小3息子が算数を得意な理由は○○であること #181

小3の息子は、算数が得意だ。
1年生の頃から母親である私に宿題を見られるのを嫌がったので、本人の意思を尊重し、口出し手出しは一切していない。

最初の頃は、親が見なければ、フォローしなければ、と躍起になったこともあったが、子どもは嫌がるだけだった。
子どもに学習させることへの必要性やら、それが親としての責務だという思い込みを手放したら、お互いが楽になった。
全く気にならないといえば嘘になるが、気にするのは彼の気持ちの状態だけ。
放置しているのではなく、学習を強要せずに、彼が「自ら学ぶ」に仕向けるための方法を模索し、いろいろ試している、といった感じだ。

担任の先生には、勉強を見ていないし、家庭学習を促してもいないことを伝え、なにか問題があったり、保護者のフォローが必要な場合は、その必要性を本人にはっきり伝えてほしいとリクエストした。

そんなこんなで、彼の学習時間は、学校と学童オンリーで、家庭では週末に残った宿題があればする程度で、あとは何もしていない。

成績は期待していないし、算数も勉強自体も好きでなかった私自身の子どもの頃と同様平凡な成績だろうと想像していた。
子どもの小学校では、学期末に成績表をもらう前に個人懇談があり、保護者はそこで成績表を見せられ、先生から評価の理由などを説明されることになる。
「よくできています」
あらまぁ、びっくり。その時初めて、息子の算数の成績がよいことを知った。得意なんや!

もう、鷹を産んだトンビの気分だ。

「算数よくできるんやってね。先生が褒めてはったわ」

息子に、そう伝えると
「そうやで、算数得意やで」
と、ドヤ顔をしている。

「すごいなぁ、全然知らんかった。ママは算数苦手やったしな。
 どうやったら算数名人になれるの?」

「んー、、、正直になることやな」

「は???」

「どういうこと???」

「わからないことがあったときに、わからない気持ちに正直になって、わからないってちゃんと言えばいいねん」

「すごいね、何でそんなことに気づいたん」

「え、ママが言ってたやん」
正直になれと言った覚えはないのだが、母親に勉強を教えてもらう気が無いのであれば、今のところ学習塾などに通う予定もないので、学校の先生を味方につけるしかない。

先生に質問する子は、成績が必ず伸びる

石田勝紀先生 小学生の勉強法など

「あのさぁ、成績のあげ方って知ってる?」
「ママもこの前初めて知ってんけどさ」
大体いつも、ママが最近仕入れたイイ話を共有するスタイルだ。

「質問する子って、成績がの伸びるらしいよ」

「ママが子どものときはさ、わからなくても、こんなんわからないって思われたらどうしようとか思って恥ずかしくてあんまり質問できなかってんけど、そんなん気にしなくてイイねんて。
わからないことが、わかるようになった時が、頭が良くなる時やん、わからないって思ったら、ちょっと勇気出して先生に聞いてみたらいいねんて。それがコツやねんて」

そう熱く語ったことが、彼のハートにちゃんと届いていたようだ。

息子のなかで、
わからないことを質問する=自分のわからない気持ちに正直になる
ということなのだ。

そして、それを実践し、成績が上がり、自信にも繋がっているようだ。
正直になると、成績が上がる。

我が息子ながら、ええこと言うなぁ。

息子は欲がないタイプだ。
全くないわけではないが、ごく一部のハマっているものにのみにしか発動しない。
彼の学習スタイルは変わらずで、家庭学習はしていない。

もうちょっと欲を出して、算数の勉強もっとしたらいいのに、とも思うが、それは親の欲(エゴ)だ。
彼が心地よく学びながら、どこかで必然性を感じてもっと学びたい欲が発動したら、もっと楽しいことになるだろうな。
そのスイッチはどこにあるのかなと楽しみに待つことにする。




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