見出し画像

発達障がいの私が、工場で働いてみての所感。

私は、かつて工場で仕事していたことがあります。

工場の仕事は『 未経験者歓迎』とうたってますが、未経験者なら誰でも良い訳ではありません。

そこで今回は、発達障害者が工場で働いてみての所感について述べていきたいと思います。

私は、かつて何社か工場で仕事してきましたが、そこで働いてみて感じた事を書いていきたいと思います。

一番大変だったことは、人間関係です。
工場は、単独で作業するイメージがありますが、意外とチームで作業することが多く、
協調性を持たなくては、なりません。
私はASD傾向があるので、チームの輪に入り同調するのが辛かったです。時に自発的に発信していったり、雑談もしていく場合もあります。緊張したり何言ったら良いのかが分からなく、結局、無言になってしまいました。
居心地が悪く、それ故に孤立し社内ニートのような状態になってしまいまうことも多かったです。
気の強い人や性格がキツい感じの人、怒りっぽい人が、時々見受けられました。
限られた空間で、ノルマを達成しないといけないからでしょう。

私は、良くこういう人達にターゲットにされてしまいました。
居心地が悪く、ガチ泣きしてしまったり頭にハゲも出来てしまいました。


次にきつかったのが、長時間同じ作業をしていた事です。
ADHDの者には、拷問でしょう。
ずっと乗せ続けたり、回し続けたりなどの作業を延々とし続けました。逐一時計を確認していき、脳が麻痺していくようでした。
社内ニートで、やることがない時は、更にキツく、時間の経過を待ち続けました。ひたすら補充作業や清掃をしていました。こっそりラジオを聴きながら作業をしていました。

チームでライン作業をする時、コンベアーの流れに乗らないといけなくなるので、動作性が低い私はぼちぼち止めていました。
指示通りに器用に盛り付けないといけないため、それで苦戦しました。

食料や資材を補充しに行く雑務的なポジションの方、が自分には合ってました。

閉鎖的な空間で機械の音が、ガラガラ煩い場合も多かったです。
食べ物や薬品の匂いにも辛くなり、気分がわるくもなりました。

一切の、髪や埃は許されません。身だしなみを細かくチェックされます。
私は、どうしてもその段階でしくじってきました。

物覚えの悪さや手先の不器用さから、足でまといにもなりました。
流動性知能や、算数、手先の器用さが求められました。

実際に働いてみて、思っていた以上にハードな面が多かったです。

工場は、どうも自分には合わなかったみたいです。…

工場の仕事は、毎日ノルマに追われながらも、コツコツ地道に作業をしていかなくてはなりません。

コミニケーション能力あり、協調性を持って作業出来る人、真面目にコツコツ地道に作業をしていくことが好きな人、見て覚えるのが苦じゃない人、細かく手先が器用な人、動作性が平均以上ある人、算数が苦じゃない人、HSPや精神障がいがない人には、向いてることでしょう。

つまり…工場の仕事は、健常者向けなのかも知れません…

以上、発達障がいの私が、工場で働いてみての所感でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?