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LIGHTBULBなマインドとは?

こんにちは、外林です🙌🏻
このnoteでは少し踏み込んだLIGHTBULBについての情報をお届けいたします!

今回はブランド名であるLIGHTBULBに込められた意味を紐解きながら、私達がこのブランドを通して実現したい未来についてお話ししたいと思います🙇🏻‍♂️

LIGHTBULBなマインドとは?

LIGHTBULB = 💡 電球

野口さんと私の出会いはまたの機会にするとして、これからブランドを始めるぞと意気込んだ私達の最初の共同作業がブランドの名付けでした。

私は正直あまりこの手のネーミングセンスは持ち合わせておらず『お任せします』の一点張りでした笑

シンプルでスッキリしている所がお気に入り

野口『LIGHTBULB(ライトバルブ)はどうでしょう?実は以前から自分のブランドとしてやっているのですが…』

外林『良いですね!どういう意味ですか?』

野口『電球💡です』

外林『ははぁ、電球ですか…なぜ電球?』

野口『ほら、閃いた時に…』

外林『あぁ〜なるほど💡』

古い方法が最新で最良?

『職人』と聞くと少し古風で伝統的な印象と裏を返すと少し古びた印象もあわせもちます。

ほとんど手仕事だからこそ出来ることもある

靴職人も例には漏れず、むしろ他の職人さんよりももっとアナログな業界かもしれないと私は思っています。

ただ、靴作りがなぜ進歩しないか(できないか)の大きな原因の一つに『足の多様性と既に確立された伝統技法』があるのではないかと個人的に考察しております。

私は10年近く靴関係の業界に携わっていますが、
靴は結局突き詰めると一人一人の個性や傾向に合わせるしかない、という結論に至りました。

靴の歴史はざっくりと、オーダーメイド→既成の量産品という流れなのですが、この流れの中で衣服に比べると靴が圧倒的に問題になるのはサイジングとフィッティングです。

ご経験のある方は多いと思いますが、大きい靴も小さい靴も足に不快感どころか痛みを伴います。

この問題は単純な長さや幅だけでなく、足の傾向やボリューム・機能性と言ったとてもパーソナルな要素で起こり得ます。

それを鑑みるとそれぞれ最適な靴は一人一人違って当然と言えます。

そしてそんな一人一人違った靴を作るにはまだまだアナログな手仕事がかかせません。

これからの多様性を認める世の中の流れを見ても、靴もオーダーメイド回帰の可能性が高いと思っています。

伝統×最新技術×人 で挑む課題

では一人一人に靴を作る、伝統的なオーダーメイド(ビスポーク)靴に全く問題点がないのか?

靴製作で足の代わりとなる木型。個人に合わせて調整します。

残念ながら、そのままでは一般普及やビジネスとして継続的に続けるには課題が残ります。

  1. 直接対面による受注方法
    オーダーメイドでの採寸は直接対面でないと行えない(と思われている)

  2. 適正価格と国内需要
    世界的に見て日本のデフレや所得低下の中、製作過程に対して適正な値付けをすると靴としては高価になりすぎる

  3. 世界需要への対応の壁
    適正価格ではどうしても市場を世界規模に広げないと需要の確保が難しいが1の問題がある

この3つがそれぞれ絡み合い、日本のオーダーメイド(ビスポーク)靴業界も難しい局面を迎えております。

LIGHTBULBなマインド

全ての人にフィッティングあれ!

伝統をただ守るだけでは前に進めない。
現状維持ではなく、常に新しい人や技術・アイデアを掛け合わせる事でしか産業の発展はあり得ない。

野口さんと初めて会った時からお互いに強く共感し、大事にしている事です。

私はここにLIGHTBULBのマインドが詰まっていると感じます。

前述の課題を解決する鍵は私達の挑戦の一つである『足の遠隔採寸』にあると私は考えます。

詳細はまた別の機会にまとめますが、内容は『スマートフォンによる足の3D採寸と補助動画を用いた義肢装具士による足の評価』です。

最新技術できっと産業の問題は解決できる。

少し遠回りに聞こえるかもしれませんが、足に靴を合わせるビスポークの技術が発展しないと一般的に普及している靴の改善も難しくなると思います。

まずは産業の活性化、そして技術の普及。
まだまだ道のりは長そうですが、取り組む価値と意義はあると思っています!

足の多様性を認めて、一人一人の足から靴が始まる未来に向けて。LIGHTBULBという閃きで靴を通して人に幸せを。

私達の挑戦は始まったばかりです。

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