昔、サンタとムーミンに会いにフィンランドへ旅した話①
私がフィンランドを旅したのは、1995年の夏。
当時、旅行先としてはマイナーな国で、北欧やムーミンがブームになる日が来るなんて、まだ夢にも思ってなかった頃。
なので、私がフィンランドに行くと話すと、だいたい、こんな会話が交わされました。
「フィンランド!? ……って、どこ?」
「北欧だよ。デンマークとか、ノルウェーとか、あっちの方。」
「ふーん…。で、何するの? というか、何があるの?」
「え… フィンランドと言えば、サンタとムーミンの国でしょ。」
「あ〜、あの白いカバみたいの。」
「……。」(カバじゃない。トロールだ、と心の中で反論する私)
私の中では、絶対行ってみたい憧れの国だったので、みんなの関心のなさが逆に不思議でした。
大学からの友達2人と旅行を計画し、ラップランドにあるサンタクロース・ビレッジと、夏季限定でオープンしているムーミンワールドを巡ることに。
まだデジカメなき時代の旅なので、プリント写真を撮影して記事に使ってます。
反射で怪しい影の写ったものもありますが、どうぞお気になさらぬよう(笑)
1995年7月
まずは、ヘルシンキに到着。
冬が厳しいせいか、どっしりとした建物が多いイメージ。
最初、トラムの乗り方がわからず、ドキドキしながら挑戦した私たち。
後ろから乗車して、お金を払うタイミングを失い降りる時に払ったら、運転手さんにスゴイ嫌な顔されてしまいました。
そして、帰り道。
また同じ運転手さんのトラムに乗ってしまうという、魔の偶然…。
イチゴが山のように並んでる光景に、大興奮した私たちですが、なぜか写真のどこにも写っていない不思議…。
えんどう豆をつまみながら食べ歩く人が多く、地面に殻がいっぱい落ちていました。
……と、アルバムにわざわざ記されてたので、よほど大量に殻が落ちてたに違いない(笑)
入り口が小さく狭いのに、中に入ったらとても広くてビックリ。
お土産品や日用品、おもちゃやアンティークものなど、いろいろな店があって楽しく、あれもこれも欲しくなってしまいました。
今もあったら、嬉しい。
翌日。
飛行機でラップランド地方のロバニエミへ。
『ニルスのふしぎな旅』で、ニルスと鳥たちが「さぁ、ラップランドへ行こう!」と目指していたのが思い出されます。
(実際には、スウェーデンのお話なので、ここまでは飛んでこなかったようですが…。)
天気が非常に変わりやすく、ホテルからバス停まで行くのに、3度も雨が降ったりやんだり。
だだっ広い道には歩く人もなく、不安になりながら、やっとサンタクロース・ビレッジへのバス停に到着したものの、バスは1日にわずか数本。
仕方なく、ダーツをして暇をつぶすタクシーの運ちゃんの所へ行き、連れていってもらいました。
そして、なんとか無事にサンタクロース・ビレッジに到着。
さすが北極圏の入り口。寒くて、7月というのに、セーターを着ていても寒く感じました。
さっそく、サンタさんの仕事場へ。
後ろの赤い棚には、世界中から送られてきたサンタさん宛の手紙が、たくさん。
日本からの手紙も、ありました。
何といっても嬉しいのは、本場フィンランドのサンタさんに会えること。
たくさんの子どもたちに混じって、順番待ちをする私たち(笑)
サンタさんは、1人づつに話しかけてくれ、良い子にはサンタのシールを貼ってくれます。
そして、出来上がった記念フォトが、こちら。
また、申し込むと、サンタさんからお手紙をもらうこともできます。
けっこうビッシリ。筆まめなサンタさんです(笑)
私は英語で頼みましたが、日本語も選べるようになっていました。
帰国してからも、いつ届くかなぁ…とお楽しみが続くのは、嬉しいものです。
木彫りのミニ・サンタが欲しくなり、可愛い顔のをいつまでも選んでいたら、店員さんに笑われてしまいました。
今日は、ここまで。
旅は、つづく…。
オマケ
ムーミン編も、よかったらどうぞ。
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