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かすむとは 見えぬ物かも (織田有楽斎展)

サントリー美術館で3月24日まで開催中の「大茶人 織田有楽斎」展へ行って来ました。

織田有楽斎ってだぁれ??
参考資料ウィキペディア より

織田信長の13歳下の弟さん。
戦国の世で
信長、秀吉、家康に仕えた稀有な武将さんです。

そんな織田有楽斎400歳記念という事で昨年京都で開催され「見に行けない……🥲」と涙していたらサントリー美術館さんで開催。

ありがとうございます!

そんな素敵なサントリー美術館さんのHPはこちら


一番見たかったのは勿論有楽井戸

大茶人と織田有楽斎の間にあるのが有楽井戸

以前三井記念美術館にお伺いさせていただいた時に如庵の室内の展示の中に有楽井戸がちょこんと鎮座していたのは見たのですが

その時は遠すぎてじっくり見ることが出来なかったので

今日は茶碗が溶けるくらいの情熱を持って見てきました。

有楽井戸(サントリー美術館HPより引用)

土は粗いのに轆轤はとても丁寧、ぽってりとした厚みのある土感なのに形は端正。
少し落ち着いた灰色がかった釉薬や高台梅花皮も控えめだけどとても端正。

控えめだけど品がある。
温かみの中にしっかりとした芯の強さが見える。

色々な要素があるのにバランスが取れている。
なんて、美しい茶碗なんだろう。

どんなに運が良くても
戦国の世で主君が破れれば、生き延びるのは中々難しいかったのではないでしょうか?

そんな中有楽は信長、秀吉、家康に仕え天寿を全うしたのです。

頭の良さ、育ちの良さ、感の良さ等々色々な面を兼ね備えバランスが取れていたからこそ生きることが出来たのではないでしょうか。

織田有楽斎に会った事はないけれどこの茶碗は有楽のようだなぁと思いながらグルグルまわりながら見ていました。

欲しいナァ……(エッ

また、茶杓も沢山ありましたが武将というイメージとは似ても似つかないとても繊細な薄い作りの美しいものばかりでした。

バランス感覚素晴らしい。

あと今回一番勉強になったのは緑釉四足壺。
平安時代にいわゆる猿投窯で焼かれた物なのですが猿投というと山茶碗のようなイメージだったのですがこの壺は青銅器の祭器のような姿をしていてとても丁寧に作られていました。
平安時代にこれだけの技術があったのかと感動しました。

まだまだ勉強不足ですね(´>∀<`)ゝ

書状も沢山あり、400年前の人々の交流を学ぶ事ができました!!

有楽がよんだとされるうたがとても素敵だったので書きとめておきます。
「かすむとは 見えぬ物かも 春の夜の 月のひかりや すみよしの濱」


〜24日まで開催中ですので是非足を運ばれてはいかがでしょうか??

サントリー美術館織田有楽斎展を満喫したあとは同じくミッドタウンにあるとらやさんへ行きました。
お目当ては4月5日まで限定販売の桜餅(長命寺)
とらやさんの桜餅は長命寺なんだなぁと知り、どうしても食べたかったのですが取り扱い店舗が少なかったので今日は絶対買うぞと決めていたのです( *¯ ꒳¯*)

ミッドタウンとらやさんはギャラリーがあるのですが今は和菓子とまんがをテーマに展示されていました。
私の大好きな三月のライオンもありました!!

とらやさんの東京ミッドタウン店HPはこちら

明日はひな祭りですね😊
そんなひな祭りについてのお知らせです↓

🌸みんなの茶の湯ORIより大切なお知らせ🌸
明日は3月3日(日)
そう。

みんなの茶の湯ORI弥生茶の湯体験会の日です。

まだまだお席ございます。

講座では中々ゆっくりお話お伺いする事が出来ないので

美味しいお茶をのみながら
茶の湯について
茶碗について
美術館の企画展について
抹茶について

様々な事をお話できたらと思っております。
ご予約お待ちしております。

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