Daisuke Nakamura /海外起業家

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Daisuke Nakamura /海外起業家

Like us co., LTD 代表取締役 / PT LIKE US BALI CEO / PT MIMPI BIRU BALI CEO/ 海外起業家 / 10歳ふたご娘のパパ/ 海外・リゾートウェディング /家族・仕事・生き方、その全てを自分らしく。

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  • 日々僕想う

    「自分らしく生きる勇気」を人生のメインテーマに、ビジネスもプライベートも自由に、楽しく生きている僕の日々思うことを綴る日記。

  • 久留米青春ラプソディ

    僕のアホで、くだらくて、それでいて愛おしい青春期のお話。

最近の記事

久留米青春ラプソディ vol.14

あっという間に3月も終わろうとしている。 世の中は卒業シーズンでそんな話題をメディアなどで目にする機会が増えてくる。 僕はこのシーズンになると必ず思い出す出来事がある。 今日はそんな僕の思い出話を少々させてもらおうと思う。 あれは、僕が中学3年生のころ。 卒業式前日の出来事。 あの頃の僕らはというと、常識の範囲でわき道に逸れ、常識の範囲で反抗期を謳歌した。 いつものように悪友たちと渡り廊下を渡っている時、背後から僕の名を呼ぶ声がした。 「中村せんぱ〜い!」 振り

    • 言葉と約束。

      前を向く。 歩みを止めない。 言葉で言うのは簡単だ。 ただ、実行するには相当の覚悟が伴う。 その覚悟がないのであれば、そういう類の言葉は発するべきではない。 なぜなら、その言葉を耳にした仲間や友人や家族は、その言葉を信じ、少しでも力になりたいと思ってくれているから。 言葉に出した時点で生まれた責任と期待は、その歩みを止めた時、または簡単に諦めた時、裏切りに近い不義理をすることになる。 うまくいかなくてもいい。 時間がかかってもいい。 かっこ悪くてもいい。 ただ

      • 聞くべき声。

        「歳をとると、何かをひとつひとつ諦めなきゃならない。」 そのくたびれたスーツのおじさんは言った。 「それが大人になるってもんよ。」 おじさんはグラスの焼酎の飲み干し、遠くを眺めた。 ある時の進路相談。 「芸術学部なんて行っても、その先就職なんてできないんだから、考えを改めなさい。」 時代遅れの肩パッドが入った薄ピンクのスーツを着た担任の先生は眉をひそめて言った。 独立、起業したばかりの時。 「今さらバリ島のウェディングなんてやめた方がいい。大手がもう何社も進出

        • 決めること。動くこと。

          先日のお話。 地元、福岡で講演会をした。 1日目は久留米での起業を目指す学生コミュニティで、そして2日目は母校の九州産業大学にて。 何も知らない人は、僕が講演会をしたことを「すごいねー!」なんて言ってくれるけど、これには実は裏話がある。 「講演会って呼ばれるもの」という人の思い込みがあるから「すごい」とか「頑張ってる」なんて言ってもらえるんだと思う。 しかし、僕の場合、実際は「呼ばれた。」のではなくて「そういうのあったら呼んで!」と僕の方から頼みこんでいたのだ。

        久留米青春ラプソディ vol.14

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        • 日々僕想う
          25本
        • 久留米青春ラプソディ
          13本

        記事

          僕たちのSTAND BY ME

          僕は、いわゆる影響を受けやすいタイプだ。 こと映画やドラマにとにかく憧れ、影響を受ける。 さらに、たちが悪いのは憧れを行動に移してしまうところ。 僕が、最初に強烈に憧れたのは映画「STAND BY ME」。 調べてみると、1986年に公開された映画らしく、主演は伝説の俳優、リバーフェニックス。 舞台は古き良き時代のアメリカ。とある片田舎の少年4人が、町外れに行方不明になった少年の死体があるという噂を耳にし、その死体を探しに行くという青春ムービー。 この映画との出会

          久留米青春ラプソディ vol.12

          青春時代の男の子。 この実態を皆さま、ご存知だろうか? あまりにもアホで、あまりにも単純で、あまりにも素直。 地球上で最も愛おしい存在と言っても過言ではない。 これは僕が中学3年生のころのお話。 ある時、当時日本中の少年のバイブルとなっていた「HOT DOG」という雑誌を立ち読みしていた時、僕を釘付けにする特集記事を発見した。 「童貞を捨てたいなら、左手でブラジャーを外せ!」 僕はそのタイトルに惹かれ、食い入るようにページをめくった。 なにやらその記事には、童

          久留米青春ラプソディ vol.12

          夢があってもいいじゃない。

          僕には夢がある。 それもたくさん。 40歳にもなって「夢がある」なんていうと、少し子どもじみているように聞こえるかもしれない。 そういえば、あまり周りの友人や知人から「夢がある」というセリフを耳にしない。 それは、夢がないのか、それとも言わないだけなのか僕にはわからないが、どちらにしろ、人はいつしか大人になると「夢がある」なんて気安く人前で言わなくなるようだ。 ただ、僕は誰かが自分の夢の話をして、それを馬鹿にしたり、否定したりするような人とは友達にはなりたくない。そ

          夢があってもいいじゃない。

          眠れない夜に。

          たまには、お仕事のことを。 僕の仕事は海外・リゾートウェディングのプロデュース業。 主には日本(東京)とインドネシア(バリ島)の2拠点で、大切な結婚式の会場選びからドレス&タキシード、写真やムービーなどなどバリ島の結婚式に間することは何でもお手配しますよ、って会社をやってる。 業績は、立ち上げ2年くらいは、度重なる資金ショート地獄を経験したけど、3期目からはどうにかこうにか黒字化し、ここ3年は経常利益も10%くらい出てて、特に調子良かったかな。 愉快な仲間たちもいつの

