みんなの茶の湯 ORI

茶の湯に関する情報を徒然なるままに。 茶事、茶会、陶展、茶の湯に関するレストランなどな…

みんなの茶の湯 ORI

茶の湯に関する情報を徒然なるままに。 茶事、茶会、陶展、茶の湯に関するレストランなどなど。 茶の湯をもっと知ってほしいという熱い想いを胸に秘めたり溢れ出てたりする活動を川崎市多摩区登戸遊園地域中心にしております。

最近の記事

炎は語らず 未だ風寒し

いまずは野口以織さんの陶歴ご紹介 ともかくも陶歴1 樹々は青を深めて山を覆い 草は背を競って遠海を隠す 夢を追いて三十余年 谷間の窯 炎は語らず 未だ風寒し なんてね。 陶歴2 友は遠く去って久しく、陶工ひとり。 茶など汲み交わす話し相手を欲す。 焼物以外話題乏しき年寄りなれど。 「だんまりの焼き過ぎ茶碗や雨の空」 さあて、次はどうしたものか。 雨はイヤだなぁ。 陶歴3 50年以上前、名古屋で出会った魅力的な女性がいた。 同じクラスだったその女性、 少年と見間違える

    • わがしかし。

      日々小豆と格闘中。 歩合制の営業職、17時に帰社して、日々あんこと格闘してて来月大丈夫なのかと、ふと、あんこを練る手を止めそうになるけれど。 ブルース・リー先生も言っていた 「Don't think. Feel!」 1ヶ月前、練切り初日。 柔らかすぎ、ザラザラすぎ。 味は良いんだけどなぁ。 以前習いに行った時の記憶をたどりながらネリネリ。 うまく行かずしょんぼり。 ちなみにその前は水ようかん1ヶ月練習。 目指す水ようかんにたどり着けたのかな…… 水ようかんは

      • 七里孝(五島美術館夏の優品展)

        七里への道 もう随分と前の事のように思えるけれど。 ほんの半年程度前のお話。 東博で本阿弥光悦展がございました。 そちらについてはこちら↓ 数々の本阿弥光悦の名碗が並べられていました。 勿論、どれか一つくれると言うならば 「ありがとうございますー」とためらうことなくいただきますが…… 実は私がずっと見たい見たいと騒いでいる本阿弥光悦の茶碗はこの東博の展示には出ていませんでした。 五島美術館さんの「七里」 いつか五島美術館さんで会えると待ち続けてはや数年が過ぎ去り。

        • 心にいつも萌え萌えキュンを。

          萌え萌えキュンの秘密 先日、 「作る側の心持ちで飲み物の味が変わる」という研究をされた方がいるという何かをどこかで見ました(うろ覚え〜 つまり。 「美味しくなれー!おいしくなーれー!萌え萌えキュン」 はあながち間違っていないという事ですよね、きっと。 まぁ、お茶を点てながら「美味しくなれ萌え萌えキュン」などと愛の魔法をかけている方はいないとは思いますが… 私は自分の為に自分でお茶を点てる時 「美味しくありますように」といつも思っております。 どう手を動かせばとか

        炎は語らず 未だ風寒し

          シュレディンガーの猫の箱の材質は何だったのだろう。

          例えばプレゼントを貰ったとき。 とてもきれいな箱に丁寧に包装されていたら、包装紙をとき箱を開ける瞬間、とてもワクワクした気持ちになるのは、大人も子どもも、どんな国籍でも同じなのではないでしょうか。 美しい箱に入っていればいるほど、きっとワクワクの数値も高まるのではないでしょうか? さてさて。 お茶道具達も素敵な箱に入っていますね。 小さな道具ひとつの為に、一人では抱えきれないほどの箱がついていることも。 軽トラックで運ばなければいけないくらいの大所帯のお道具もあるとかな

          シュレディンガーの猫の箱の材質は何だったのだろう。

          かげひたす 水さへ色ぞ 緑なる よもの梢の 同じ若葉に

          「なぜ人は戦争はいけないと思っているのに戦争がなくならないんだと思う?」 と、会社で上席に聞かれました。 (あ、私普段会社勤めしてるんですよー) 私「人間は愚かだからですか( • ̀ω•́ )キリッ✧」 上席「……、あ…、まぁ…うん。そうね遠くはないよ……(汗) 僕はね、関係ない第三者が善人面して口を挟む事が結構原因だと思うんだよね( • ̀ω•́ )」 上席はまず否定から入らない素敵な方です。さすが営業部上席! 「みんなが助けあい、楽しいと思って仕事できる職場に

          かげひたす 水さへ色ぞ 緑なる よもの梢の 同じ若葉に

          驕れるものは久しからず

          振り返り省みるつまり反省 今から3年前、みんなの茶の湯ORIを始めたばかりの時。 繁盛祈願で豪徳寺にお参りに行ったなぁ…と。 夢と希望を胸に、初めての茶の湯イベントの為に暑い夏の日小田急線沿線をポスティングして歩いたりしておりました。 3年しか経ってないのに、遠い昔の話のよう。 お茶をしている人は勿論。 お茶をしていない人にも茶の湯って楽しいと思ってもらえるきっかけになる活動をしたい。 根っこはこれだと思っているし、そういう活動をしていると思っていたけれど。 思い

          驕れるものは久しからず

          結局有楽が好きなのかもしれない(三井記念美術館)

          明日までということなので、三井記念美術館へ「茶の湯の美学」を見に行ってきました。 明日で最後ということでかなり混んでいました。 お茶をされている方なのか、陶芸がお好きな方なのか、消息がお好きな方なのか 皆様何がお目当てなのかはわかりませんが、こんなにも沢山の人で賑わっていると言う事は、茶の湯を好きな方がこんなにも沢山いるということ。 茶の湯の末席、いや、席にも座っていない一茶の湯好きとして「素敵やん…」とあたたかい気持ちになりました。 二徳三島 相変わらず二徳三島は美

