眠れない夜に。
たまには、お仕事のことを。
僕の仕事は海外・リゾートウェディングのプロデュース業。
主には日本(東京)とインドネシア(バリ島)の2拠点で、大切な結婚式の会場選びからドレス&タキシード、写真やムービーなどなどバリ島の結婚式に間することは何でもお手配しますよ、って会社をやってる。
業績は、立ち上げ2年くらいは、度重なる資金ショート地獄を経験したけど、3期目からはどうにかこうにか黒字化し、ここ3年は経常利益も10%くらい出てて、特に調子良かったかな。
愉快な仲間たちもいつの間にか30名くらいになり、バリ島のウェディングでは、大手さんをぶち抜いて、トップシェアと言われる会社に成長した。
んでもって、コロナが襲ってきたわけ。
ある日を境に突然、売上がゼロになる。
そりゃそうだ、日本からも出れない、インドネシアに入れない。
当然、それまでに入っていた数百件の予約もキャンセルか良くても延期。
こんな経験ってある?笑
さて、そんな一般的には絶望的な状況で僕がどう考えるかと言うと、「あれ?もしかしてチャンスなんじゃない?」って考えたわけ。
なぜなら。
まず、最初に厄介な競合、コンペティターがバリ島から撤退するだろうなって思った。
事実、大手3社があっさり撤退。超人気会場だった「CONRAD BALI」の契約がうちに回ってきた。これ、超ラッキー。
んで、次に超ヒマになるもんだから、今までやりたかったけど、スタッフさんたちも忙しくて着手できなかった新しいことにチャレンジする時間ができた。
そして、東京でのフォトウェディングやフォトスタジオをオープンした。
サロンをごっそり改装し、ドレスやタキシードをバリ島から輸送し、ウェブサイトを作る。これを2ヶ月でやり遂げた。
バリ支店は冷凍食品作って売ってみたり、清掃サービス始めたり、今ではインドネシア料理の屋台をやってる。
なんとまぁ、この屋台がなかなか人気でプチブレイク中。
大手が撤退やリストラのネガティブなことに使う時間を僕らはやってみたい新事業に時間を費やす。
何ともうちの会社らしいポジティブ戦略。
こういう真逆なことする感じ、けっこう好き。
さらに、なかなかコロナも終息しそうにないので、この際、沖縄の石垣島や宮古島でフォトウェディングサービスを始めようかってスタッフのみんなやパートナーさんと盛り上がってる。
これで僕はまた、南の島にいつでも行けるようになる。
最高やん。
さらにさらに、まだ頭の中の話やけど、日本の結婚式を全て無料にして、誰でもそのおふたりらしい結婚式が実現できる新しい仕組み、サービスを作ってみようかなと考えてる。
そんな誰もみたこともない世界を創れたら、最高やん。
あとは、なんと言っても僕は43歳以降、小説家になろうと思っているので、こんなコロナ危機はいつか書くであろう小説の最大のヤマ場として最高のネタになる。
あとは、そうだな。
自粛でどうせ人に合わないから、前からやってみたかった金髪にしてみたり、サーフィンを再開したり、暇つぶしにダイエットしてみたら8キロ痩せた。
そういえば、昨日僕が通っていた大学から、ベンチャービジネス論という、なんとも楽しそうな講演依頼もきた。
そう、よくよく考えたらむしろ、いい事だらけなんじゃないかとさえ思えてくる。
不思議よね。
僕は今、多分やけど。
コロナ前よりも、キラキラしているかもしれない。
目をつぶればワクワクする未来が広がってて、明日はいつも待ち遠しい。
愛おしい人は元気に笑い、太陽は世界を明るく照らす。
やまない雨はないなんて言うけど、雨の日があってもいいじゃない。
明けない夜はないなんて言うけど、夜には星が見えるじゃない。
僕が今ここにいる奇跡。
僕が今ここにいる軌跡。
さぁ、生きよう。
力の限り。自分らしく。
では、また。
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