上中里もち

解脱希望

上中里もち

解脱希望

最近の記事

(日々絶望発狂している上司に気を取られ、自分の数字を把握する余裕も持てない営業の心をあらわしています)

    • 我が日々は 憂ひ惑うる そなただけ 散りゆく花びら 数さえ知らずに

      • 社会離脱後期の心模様〜in夢の国

        離脱当初の心細さなど忘れ失せ、陽の光の暖かさだけで笑えるほどの余裕を得ている。近づく社会復帰の日を思うと落胆するが、それでも穏やかに心構えを始めている。 この期間行きつけとなった喫茶店に、今日もやってきた。赤ん坊を連れた2人の母親が近くの席で、ストローは5歳までに使えるようになるべきだと話すのが聞こえてくる。この険しさで心が痛んでしまう僕が子供を育てたならば、きっと僕の二の舞となり苦労するだろうと考える。実際に子犬から可愛がった犬は、僕が悲しい顔をしているとそうっと近づき顔を

        • 東大専門予備校に通った感想

          7年前に河合塾本郷校で1年間の浪人生活を過ごし、東京大学を目指した事がある。 結果としては、早稲田大学に入学した。 東京大学を目指したのは、高校で浮かれながら過ごしているしょうもない部類の人間達とおさらばしたいという思いがあったからだ。 諸事情により、両親は私が大学に行かないかもしれないと思っていたので、大学を目指すと言うだけで喜んでもらえるようなプレッシャーの少ない環境であったことも私を受験に前向きにさせた。 現役時代と浪人を終えた時の成績は同じ位だった。 浪人時代勉強

        (日々絶望発狂している上司に気を取られ、自分の数字を把握する余裕も持てない営業の心をあらわしています)

          エクセルシオールカフェ入り浸り

          エクセルシオールカフェ。 浪人時代、毎日予備校帰りに立ち寄って勉強していたエクセルシオール日暮里店。 その後もしばしば通い、毎回新鮮な気持ちで席につくが、特段家から近い訳でも無かったのにかれこれ7年間も通っているといることに驚く。 街ゆく人々を眺めることが出来る濁りのない大きな窓が一番好きなところで、 大きめの椅子、四角く作業のしやすい机、長居を促される少し高い価格、その結果周囲は作業している人ばかりの環境は、文句なしの居心地だ。 作業も捗るし、お茶をするだけでも心に栄養がも

          エクセルシオールカフェ入り浸り

          冷静に全部嘘である件について〜就職活動編

          私が就職活動をしていた頃には、「メモの魔力」なる本が流行り、自己分析や成長などの言葉のプロペラを振りかざしたゴリラ達が、僕を置いて天高く舞って行った。 面接の場で唐突にマジックを披露したら、その度胸が面接官に評価され難関企業に合格した。なんて話を聞かされることもあり、就職活動は僕にとって得体の知れないものであると理解した。 この状況に焦りを感じ、エントリーシート一つとっても、志望動機やら長所やら経験を悩み考え抜き、時に高校時代を回想し、激しい時は幼稚園まで遡り、生い立ちや環境

          冷静に全部嘘である件について〜就職活動編

          社会離脱中期の心模様〜感触の探究

          人生の指揮を自分でとっている。 これまでもそうしてきたつもりなのだが、馴染めないものを無理に続けてきたという点で、自由奔放に生きてきたと自分では言えなかった。 本当にそれらから解放されたらどうなることかと思っていたが、肌馴染みの良いタオルケットや母親の異様にツルツルしたお腹を触り満足顔でいた幼少期に立ち返り、今、感触への探求と興奮が止まらない。 感触の堪能は素晴らしい。 肉厚な自分の手を触って弾力でも楽しむもよし、音楽を聴くも、自然を肌で感じるもよし。全て紛れもなく感触を堪

          社会離脱中期の心模様〜感触の探究

          座禅に感じたギャップ

          華美でない物事。それが世間からかけ離れている程良く、そこに思想や技なんかを極める余地でも残されているならば、間違いなく虜になり二度と生活に戻って来ることは出来ないだろうと恐れる反面、そういうものを探し続けている。怪しい商売に引っかかりたいのではない。人生の喜びがそこにあると本当に信じている。 近所で開催していた座禅会に参加した。座禅は無心を目指すというので、無心の先に何らかの世界が広がっているのだろうと想像し、期待を僅かに向かった。 会場に到着するや否や、期待とは異なると悟

          座禅に感じたギャップ

          超絶部屋綺麗人間の家事行動パターン

          筆者は幼少期から片付け習慣がなく、大学時代の一人暮らしでは、完全なるゴミ屋敷に暮らしていました。 卒業後、超絶部屋綺麗人間と1年間暮らし観察した経験から、①ゴミ屋敷と綺麗部屋には部屋づくりに違いがあること、②部屋綺麗人間は決まった家事行動パターンを毎日繰り返していることを理解し、まとめてみることにしました。 ゴミ屋敷と異なる部屋づくりの特徴綺麗な部屋は部屋づくりに特徴があると感じました。 ①ローテーブルを置かない 友人が家に来た時等、非常に便利で利用しますが、使用後すぐ

          超絶部屋綺麗人間の家事行動パターン

          登山開始マニュアル

          登山を始めて半年以上が経過した。 毎晩酒に酔い潰れたり、爆音を求めたり、、脳をどこか遠くに飛ばすべく試行錯誤していた中で山登りを始めた。 にも関わらず装備だの、苦しそうだの、危険だの、、、。 初めての登山はそんな声にしっかり怯え、緻密に計画を立てて臨んだ点で、非常に本末転倒だった。 いくつもの山に登りある程度の要領を抑えたので、それをまとめる。 初めての準備を機械的に済ませ、最初からじっくり山を堪能できるはずだ。 登山の流れ 登山の流れは下記の通りである。 ①準備(登山計

          登山開始マニュアル

          社会離脱初期の、暗い暗い心模様

          図書館までのたった10分の道のりをトボトボ歩き始め、これからも定期的に外に出るのが良いだろうと思う。 しかし、急に到来した冬は何だか乗り越えるのがもの凄く大変なものであるような気がするし、通りすがり赤ちゃんを抱えながら静かに歩いているどこかの母親にはきっと寂しかろうと同情する。暖房も電気も消えた部屋に帰り、いつもこの人は点けるだけなのだから。 まだ紅葉している並木道は、これを求めていたんだ!!!私の心の栄養となってくれるもの!!!!の筈が枯れ木にしか見えない。ちょっと風情を

          社会離脱初期の、暗い暗い心模様

          僕の局部について

          彼とは同じ空間を共にしてきた。 思えば彼の人生は僕の選ぶ行動に日々左右され、自身では何の選択も出来ない不自由なものだった。でも彼はその場その場を感じながら、僕から見ると彼なりの人生を割合楽しんでいるようにも思えた。 5歳頃だろうか、僕がまだ幼かった頃はよく、彼に外の世界を見せてやっていた。縁側から外を眺めたり、一緒になって陰に隠れて母親をワッと驚かせたり、特に意味はなく背中をさすってやって一緒に寝ていたこともあった。 僕は段々、こんな事を忘れていったのだと思う。彼に外の世

          僕の局部について