          結局有楽が好きなのかもしれない(三井記念美術館)

          ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず(戯言)

          「山はそこにある。 山はそこにあるが、山の見え方は変わっていく」 これはある学者の方が歴史についてお話された時の言葉です。 きっとその言葉の真意の欠片くらいしか理解出来ていないのでしょうけれども、なんとも腑に落ちた気分になりました。 「明治には明治の歴史があり、大正には大正の歴史があるけれど、今や『近代』とひとまとめにされる事が多い。そのうち江戸も明治、大正とひとくくりになる日が来るかもね」的なお話の後に山の見え方は変わっていくと続いてたと思います(虚覚え… 事実は事

          ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず(戯言)

          覧古考新

          覧古考新 (古い事柄を顧みて、新しい問題を考察すること) 古典が好きです。 学生の頃国語のテスト受ける時、教科書に出ていない古文が出題されるのが楽しみでした。 今よりも一日が短く、インフラも整備されていない不便な日常の中、いや、そんな生活だったからこそなのか、古典の中の人々は些細な事が幸せだったり、面白かったり、心を大切にしたり、ときに残酷だったり。 とにもかくにも、古文を読むことで昔の人々に思いを馳せるのが好きでした。 必要ないかもしれない事をアレコレ頭の中で考え

          久方の天の川瀬に舟浮けて今夜か君が我がり来まさむ

          2024年7月7日(日) 小田急線経堂駅北口徒歩10分にある藤水亭さんにお声掛けいただき、「七夕星雲茶会」を催させていただくことになりましたので、まずはご案内。 藤水亭様には感謝しかございません。 七夕星雲茶会「野口以織の心に触れる」 会場 小田急線経堂駅北口徒歩10分 藤水亭 日時 2024年7月7日(日) ①10時30分〜12時 ②13時〜14時30分 ③15時〜16時30分 茶会費 5000円 ご予約はこちらから サブタイトル「野口以織の心に触れる」とは 話せ

          久方の天の川瀬に舟浮けて今夜か君が我がり来まさむ

          茶の湯こそせぬ人もなきてすさみの心のするは世にもまれなり

          美味しいお茶とは 楽しいと思う時間とは すべて高級品で取り揃えなければ 味わうことができないものなのですか? 心は? 心こそがまず何よりも大切なのではないかと 出来るものあるものの中で その人のことを思い 楽しませたいと思う 楽しませたいと思ってくれた心が 嬉しいと思う そういうものをお互い大切にしあう心 それなんじゃないかなーと 時々そんな事を真剣に思ったりする初心者です。 茶の湯と出会い、悩み、とまどったからこそ みんなの茶の湯ORIをはじめて みんなの

          茶の湯こそせぬ人もなきてすさみの心のするは世にもまれなり

          すべての道はローマに続くし、そんなローマは一日にしては成らずなのです

          あっという間に6月になりました。 もう半年経ったのですね、恐ろしい。 さてさて。 以前もみんなの茶の湯ORIが目指すところについて少し触れさせていただきましたが、改めて。 私どもは「茶の湯の楽しさを皆様に伝えたい!」 そんな想いで活動を続けております。 紹介文にも記載してある通り茶の湯の楽しみ方には様々な切り口があると思っております。 茶碗であったり 抹茶や和菓子であったり 四季折々のお花であったり お庭であったり 掛け軸であったり これ以外にも茶室や、懐石

          すべての道はローマに続くし、そんなローマは一日にしては成らずなのです

          サントリー美術館、熟柿出してるってよ

          SNSを見ていたら「サントリー美術館で本阿弥光悦の熟柿見てきました」などと書かれている方がいるじゃないですかっ! 名前は聞いた事あったけれど、見たことなかった「熟柿」 東博の本阿弥光悦展にも出ていなかったな、そういえば…… と、言うことで「熟柿」に会いに行ってきました。 前情報としては「熟柿」が展示されているだけで向かった名品ときたま迷品展 会場についてびっくりしたのは「一部撮影オッケー」である事。 ありがたいです。 まぁ熟柿は無理よね、なぁんて思いながら会場へ足を進

          サントリー美術館、熟柿出してるってよ

          栴檀葉々香風起

          早いもので5月も残りわずかですねぇ…… かつて初夏は爽やかで過ごしやすい季節であったと思うのですが 最近の初夏はやたら日中は暑く 夜は冷え込む まるで砂漠のよう…などと思っております。 さてさて。 「古美術愛好会」に参加してきました 古美術愛好会のInstagramはこちら↓ 今回の講演のテーマは「姫谷焼」 お恥ずかしながら「姫谷焼」今回初めて知りました……⁄(⁄ ⁄•⁄ω⁄•⁄ ⁄)⁄ 姫谷焼について(ウィキペディア参照) 原古美術店の馬屋原さんの姫谷焼につ

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          港区華道茶道連盟のお茶会へ。 場所 青山善光寺茶室 薄茶席石州流嘉尹派 濃茶席細川三斎流 立札席表千家 青山に善光寺があると初めて知りました…… 善光寺といえば牛にひかれて行くものかとばかり(・ω・` ; ) 青山にこんなに素敵なお寺があったなんて驚きでございます。 世の中まだまだ知らない事ばかりですね… 「薫風」という言葉がよく似合う緑がとても美しいお庭でした! 点心席は大阪鮓 八竹さんの茶巾すし 茶巾の中には美味しいがたくさん詰まっておりました✧*。 そ

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