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【vol.1:designing小山和之】自宅から10分の場所にある「仕事に特化した」ワークスペース


こんにちは。各分野のプロフェッショナルの方々に取材を行い、おすすめのWFHの環境や、リモートワークにおけるオンとオフの切り替え方などを紹介していくLighten up your WFHです。
(※WFHとはワークフロムホームの略で、家から仕事を行うこと。 最近だと、リモートワークやテレワークが類語として浸透している)

ビジネス、建築、クリエイティブ、音楽など様々な分野のプロフェッショナルの方々に、それぞれのリモートワークの中での過ごし方や、照明環境の整え方、オン・オフの切り替えのコツなどを取材しました。

下記、10名の取材記事を順次ご紹介いたします。

小山和之/designing
木本梨絵/HARKEN inc.
もろんのん/フォトグラファー
別所隆弘/フォトグラファー・文学研究者
浅子佳英/建築家
安藤剛/THE GUILD
反田恭平/ピアニスト
池澤あやか/タレント・エンジニア
平井幸奈/ForuStyle Inc.
杉田陽平/画家              (敬称略)
▼Lighten up your WFH
https://note.com/lightcycle_morph/m/m239d4b66a3b6

第1回目となる今回は、designing編集長・小山和之さんのケースをご紹介。理想のワークスペースと照明の関係についてインタビューしました。


ーまずはじめに、小山さんの経歴や現在の活動についてお伺いしたいです。

小山さん(以下、敬称略):新卒で建築設計事務所に入社し、そこで3年間勤務しました。その後、Web制作会社でオウンドメディア事業に編集者として携わりながら、プロジェクトマネジメントにも従事。現在は独立して編集ファーム『weaving inc.』を立ち上げ、デザイン領域を中心に活動をしています。

ー建築業界からWeb業界へ転職した理由はありますか?

小山:建築業界では、ひとつひとつのプロジェクトスパンが長く、作ったものに対し フィードバックの得られる回数が限定的だと感じていました。一方、スピード感が求められるWeb業界では、アウトプットの量と比例してより多くの関係者やユーザーからフィードバックが得られる。もちろん、今では建築には建築の良さがあると思いますが、当時は“ものづくり”に携わる人間としてより経験値を積みやすいのではと考えたからです。

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ー現在活動されているデザイン領域の課題として、どのようなものが挙げられますか?

小山:構造的なもの、個々の認識など様々な観点があります。例えば、事業成長に寄与するものを作れるデザイナーがいたとしても、企業がその価値を構造的に理解できておらず、適切なアサインや待遇を用意できていない。プレゼンスが低くなってしまっている。といった現状があります。

ただ、これは企業側や非デザイナーだけの問題ではなく、デザイン領域に従事している側も向き合わなければいけないと思っています。非デザイン職が理解しやすいようなコミュニケーションや価値の説明、発信などはわかりやすい例ですね 。

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素晴らしいモノを作っている人が、ちゃんと売れて適切な収入を得ることで幸せになる世界線。そのためにwebメディアの特性を活かして、自分の関わっているクライアントだけでなく、より多くの人に啓蒙していくことが僕の使命だと思っています。


ー小山さんは、いつからリモートワークを?

小山:前職時代からです。前職のデザイン会社が毎週金曜を全社でリモートワークを推奨する日と決めており、そういう意味ではいち早く取り入れていたと言えそうです。当時と比べると、リモートワーク関連のツールは圧倒的に種類も増えましたし、使いやすくなったと感じています。社会的にもリモートワークに対する理解が広まったのもあり、オンラインでのコミュニケーションに違和感は持つ人は、大分減ったのではないでしょうか。

ーリモートワーク環境下での、一日の過ごし方について教えてください。

小山: 自宅とは別に仕事用の部屋を借りて、基本的にはそこで仕事をしています。自宅から10分ほど歩くので、その移動が仕事モードとの切り替えスイッチにもなっています。 また、作業に必要な最低限のものしか置いていないので、食事やコーヒーブレイクなどのたびに必ず外出する必要があり、運動量も増えました。

朝起きてごはんを食べて仕事し、お昼はコンビニや飲食店までちょっとした出たり。その甲斐あってか、おやつに買い続けているコンビニアイスは制覇しつつあります(笑)。


ー自宅と作業場を分けるメリットはありますか?

