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多様性の科学 画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織 マシュー・サイド著【読後感想】

個人事業の仕事を最適化する専門家
兼 カメラマンの京本薫です。

最近よく聞く「多様性」
便利良く、都合よく使っている場面も
多々見受けられるので
読んでみました。


本の内容

エリート集団 CIAが
9.11の犯人の情報を
事前にキャッチしていたにもかかわらず
防げなかったのは
CIAの多様性のなさからではないか?とか

エベレスト登山グループの
生死の明暗を分けたのは
グループ内の多様性に関係しているのでは?とか

今や当たり前の
キャスター付きのスーツケースが
最初にアイディアを持ち込んだ会社は
門前払いをされて
成功を逃したのは
多様性がなかったからではないか?とか

分かりやすい実例で
多様性がなかったことによる
失敗事例で解説しています。

また、そもそも
人類が高度な知能を持つようになったのは
個人個人の知能がレベルアップしたというより
多様な情報を共有したことによる
イノベーションからなされた、と。

だからこそ、多様性は
「自分に成功をもたらすカギ」なのだと…

読後感想

「多様性を認める」
本当に最近、よく聞く言葉でです。

実際はせいぜい
「多様性を知っている」程度のものでも
「多様性を認め合い」なんて使っていたりする。

では、どうしたら
多様性を認められるようになるのか?

人は同じような考え方の仲間に囲まれていると安心する。
ものの見方が同じなら意見も合う。
すると自分は正しい、頭がいいと感じていられる。
自分の意見を肯定されると、
脳内の快楽中枢が刺激されるという研究結果もある。
こうした「類は友を呼ぶ」傾向には、
いわば引力のような力があって、
その集団全体を問題空間の片隅に引きずり込んでしまう。

多様性の科学 画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織

井の中の蛙にならぬよう
居心地のいい場所にとどまるだけでなく
ちょっと、違う世界に足を延ばしてみる…
そんなことが大切なのかな…と思いました。

おすすめ度

多様性がなぜ必要なのか…
多様性を認めないと
どんな結果になるのか…

倫理的な問題からではなく
人類の発展として
知りたい方はぜひ!


京本の読書記録

過去に読んだ現代経済学系は
👉 「学力」の経済学を読んで
👉 自分のアタマで考えよう (ちきりん 著)

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