マガジンのカバー画像

zephyrの詩

31
運営しているクリエイター

#記憶

崇高なる美しさよ

崇高なる美しさよ

セピアの記憶と重なり

懐かしさをおもい

暮れていく空を眺めていた あの時間

浮世絵のように趣のある 山々達

色は薄れど

遠ざかるほど輝く金色の造形

崇高なる大地の美しさは

頭を空っぽにさせて

心だけを 満たしてしまって

それらを前にして

何もできることはなかった

tada yo i shira se te

tada yo i shira se te

心からの救いを、願いを、

許しを乞うことができる私は

恵まれている

どこを探しても

見つけることはできないだろう

私のオアシス

近い存在は

つまり最も遠い存在であって

すべてのはじまりとおわりを

漂わせる

どこまでも 澄んだ空は

静そのもの

貴方は私のオアシス

記憶

記憶

石は 記憶 

地球の 記憶

どんな光に 溶けて

どんな風に 吹かれて

どんな空を 見守ってきたの

ながい ながい 年月

誰にも 何にも 知られず

貴方の物語を 生きてきたのでしょう

在るがままの 自然に

変わらず在る 地球の姿に

流れるように

けれども 呼応 するように

ただ そこに 居続けた

私はそれを とても 愛おしい と感じます

石は 記憶

地球の 記憶

私は

もっとみる