小山:ひとつはメンタル的にモードを切り替えられること。もうひとつは、仕事に特化した環境を作りやすいこと。どうしても自宅の中にワークスペースがある環境だと、集中力が切れたときに他のことをしてしまったり、気が散りやすい感触があります。

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リモートワークをする上で大事にしているのは、自分の状態に敏感になること。そして、投資をけちらないこと。

同じルーティンの中で活動していると、どんどん微差に気づかなくなっていきます。メリハリがないことでダラダラ遅くまで仕事もできてしまうし、45%くらいのパフォーマンスしか出ていないのに稼働し続けてしまっていたりもする。常に、自分のパフォーマンスを客観視しつつ、低下する要因が環境などにある場合には、投資は怠らないようになりました。


ー設備面でこだわりについて教えてください

小山:オンラインMTGや取材用に、一眼カメラをWebカメラとしてセットしました。ネット環境も回線が早いものに変更したり、キーボードもいくつか試してたりしています。また強い光が苦手なので、光が調整できる機能がある照明器具を選ぶなどかなりこだわっています。

このオフィスは北向きで暗いため、照明は必須アイテム。ご提供いただいたDyson Lightcycle Morph™ライト(ダイソン ライトサイクル モルフ ライト)は、基本的には1日中つけています。

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インダイレクトライト(間接照明)をメインに、オンラインMTG時などは、反射光で背景を明るくしたいのでスポットライトを使用していますね。 3点の軸を回転させることで、自由に位置を決めることができて助かっています。

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―基本的に色温度を低め(暖色)に設定しているとのことですが、その理由について教えてもらえますか?

小山:日本では蛍光灯色を好む方が多いのですが、僕は目が痛くなるのであまり好きではなくて。暖色だと居心地がよくてリラックスして過ごせる気がします。なので基本的にはMorphも暖色で使用することが多いですね。ただカメラが趣味なので写真を編集・現像することが多々あるのですが、照明の色で写真の色も違って見えてしまうのでそのときは白色に変えています。

オフィスが暗いので昼間は白色にして、夕方頃から暖色に切り替えることが多いかもしれません。光量はもちろんですが、環境や作業内容によって自由に調色できる点が本当に嬉しいですね。

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―デザイン面についてはどう思いますか?

小山:シンプルでミニマル、かつシームレスなデザイン性もかなり気に入っています。磁石で支柱にくっつけることで間接照明としても使えるようにしたことは、普通の照明器具とは違って便利で面白いですよね。


ー直感的に使える利便性の高さがウリですが、そう感じることはある?

小山:とにかくインターフェースがわかりやすいです。色味や明るさを感覚的に微調整ができるので、シーンに合わせて利用でき、助かっています。手の届く範囲に操作ボタンがまとまっているのも便利ですね。

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1日中つけ続けられる照明ってあまりないので、自宅で使用していたときはこれ一台で十分だと感じたほど。さまざまなシーンに最適化できる点がおすすめです。


ーオフの時間はどのように息抜きされていますか?

小山:昨年末頃から植物を育てることにハマっているので、調べたり探したり、いじったりしながら毎日成長を見るのが日課です。少しずつ変わっていく様子が好きで。ガーデニングというより、モノとして(造形美、鉢との組み合わせ)の深さを楽しんでいます。毎日見ていても飽きないですね。

小山さん提供写真2

写真:小山さんご提供

あとはカメラです。街でスナップを撮るのが好きなんですが、カメラやレンズによって普段自分が見ている風景が変わるなと思ってて。カメラを通すことで、自宅からオフィスに歩くいつもの道でも発見があるんですよね。世の中の見え方が変わる感覚がとても好きです。


ーリモートワーク環境下における設備投資の大切さや、オンとオフを切り替える重要さがわかりました。本日はお時間をいただき、ありがとうございました。

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