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感動の正体とは?

先日、山形県に出張しました。
今回の出張で、もう二度と体験できないようなことがありました。
それは先週に遡ります。

当社はあるA社と業務提携しています。
そこにはKさんという女性営業パーソンがいます。
彼女は法人の新規開拓を日々行っています。

先週、Kさんとオンラインで打ち合わせをやっていると、
山形県酒田市のある会社の社長とアポが取れたので、
6月28日に訪問することになったとのことでした。

酒田市といえば、私にはずっとお会いしたい社長がいました。
それはA社長です。

A社長が経営する会社の新聞記事をオンラインで共有しました。
数年前になりますが、お世話になったある社長のお別れの会で
Aさんとお会いしたっきりでした・・・

そうしたところ、奇跡が起きたのです。
実はKさんが訪問する会社の社長は

私がずっとお会いしたかったA社長だった

のです!
こんなことって最初で最後かもしれません。


A社長には、Kさんと一緒に私も訪問することは
伏せておきました。
もちろん超サプライズ!感動の再会でした。

約2時間、お話をさせていただき、お昼は会社の前にある
食堂「あづま」へ。
超大盛りのニラレバ炒め定食をごちそうになりました!
A社長、ありがとうございました!


ということで、A社長と感動の再会だったわけですが、
感動の正体ってこれですね。

恐らく、A社長に事前に事情を説明していたら、
当日のサプライズはかなり低くなります。
その結果、感動は薄れます。

随分昔のことになりますが、
感動に関するマーケティング事例を読んだことがあります。


あるレストランのランチで、
プチケーキを無料でプレゼントする企画を実施しました。
店側としては、顧客に喜んでいただけると思い、
ガンガン告知しました。

ですが、残念ながら、

クレームが多かった

のです。
「なぜ????」と思ったあなた、大丈夫ですか。

クレーム内容は、

「こんなに小さなケーキなの」
「もっと違うケーキはないの」

などです。
無料なのに随分ですよね。
このレストランもただでは転びません。


今度は、ランチでプチケーキを無料プレゼントすることを
告知をせずに実施しました。

顧客がランチを食べ終わると、

「シェフからのプレゼントです」

とプチケーキを出しました。
そうしたところ、顧客はサプライズに大喜びです!


この事例からもわかるように、
ランチを食べるとプチケーキがもらえるという
ニーズやウォンツが事前に発生していると感動が低くなることが
わかります。

むしろ、期待度が高くなりクレームになることもある
ということです。

ところが、ランチを食べるとプチケーキがもらえる
という告知をしないと、

事前にニーズもウォンツも発生していませんし、
突然なので感動する

のです。
これが感動の正体です。

これからオリンピックが始まりますが、
スポーツも筋書きのないドラマだから感動するのです!


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