結局有楽が好きなのかもしれない(三井記念美術館)
明日までということなので、三井記念美術館へ「茶の湯の美学」を見に行ってきました。
明日で最後ということでかなり混んでいました。
お茶をされている方なのか、陶芸がお好きな方なのか、消息がお好きな方なのか
皆様何がお目当てなのかはわかりませんが、こんなにも沢山の人で賑わっていると言う事は、茶の湯を好きな方がこんなにも沢山いるということ。
茶の湯の末席、いや、席にも座っていない一茶の湯好きとして「素敵やん…」とあたたかい気持ちになりました。
二徳三島
相変わらず二徳三島は美しいかったです。
いや、美しいとは少し違うのかな。
いや、やっぱり美しいのかな。
足りないくらいがちょうどいいの精神に近いのかもしれません。
「いい茶碗だなぁ」の答えを探りたくて長々眺めてきました。
釉薬の色、見込みの刷毛目の力強さ、こよみの濃淡、透明釉の溜り
計算されつくされた美しさではないけれどなぜか人の心をつかむそれが二徳三島の魅力なのかな??
と、なんとも拙い着地( ˙꒳˙ᐢ )
俊寛
俊寛の前にはいつも沢山の人、人、人。
前回気が付かなかったけれど俊寛の腰あたり
2ヶ所斜めにヘラがはいっている…
最初1か所しか気が付かなかったけれど、ぐるりと回ると反対側にも!
不思議に思い、一緒に行った方に何故なんだろうと質問すると
「持ちやすさを考えたのでは?」との事。
なるほど!!
すぐにその答えにたどり着く方もすばらしいし、
長次郎もさすが!!
私は前回なんで気が付かなかったんだろう…
相変わらずの間抜けぶり……
否!
二回目で気がついたのだから良しとしよう!
どんな手取りなのかな。
触ってみたいもんだよなぁ。
卯花墻
不思議な茶碗だなぁとこちらもジロジロと観察。
先日お伺いした野口以織さんがInstagramで志野の釉薬について書かれていたこと
先日お伺いさせていただいた時お話させていただいた事を思い出しながらジロジロ。
途中以織さんのInstagram見るために一度退室して、もう一度ちゃんと読ませていただきジロジロ。
確かに、この茶碗綺麗なんだよなぁ。
長く長くお茶を点てられて来たはずなのになぁ…
他の志野の鉢や皿も使われてきたはずなのに綺麗なんだよなぁ。
使う前にたーーーっぷりお風呂に入れてあげていたのか、もしくは………
詳しく知りたい方は以織さんのInstagramを是非読んでみてくださいませ。
以織さんのInstagramはこちらから
なんだかんだ有楽
茶杓を見比べる。
利休→織部→有楽→織部→有楽→有楽→有楽
利休と織部と有楽の茶杓は雰囲気がとても似ているけれど、私は有楽の茶杓がやはり好き。
前回の織田有楽展でも思ったけど、やはり好き。
おおらかさを感じるからなのかな、などと思ってみたり。
そして有楽の茶杓の側には有楽井戸。
久しぶり!!元気だった??
有楽井戸についてはこちらに書いていたりするので是非|ω•)チラッ
最終的に有楽井戸と有楽井戸好きだなぁに着地。
あれ?
まぁでも利休織部遠州がひとまとめになっているからこそ感じられるものがあると思うのですよ。
なんてねσ(,,´∀`,,)
利休織部遠州(時々有楽)の美意識がまとめて見る事ができる「茶の湯の美学」は明日までということなのでまだの方は是非!!
そして…最後はやはり
みんなの茶の湯ORIイベントのお知らせです。
📝《みんなの茶の湯講座『箱と箱書き③』》
器を保護するために用いられる「箱」
最終回の今回は、箱にまつわる逸話や各家元・宗匠・数寄者たちの箱書の比較などを中心にお話し予定です!
各回完結なので、どの回からでもご参加いただけます♪
・日時 6月23日(日)
①14:00〜15:10 ②15:20〜16:30
・場所 GINZA FOREST 2F 白いハコ
・参加費 2000円(抹茶+和菓子付き)
ご予約はこちらから
【星雲 七夕茶会のご案内@経堂 藤水亭】
7月7日(日)、七夕の日
小田急線経堂駅北口徒歩10分にある「藤水亭」さんにて、七夕 星雲茶会を催します。
ご協力を賜りました 野口以織さんのお茶碗と「七夕」に合わせた道具組で、昭和初期の趣を残す数寄屋造りの茶亭「藤水亭」さんにて、皆様に一服差し上げます。
ご都合が合いましたら、ぜひ足をお運びください😊
ご予約、お待ちしております♪
〈七夕 星雲茶会 詳細〉
ところ 藤水亭(小田急線経堂駅北口より徒歩10分)
時間 ①10時30分〜12時
②13時〜14時30分
③15時〜16時30分
※茶会に、野口以織先生の茶碗の展観席が組み込まれています。
茶会費 5000円
※野口以織さんのお茶碗の販売もございます。
ご希望等ございましたら、お気軽にお声がけください。
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