ふなこ

2児の母。 保育士&管理栄養士、保育施設勤務中。 乳児保育、学童保育、保護者支…

ふなこ

2児の母。 保育士&管理栄養士、保育施設勤務中。 乳児保育、学童保育、保護者支援、職員マネジメント 時々、非常勤講師(短期大学) ママカフェ認定ファシリテーター これまでの迷いの軌跡や毎日の気づきを徒然と書き綴っています。 子育てに関する発信が多めです。

最近の記事

小3息子が算数を得意な理由は○○であること #181

小3の息子は、算数が得意だ。 1年生の頃から母親である私に宿題を見られるのを嫌がったので、本人の意思を尊重し、口出し手出しは一切していない。 最初の頃は、親が見なければ、フォローしなければ、と躍起になったこともあったが、子どもは嫌がるだけだった。 子どもに学習させることへの必要性やら、それが親としての責務だという思い込みを手放したら、お互いが楽になった。 全く気にならないといえば嘘になるが、気にするのは彼の気持ちの状態だけ。 放置しているのではなく、学習を強要せずに、彼が「

    • 映画館デビューを渋る小3男子の誘い方#180

      小3の息子を映画に誘った。 彼はまだ映画館に行ったことがない。 自分の好きなアニメの劇場版が公開されており、映画館デビューには絶好のタイミングだ。 初めてなので少しドキドキするだろうけれど、それよりも嬉しさが勝ると思っていた。 そう思ったのは母だけだった。 息子は顔色を変えずに、「それって家で観られないの?」と聞いてきた。 「飛ばしてみれないやん。みたいのは試合のところだけやねん。あとはいつも飛ばしてるから。」 そういえば、息子の動画の見方はいつだってスキップしながら

      • 頭痛は○○のサイン(浅はかすぎる大発見)#179

        しばらく頭痛が続き、薬に頼る日が増えてきた。 身体からのSOSなのだろうけれど、できるだけ薬は飲みたくないし、対策をしたい。 私の頭痛の根本的な原因はなんだろうかと調べたり考えたりしていた。 気圧の変化の影響は大いにありそう。 それ以外では??? どんな時に痛くなる?? 基本的にのど元過ぎれば熱さを忘れる私は、何かにぶつかって内出血のアザができたとしても、痛かった記憶だけで、いつどこで作ったものか覚えていられないタイプで、頭痛に関しても基本的に同じである。 終わったことはす

        • 人権擁護セルフチェックの結果が下がった理由 #178

          勤務先の保育園の園内研修で、人権擁護のためのセルフチェックを実施した。 子どもの人権を守るための人権教育や虐待予防は毎年必須の研修項目だ。 最初から子どもの人権侵害をしようと思っている人は、もちろんいないと信じているが、意図せず、普段の無意識の関わり方が実は子どもを尊重していないということもよくある話だ。 「そんなつもりはありませんでした」 そういう言い訳を避けるためにセルフチェックを実施し、 「子どもを置き去りにした保育」や「保育者の都合ですすめる保育」になっていないかを

        小3息子が算数を得意な理由は○○であること #181

          新人保育士ミス連発?! 反省文の書き方 #177

          この後、新人保育士の俺は反省文を書くことになる。 通りがかりの事務員さんが、反省文を書いている俺を見て驚いた。 えええ、今時、そんなことってあるの? 反省文なんて、ちょっとダサいね。 業務命令やし、仕方ないね。 でも、この書き方はイマイチやわ。 頼んでもいないのに、アドバイスが始まった。 「反省しろ」と言われると、自分ができなかったことばかりを思い出して、「あぁ、俺って駄目な奴」って気持ちになってしまう。 だから失敗したことに注目しすぎてはいけない。 「じゃぁどうする

          新人保育士ミス連発?! 反省文の書き方 #177

          つい「わかりました」といってしまう新人保育士の悩み #176

          似たような事例を目の当たりにした私が、新人保育士の心のうちを想像しながら書いたフィクションではあるが、 新人の立場だけでなく、同じ職場ではたらく仲間がこのような状況に遭遇したときにどのように振る舞うと、皆が成長しあえるのだろうか、考えるきっかけになるケースだと思う。 職場の問題はどこだってあると思う そんなところ、辞めてしまえ、というのは簡単だ。 でも職場の問題のせいにして辞める人間は他の職場でも同じ問題にぶち当たるものだ。 ここでは、新人がどのような環境であっても、成長

          つい「わかりました」といってしまう新人保育士の悩み #176

          労働環境ガチャ 新人保育士の心構えについて #175

          とある新人保育士(俺)の心の中。 (※フィクションです) 組織が、報連相について教えたり、それらをしやすい環境、雰囲気をつくるのは、重要なことだ。 チーム作りの側面からも無視できない重要事項だが、新人保育士にとって、配属先は自分では選べないことがほとんどで、だからこそ、就職前にいくつか園を見学し、給与待遇や保育方針だけでなく、組織文化を知ることはもちろんとても重要だと思う。 実際には、新人がすくすく育つ環境が整備されている方がレアケースだといっても過言ではないだろう。

          労働環境ガチャ 新人保育士の心構えについて #175

          「不適切保育だと思います」 保育士の悩み #174

          「不適切保育だと思うんです。」 いわゆる不適切保育に繋がりかねない上司の言動ばかりが気にかかっているようだ。 中堅保育士である彼女はそれを直接上司に言うことが出来ず、私のところにやってきた。 「誰かが声を上げてくれないかな」 「一度、見に来てもらえませんか」 いつも現場にいない別の部署の人間が少し覗いたところで、内部で働いている職員が何も言っていないのであれば、その訴えはなんの説得力も持たない。 自分が言い出しっぺにはなりたくない、 だけど誰かがこの問題を明らかにしてほし

