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汚い、マズい、愛想が悪くても繁盛する?!

商品やサービスには強烈なウリが必要です。
ウリさえあれば売れると考えている経営者がほとんどだと思います。
ただし、そのウリが顧客に伝わることが前提です。
そこで今日「強烈なウリを作る方法」をお伝えします。

この方法は、

「TPC商品開発法」

というカッコイイ名前がついています。
恐らく、99%の人が初めて聞く言葉だと思います。
というのも、当社が考えた造語だからです。


TPC商品開発法は、

ターゲット(Target)
プロダクト(Product)
チャネル(Channel)

の頭文字をとったものです。
そして、この3つがイコールで結ばれた時、最大の訴求力を発揮して、強烈なウリになります。
結果、爆発的に売れる可能性が高くなるということです。
まさに黄金トライアングルなんです。


極論を言いますね。TPC商品開発法を使うと、たとえば・・・

汚くても、不味くても、愛想が悪くても、
立地が最悪でも、大繁盛する飲食店ができます

実際にあります!
飲食店でなくてもどの業種でもOKです。
ほとんどの人は、汚い店には行くたくないし、不味い店にも行きたくないし、愛想の悪い店には行きたくないと思うでしょう。
ところが、正統派の理屈が通用しないのがビジネスのおもしろいところです。
汚くてもいい!
不味くてもいい!
無愛想で結構!
立地なんてどうでもいい!

お客様がこれでいいと言えばOKです


ある焼肉屋さんの話です。
ここは創業ウン十年大繁盛店です!
地元では昔から有名です。
なんと、無煙ロースターがない焼肉店です。
ですから、

店内は煙でモクモク・・・


服は焼肉臭くなり、頭髪も焼肉臭くなり、眼鏡も油っぽくなります。
スーツやネクタイ姿で行ったら完全にアウトです。
テーブルも脂で少しヌルヌル、店内も汚いです。
換気扇はありますがほとんど効果なし。

価格は安いですが、味は並の下。
ブランド牛などありません。
もちろん、接客もありません。
だけど、繁盛しています!
※これはコロナ禍以前の話です。


では、どのようなお客様が来店してるのでしょうか?
ブルーカラー系の人が中心です。

作業服のまま来店して、
焼肉をたらふく食べてビールをガブガブ飲みます

一人で来店する人もいます。
日曜の夜は、野球のユニフォーム姿のオッサンもいます。
つまり、スポーツの帰りです。
この店には、スーツ姿の人、ファッショナブルな人、若い女性は間違ってもいません。

ここに、ビジネスの大きなヒントがあります。

作業服姿の人が入りやすい店

なのです。
逆に言えば、作業服姿以外の人を排除する店です。
だから、煙モクモクでも、テーブルヌルヌルでも、味がそこそこでもOKなのです。
この店にブランド牛を求めている人はいません。

もしこの店がリニューアルしてキレイになったら、作業服姿の人が入りにくくなってしまいます。

そんなことで宣伝などしなくても、

会社の先輩から連れられて来た、
友達から誘われて来たなど、
クチコミだけで十分集客できる

のです。
夏は入口の引戸をわずかに開けているので、そこから凄い勢いで店内の煙が出ていきます。
これだけでも臭いとビジュアルの凄い宣伝効果です。


実は、こんなことがよく起こっています。

イタリア人に・・・(ターゲット)
納豆を・・・・・・(プロダクト)
中国語で・・・・・(チャネル)

売っている。
ターゲットとプロダクトとチャネルが一致していないので、絶対に売れません!


TPC商品開発法で説明できる最高の事例は何と言っても

「綾小路きみまろ」

です。
きみまろが中高年向け漫談で注目されたのが2000年前後だったと思います。
それまでは、何をやってもまったく売れない芸人でした。
その後、きみまろが成功したのは中高向け漫談というコンテンツを考え出したことです

ここでのポイントは、

ターゲットを中高年向けに絞った

ことです。
特に団塊の世代です。

そして、きみまろが向った先は、

高速道路のサーヒスエリア

です。
サービスエリアは、バスツアーのバスがトイレ休憩などで利用します。
そこできみまろは、バスガイドに自身の漫談を録音したカセットテープを渡して、車内で流してくれと頼んだのです。
バスガイドも話しっぱなしでは疲れるので、きみまろのカセットテープを
流したところ、あまりのおもしろさで車内は大爆笑になったそうです!

なぜ、きみまろが高速道路のサービスエリアで休憩しているバスツアーのバスを狙ったのかといえば、バスツアーの参加者は

圧倒的に中高年が多かった

からです!
このような地道な宣伝活動を継続したことできみまろブームが到来しました。

また、CD全盛期の時代にあっても、

漫談をカセットテープで通販

していました。
理由は、中高年はCDよりもカセットテープに慣れてるからです。
商品の提供方法もターゲットである中高年に最適化したのです。
いまだにカセットテープ版、VHS版を販売しています。
とにかく徹底しています。


話を整理すると、

ターゲット・・・中高年
プロダクト・・・漫談
チャネル・・・・バスツアー中のバスガイドと乗客

こんな感じになります。


TPC商品開発法の視点で様々な商品や事業を分析すると、イタリア人に、納豆を、中国語で売っているようなケースがよくあります。
残念ながら、これでは売れません・・・


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