          大好きなじいちゃん。(後編)

          <<前回の続き>> ある夜、夕飯を食べ終わり、みんなでテレビを見ていた時のこと。 居間のテレビの前には小さな木製の古びたテーブルがあり、そのテーブルを囲むようにみんなで座った。 その日は日曜日で珍しく家族みんなが揃った。 そんなどこにでもある一家団らんがうちでは珍しく、僕にはとても嬉しかった。 しかし、その時。 テーブルの上に置いた僕の手に突然、激痛が走った。 激痛というのか、いわゆる猛烈な熱さ。 あまりの痛さに泣き叫ぶ僕。突然の僕の行動に慌てふためく母とばあ

          大好きなじいちゃん。(後編)

          大好きなじいちゃん。(前編)

          「人は2度死ぬ」 この言葉を聞いたことがあるだろうか。 僕はどこでこの言葉を聞いたのか、思い出すことさえできないが、この言葉を聞いた時の納得感は今も覚えている。 1度目の死は、肉体的に死んだ時。 2度目の死は、人々の記憶から忘れられた時。 この世の誰も、その故人を思い出すことがなくなった時、2度目の死が訪れる。 そういう概念だそうだ。 僕のじいちゃんが亡くなって、もう33年という長い年月が経つ。 ただ、僕は今でもよくじいちゃんのことを思い出す。 今日はそんなじ

          大好きなじいちゃん。(前編)

          久留米青春ラプソディ vol.11

          <<vol.10の続き>> Y尾を待つ間、僕らは歩いてD君を探しつづけた。 商店街の脇の路地裏や暗がりの駐車場など、思いつく場所を片っ端から探した。 しかし、D君は見つからない。 さらに言えば、もうほとんど商店街周辺には人さえ歩いていない。 祭りの後の微かな余韻だけ残して、もう街は眠りにつこうかとしていた。 その静寂を切り裂くように、T君の電話が鳴った。 僕らは急いで駐車場に戻った。 すると、グリーンのバカでかいランドローバーが駐車場に入ってきたのが見えた。

          久留米青春ラプソディ vol.11

          久留米青春ラプソディ vol.10

          <<vol.9の続き>> タンクトップ君の右の拳が僕の顔面をとらえる。恐らく右眼あたりだろう。 その強い衝撃とともに、背後のレンガの壁で後頭部を強打。 多分一瞬なのだが、TVの砂嵐のように視界が壊れる。 でも、不思議なことに痛みは感じない。頭は驚くほど冷静だ。 倒れてはいけない、絶対に。 僕はそれだけを考えていた。 相手がこういう集団の時、倒れてしまったら「顔面キック」という恐ろしいパターンがあるからだ。 あれを喰らったら最後、歯は折れるし、意識はぶっとぶ。

          久留米青春ラプソディ vol.10

          久留米青春ラプソディ vol.9

          夏が終わる。 1年で1番大好きな季節。 もうそりゃ、ダントツで。 夏の何が好きって、そりゃ全部が好き。 家から出た時のモアッとした空気も、突然の雨の匂いも、セミの泣き声も、見上げるほどの入道雲も。 そんな夏の終わりに思い出す出来事がある。 それは、18歳の夏のお話。 夏のある日。 僕は高校の友達、T君とD君とお隣の県、佐賀で開催される夏祭りに出かけた。 僕には2パターンの友達がいて、1つは高校の友達。進学校なだけあって、いわゆる普通の高校生。 煙草くらいは吸う

          久留米青春ラプソディ vol.9

          I am a father.

          子どもが生まれて10年。 ようやくわかってきたことがある。 それは、父親という存在にとって「子どもと過ごす時間」こそ、何よりも大切で尊い時間だということ。 父親は自分で出産を経験しない。 だからこそ、子どもと過ごす時間の中で少しずつ父親になる。 僕は20代、そんじょそこらのやつには負けないくらい仕事をした。 週に何度も徹夜し、先輩経営者と朝まで酒を飲んだ。 先輩経営者には家族がいる方も多かったが、当時の風潮はやっぱり「男は仕事してなんぼ」の世界だった。 そして

          亡き夫と洗濯バサミ。

          今日は僕の永遠の謎をテーマに。 僕の永遠の謎。 それは、女性たちの会話。 それはそれはもう、僕がどんなに頭をフル回転で話を聞いても、その文脈や話のつながり、展開が全くわからん。 僕は幸い、女家系で育ち、女友達も多い。そんな僕でさえ、理解できないのだから、一般男子はなおさらだろう。 前にこんな事があった。 僕がカフェで仕事をしている時の話。 窓際のカウンター席に座っていると、程なく2人のおばちゃんが僕の背後の2人掛けの席に座った。 何となく会話が聞こえてくる距離やけ

          亡き夫と洗濯バサミ。

          怒りのツボ。

          なーんでそれでそんなにカリカリするかね〜と思うことがちょこちょこある。 人それぞれ感覚は違うけん、何とも言えんのやけど。 例えば、若いころみんなでドライブしよって、後ろの席で爆睡しとったら、怒るやつ。 あれ、全然意味わからんっちゃん。 別に自分が運転しよって同乗者が寝とってもなーんも思わんもん。 人それぞれやね。 あと、逆もあって、僕はテレビに出てるタレントさんがタレントさん以外のことを「一般人」「一般の人」とか言うのに、毎回イラっとする。 いやいや、自分らは特