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【vol.9:平井幸奈さん 】子育てと仕事を両立するために利便性にこだわったワークスペース

こんにちは。各分野のプロフェッショナルの方々に取材を行い、おすすめのWFHの環境や、リモートワークにおけるオンとオフの切り替え方などを紹介していくLighten up your WFHです。
(※WFHとはワークフロムホームの略で、家から仕事を行うこと。 最近だと、リモートワークやテレワークが類語として浸透している)

ビジネス、建築、クリエイティブ、音楽など様々な分野のプロフェッショナルの方々に、それぞれのリモートワークの中での過ごし方や、照明環境の整え方、オン・オフの切り替えのコツなどを取材しました。

下記、10名の取材記事を順次ご紹介いたします。

小山和之/designing
木本梨絵/HARKEN inc.
もろんのん/フォトグラファー
別所隆弘/フォトグラファー・文学研究者
浅子佳英/建築家
安藤剛/THE GUILD
反田恭平/ピアニスト
池澤あやか/タレント・エンジニア
平井幸奈/ForuStyle Inc.
杉田陽平/画家              (敬称略)
▼Lighten up your WFH
https://note.com/lightcycle_morph/m/m239d4b66a3b6

第9回目となる今回は、株式会社フォルスタイルの代表取締役・平井幸奈さんのケースをご紹介。理想のワークスペースと照明の関係についてインタビューしました。

ー改めて平井さんの経歴や現在の活動状況についてお伺いできますか?

平井さん(以下、敬称略):「forucafe」というカフェを、都内に4店舗経営しています。現在、会社としては8年目で、グラノーラの製造販売やケータリング事業も展開中。「食を起点にライフスタイルを彩る」という理念のもと、20名ほどのチームで日々奮闘しています。

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ー昨年は大変だったとお聞きしました。

平井:パンデミックで大打撃を受け、初めての緊急事態宣言時は施設側の決定で4店舗中3店舗の営業ができず、「明日から仕事がない」という状況に…。ショックは大きかったけれど、従業員も守らなければいけない中で、新たなゴールを設定してシフトチェンジすることにかなり頭を使った1年でした。


ー同時に、妊娠、そして出産も経験されていますよね。

平井:去年の10月に出産しました。パンデミックと同時につわりも始まったんですが、それどころじゃなかったですね(笑)。今は少しずつこの状況にも慣れてきて、政府の方針変更があったときに臨機応変な対応ができるよう心がけています。失ったものも多いですが、その分精神的には鍛えられました。

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ー仕事のやりがいを教えてください。

平井:”日常にあるパワースポットとなるようなお店をつくりたい” という想いで運営しているので、お客様からの反応をいただけた時が1番嬉しいです。リモートワークやオンラインが当たり前になりつつなる中で時代とは逆行しているのかなと思う反面、リアルの大切さやありがたみも再確認していて、これからもお客様の日常に溶け込み、ほっと一息つきたくなる場所を提供し続けたいです。

ー現在は、どんな感じでお仕事をされているのでしょうか?

平井:緊急事態宣言中はリモートワークが多めでしたが、最近はオフラインで会うことも増えてきました。ただ、娘の保育園がお休みの土日に仕事をする際は、娘と一緒にリモートワークをすることが多いです。

大体、4〜5時くらいに娘に起こされて、タブレットPCで両親にリモート子守をしてもらいながらメールなどを返し、ミルクをあげたり、ちょっと遊んだりして寝かせた後、一気に集中して作業します。ご機嫌な時は静かにしていますが、機嫌が悪い時は散歩に行くことも。ごはんの準備をしたり、家事なども間に挟むので、スキマ時間をうまく利用して作業しています。


ーとても大変そうですが、リモートワーク環境下で課題に感じていることはありますか?

平井:場所によって左右されるタイプではないので、これといった課題はありません。ただ、娘がいるからこそメリハリをつけないと効率は落ちるので、バランスを取るのは難しいです。

ー作業効率を上げるための設備投資などがあれば知りたいです。

平井:書類関連の作業が多いので、コピー機を導入しました。また、子守りをしながらMTGをすることも多いのでワイアレスイヤホンも購入しました。肩こり防止のためにパソコンスタンドも!ほとんど家で仕事をすることがなかったので、設備投資はかなりしました。

ーワークスペースにおけるこだわりはいかがでしょう?