          「不適切保育だと思います」 保育士の悩み #174

          やる気のないアルバイトに苦労する学童職員の仕事のお悩み相談室 #173

          アルバイトがいてくれて助かる部分はありながらも、思ったように動いてくれないことがかえってストレスになっている。 アルバイトにきちんと丸つけをしてほしくてどのような対応をしたらいいかと相談してきた。 でも、その子は仕事や業務を忠実に遂行するというモチベーションがどうやらなさそうです。 素直に聞いてくれる子なら苦労しないですよね。 ①じゃあ、いっそのこと、丸つけをその子に任せなければいい。  別の仕事をしてもらうことは出来ないのか?? ②子どもたち自身に丸つけさせてみたらどう

          やる気のないアルバイトに苦労する学童職員の仕事のお悩み相談室 #173

          敏感で鈍感なワタシの頭痛 #172

          わたしは、頭痛持ちだ。 ひどい時は毎日薬に頼ることもある。 薬を飲む頻度も悲しいかな少しずつ増えてきた。 気圧の関係もあるらしいということは、なんとなく知っていたが、鈍感な自分には関係のない話だと思っていた。 ところが、よくよく考えると私の頭痛は天気が悪くなる前だとか、台風の前に起きやすいような気がするのだ。 地球の変化を私のからだがちゃんと感じている! きっと私の感覚が研ぎ澄まされてきたんだわ。 私はずっと自分を鈍感な人間だと思っていた。それを信じて疑わなかったし、

          敏感で鈍感なワタシの頭痛 #172

          保育者としての成長を実感したタイミング #171

          私は小規模の保育園で事務員として勤務している。 保育士の資格はあるが、現場にはほとんど入ることはなく、あくまでも事務員として雇用されているいわばペーパー保育士だ。 稀に、現場を手伝うことがある。ちょっと人手が足りないときに保育に入ってほしい、保育というよりも、少しの間の子守を頼まれるのだ。 朝の活動が始まる前の自由遊びの時間。 私が入って間もなく、2歳児クラスの男児、女児1名ずつが、狭い空間で走り回りだした。 また別の1歳児2名はブロックが入っていたかごをひっくり返して、

          保育者としての成長を実感したタイミング #171

          面白メガネのススメ #170

          「〇〇ってさ、いろいろつまらないなって思うほうやねん」 朝食を食べながら、つぶやく小2の長男。 「へえ、何で?ママは面白いと思うけどなぁ。」 「それは、ママが面白いだけや」 将来は、お笑い芸人か落語家になりたいとふんわり考えているくらい、面白いを求めている息子。 それなのに自分の周りのあれやこれやはどうやらつまらない。 「〇〇はつまらないと思ってることも、ママにはめっちゃ面白いで。それって、どういうことやと思う?」 そのカラクリを息子に教えることにした。 「ママは面白メガ

          面白メガネのススメ #170

          子育て相談(力が入りすぎる赤ちゃんの力の抜き方)#169

          保育園、子育て関連施設に勤務しているということもあり、いろいろな方から相談を受けることがしばしばあるのだが、私はその相談にのるのが結構好きだ。 私自身の承認欲求が満たされるというのもその理由かもしれないが、相談を受けるときは誰であれ、話してよかった。相談してよかった。そう思ってもらいたくて最善を尽くす。 ある日、3か月の子どもを連れて、園見学に来られた夫婦は、子どもがモロー反射をしすぎているのではないかと心配していた。 モロー反射とは原始反射のひとつで、重力と頭の関係に反応

          子育て相談(力が入りすぎる赤ちゃんの力の抜き方)#169

          私は暇だということに気づいた話 ♯168

          時短だとか、タイパだとか、効率化だとか、そういうものにいつも心惹かれて、便利グッズを買ってみたり、倍速再生してみたり、そういうことを散々、やってきた。 ワンオペではないにせよ、フルタイム勤務のワーママ、忙しいだとか、時間がないという言い訳をついついしがちだ。 本当に、忙しくて時間がないと思っていたけれど、それは思い過ごしだということに気付かされた。 この夏に、息子がポケモンGOを始めて、出勤前と夕食後に一緒に散歩をするようになった。 息子はゲームをしたいし、母はウォーキ

          私は暇だということに気づいた話 ♯168

          プロとしての心得#167

          勤務先の保育園でのこと。 一時保育を週に2回ほど利用している1歳半の女の子のお母さんが、お迎えに来るなり「ちょっと聞いてください」と駆け込んできた。 役所の1歳半健診に行き、そこでどうやらいろいろと指摘をされた上に、このままでは後々、お友達とコミュニケーションをとるのに大変だと脅されたようだ。 お母さんいわく、指摘されたのは、指さしをしなかったことと、言葉が遅いことだそうだ。 お母さんだって、これまで特に心配なんてしていなかったのに、健診で言われたひと言に、ちょっとし

          プロとしての心得#167

          直感磨き #166

          なかなか決断できない。 何かを選ぶときにとことん、悩む、吟味する。 どっちが自分に向いているだろう、損したくない、得するためには? せっかくお金を払うのだからと、コスパを気にしていろいろと下調べをする。 時間をかけて選んだところで答えがでてスッキリするのならいいけれど、悩むということは、即決に踏み切れない何かブレーキがあるということだ。 「めちゃくちゃ悩んだけれど、決めてよかった。」ならば、結局その悩んだ時間がちょっともったいなくて、さっさと決めればもっと良かったのだろう

          直感磨き #166