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古くて新しいマーケティング手法


人間は不思議なもので、いつでも手に入れることができると
購入意欲は高まりません。
いつでも、買えるという心理が働くからです。

ところが、数に限りがあるとか、売り切れ続発なんて言われると
途端に購入意欲が高まります。

先日、新型コロナウイルスのワクチン接種の予約をしようとしたところ、
ワクチン不足で予約ができませんでした。
また、再開の予定も目処が立っていないとのこと。

接種できないと言われると益々接種したくなります。
本当に不思議です。

注目すべきは、

商品の良し悪しや中身とはまったく関係ないところで、
購入意欲は刺激される

ということです。

たとえば、緊急事態宣言で明日から飲食店の時短営業とアルコールの提供が
禁止になると聞けば、急にお店に行ってお酒を飲みたくなります。
しばらく、お店でお酒を飲めなくなるので、何としてもお店で飲んでおこうという心理が働くのです。

理屈はものすごくシンプルです。
このようなマーケティング手法は古来から超定番として使われていますが、
時代を超えて普遍的に有効
です。

観光地のお土産などは最たるものです。
この場所でしか買えないというのは最高のマーケティングです。
また、アーティストのライブで販売されているグッズもそうです。
この販売手法の凄いところは、ライブを見て興奮している心理状態に加え、
ここでしか買えないグッズがところ狭しと販売されています。
ダブル効果で、グッズが多少高くてもまったく気にはなりません。

このように、希少価値のある商品やサービスは一気にウォンツを
高めることが可能です。
そして、当然のことながら、希少性の高い商品やサービスは価格も高い
ということになります。

中小企業が狙うべき市場は、希少性の高い商品やサービスを
投入することです。
大企業は希少性の高い商品やサービスをリリースするよりも、
大量に販売できる商品やサービスをリリースしなくては
売上がついてきません。
ですから、人寄せパンダ的な意味で希少価値の高い商品をリリース
することはあっても、それ以上でもそれ以下でもありません。

●地域限定 ●期間限定 ●時間限定 ●数量限定 ●顧客限定

今さらとは言わず、ぜひ、使ってください!


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