

          Tamas Wells 『The Plantation』ライナーノーツ

          shin ohsaki archives (2005 - 2023)

          個人的なアーカイヴ。 ・リリース過去にレーベルディレクターを担当し、国内盤としてリリースした作品のアーカイヴです(他にも国内流通盤はたくさんありますが、数が多すぎるのでほぼ省略)。Spotifyにあるものはリンクを貼りました。 商品番号 / アーティスト / タイトル / レーベル / 発売日 HUIP-1025 / Josh Martinez / Midriff Music / hue / 2005/3/20 HUIP-1026 / soso / Tenth Str

          shin ohsaki archives (2005 - 2023)

          Numcha Live in Tokyo 2023ライヴレポート

          バンコクのシンガー・ソングライターNumcha(ナムチャ)にとって初めての来日ツアー。ある意味、奇跡的なライヴだった。 当日の朝、ツアーマネージャーからの着信で起こされた。ナムチャの具合が悪い。喉の調子がおかしくて声が出ない。薬を手に入れたいが医師の処方箋が必要なのか?どうしたらいいのか?というような内容。 前日はラジオのインタビューを2件こなしたが、そのときはとても元気だったので青天の霹靂だった。ホテルの近くのドラッグストアに行ってもらい、電話で代わりに薬剤師に症状を説

          Numcha Live in Tokyo 2023ライヴレポート

          Phum Viphurit 『The Greng Jai Piece』ライナーノーツ

          アーティスト:Phum Viphurit タイトル:The Greng Jai Piece レーベル:Lirico / Inpartmaint 品番:LIIP-1553 発売日:2023年3月31日 作品詳細:http://www.inpartmaint.com/site/36813/ 2018年3月にリリースされたシングル「Lover Boy」のヒットがタイ人シンガー・ソングライター、プム・ヴィプリットにとってターニングポイントだったことは疑いようがない。1stアルバム『

          Phum Viphurit 『The Greng Jai Piece』ライナーノーツ

          Efterklang 『Windflowers』ライナーノーツ

          アーティスト:Efterklang タイトル:Windflowers レーベル:p*dis 品番:PDIP-6595 発売日:2021年10月8日 作品詳細:http://www.inpartmaint.com/site/32295/ 過去最大のヒット作となった4thアルバム『Piramida』を経て、2014年2月28日にエフタークラングは彼らの故郷であるデンマークのアルス島セナボーで大規模なライヴを行った。「THE LAST CONCERT」というタイトルとステートメン

          Efterklang 『Windflowers』ライナーノーツ

          Radical Face 『The Family Tree: The Leaves』ライナーノーツ

          アーティスト:Radical Face タイトル:The Family Tree: The Leaves レーベル:Lirico / Nettwerk 品番:AMIP-0074 発売日:2016年3月25日 作品詳細:http://www.inpartmaint.com/site/15540/ ラディカル・フェイスことベン・クーパーが8年もの時間を費やして取り組んできた「The Family Tree」三部作がついに完成した。1stアルバム『Ghost』製作時から構想を練り

          Radical Face 『The Family Tree: The Leaves』ライナーノーツ

          Phum Viphurit at AREA DIP 2022 in MIDNIGHT SONIC

          「Phum Viphurit at Summer Sonic 2019」というレポートを書いたとき、正直、その次の年(2020年)のサマソニで彼がまた演奏している姿を想像していた。ご存じのとおり、2020年にサマソニは開催されなかったし、長らく海外アーティストのライヴ産業は苦境に追い込まれ、ようやく希望が見えはじめたものの、多くの海外アーティストにとって状況はさほど変わっていない。 Phum Viphuritのようなツアーを重ねて成長してきたアーティストにとっては「失われた

          Phum Viphurit at AREA DIP 2022 in MIDNIGHT SONIC

          Tamas Wellsと歩んだ15年

          リリースから15年、オーストラリア人シンガー・ソングライターTamas Wells(タマス・ウェルズ)の2ndアルバム『A Plea en Vendredi』が初めてレコードとして再発される。 Liricoというレーベルが生まれる契機となった作品であり、ぼくの人生においてもっとも大切な作品のひとつ。Liricoが生まれたのは正確には2007年のことだが、この作品が実質的にレーベルのはじまりであり、このレーベルが15年も続けられたのは、タマス・ウェルズの音楽に救われた2006

          Tamas Wellsと歩んだ15年

          Phum Viphurit at Summer Sonic 2019

          2018年の3月にプム・ヴィプリットのアルバム『Manchild』の国内盤をリリースする際に、フジロックかサマーソニックに彼を出演させることは密かな目標だった。正直、2018年にその目標がかなう想像もあったものの、さすがにそれは高望みだったが、翌2019年8月、プム・ヴィプリットがサマーソニック出演を果たしたことで、ぼくの最初の目標は達成された。 飛躍の1年を送ったあとの2019年は彼にとって勝負の年であり、いまのところ順調な月日を送っていると言えるだろう。シングル「Hel

          Phum Viphurit at Summer Sonic 2019

          Peter Broderick 4/23来日公演を予想してみた

          きたる4/23にビルボードライヴ東京にて一夜限りの来日公演(2セット制)を行うピーター・ブロデリック。来日は2016年にLiricoが企画したツアー以来、3度目となる(エフタークラングのツアーサポートを含めると4度目)。今回もソロでライヴを行うとのことで、彼の最新のライヴセットをイメージしながら期待を高めたい。 ピーター・ブロデリックの音楽性はとても多岐に渡っており、かつ非常に多作なため、彼を追いかけるひとはなかなか大変だろう。「捉えどころのない音楽家」という評価がある

          Peter Broderick 4/23来日公演を予想してみた