平井:もともとは一つの部屋を作業スペースにしようと考えていたんですが、子育てとの両立を考えたときにリビングで完結させられた方がいいと思い、今の作業場に落ち着きました。コピー機が収納されている棚に、子供のおむつも入っていますし、効率や使いやすさ重視のワークスペースです。

ー仕事モードのオン/オフの切り替えが大変そうです。

平井:私の場合は、作業スペースに置いたライトのスイッチを入れるときに自分のスイッチもオンにしています。ご提供いただいたDyson Lightcycle Morph™ライト(ダイソン ライトサイクル モルフ ライト)は、しっかり照らして仕事モードにしてくれたり、オレンジの優しい光で包んでくれたりするため、気持ちよく仕事ができるんです。作業用の照明=白色が多いイメージでしたが、気分に合わせて調色できる点が気に入っています。

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ーリビングにある点を生かして、仕事以外のシーンでもご利用されたりも?

平井:最近は、子どもに絵本を読み聞かせる際に使用しています。新生児期は寝室のベッドの隣に置いて使うなど、授乳中も大変お世話になりました。夜に泣き出してしまったときに部屋の明かりをつけてしまうと覚醒してしまって寝づらくなるんですが、Lightycle Morphはスポットライトのようにやわらかく照らしてくれるので、その後の寝付きもいいです。サイズ感は大きい方なので、存在感が出すぎるかなと思っていましたが、すんなり馴染んでくれて、インテリアとしても素敵だなと。

読み聞かせ風景

平井さんご提供

まだ試せていませんが、他にも子どもの耳かきをするときなど、細かい作業時に向いていそうだと感じています。また、仕事柄、商品や料理の物撮りを撮影することもあるのですが、パキッとした雰囲気の写真を撮りたいときのライティングとして使いたいとも考えています。

ー専用アプリも活用されていますか?

平井:はい。子育て用に「読み聞かせモード」として、色味や光量を自分でカスタマイズして登録しています。仕事するときに加え、リラックスするとき用にも作って使ったり。もちろん手動でも操作しやすいので、直接調整することも多いです。

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ー以前はどんな照明を使っていたのでしょう?

平井:機能面でのこだわりはあまりなく、小さくてアンティークなものを使っていました。でも、カフェを経営する中で「光」ってものすごく重要だなと気づいたんです。人の気持ちを左右するものであり、空間において大事な役割を果たすので、自宅でもその視点で光を取り入れたら、もっと生活が豊かになると思います。

ー仕事場と自宅が同じ中で、モチベーションを保つ秘訣があれば教えてください。

平井:性格的に仕事が生活の一部みたいなものなので、そもそも「さぁやろう」みたいに意気込むことがないんです。1日の始まりと同時に、仕事もスタートしている感覚なので、自然体でいることを大事にしています。

ーでは、ライフスタイルにおけるこだわりはありますか?

平井:月並みな言葉になりますが、「こだわりがないことがこだわり」です。仕事一辺倒になるのではなく、娘との時間を大切にしたい気持ちはもちろんありますが、「好きなことを好きなときに好きな人たちと」実現できている今に感謝して、これからもこの状況が継続できるように努力は続けていきたいです。

ーここまでお話を聞いてきた中で、かなり多忙な印象を受けましたが、ちなみに「オフ」の時間は存在するのでしょうか?

平井:お休みをもらったとしても、従業員や企業様から連絡が来たらすぐ返事はするし、完全に仕事をオフにすることはないです。でも、今の私にとっては、育児がオフと言えるかなと。これまでは散歩なんて全然する機会がなかったんですが、娘と散歩に行くことで今まで持てなかった視点がプラスされているのを感じられて楽しいですよ。

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ーなるほど。最後に自分にとって欠かせないものと聞かれたら、なんと答えますか?

平井:一つは家族、特に娘の存在です。蹴られて起こされることもあるし、歯磨きをしているだけで大笑いされたりするので、家の中で笑う機会が増えて人生に彩りができました。

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平井:仕事も欠かせないです。産後、仕事から離れる時期があって、子育ては楽しいけど社会と分断されている感覚もあったんです。喋る言葉も子供とだけだと「いないないばあ」とかしかないし(笑)。仕事でたくさんの人と関わること自体のありがたさも感じました。何事もバランスが大切ですね。

ー本日はありがとうございました。

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