社会離脱後期の心模様〜in夢の国
離脱当初の心細さなど忘れ失せ、陽の光の暖かさだけで笑えるほどの余裕を得ている。近づく社会復帰の日を思うと落胆するが、それでも穏やかに心構えを始めている。
この期間行きつけとなった喫茶店に、今日もやってきた。赤ん坊を連れた2人の母親が近くの席で、ストローは5歳までに使えるようになるべきだと話すのが聞こえてくる。この険しさで心が痛んでしまう僕が子供を育てたならば、きっと僕の二の舞となり苦労するだろうと考える。実際に子犬から可愛がった犬は、僕が悲しい顔をしているとそうっと近づき顔を