現代日本が発達障害大国だと言われる理由について、考えてみた
日本は、発達障害大国だと言われています。
その背景には、日本特有の生きづらさがあります。
日本は、近年では段々生きづらくなっていったように思います。
求めるレベルが、高くなっていきました。
未だに、出来ないことは、出来るようにならないといけない、弱さは認めない、弱さは克服しなくてはならない、と言う考えが浸透しています。
とあるインフルエンサーの、『弱い人より、強い人を助けたい、恵まれた国で弱いのは甘自己責任だ…』といった内容のツイートが、拡散され物議を醸しています。
彼は、慶応大出身で一流のアスリートです。要領が良くて仕事がそれなりに出来、成功を収めています。
更に、日々筋トレに励んでいます。
彼は、メンタルがタフですので、皆努力すれば必ず成功するという考えの持ち主だと思います。
このような成功者側のハイレベルな人間は、精神論や根性論でどうにかなるといった者も少なくはなく、彼らの考えに感化されてしまう人も多いです。
現代日本は、ハイレベルな基準にあわせ同調圧力を掛けていきます。
高度なコミュニケーション能力、協調性、忍耐強さ、要領の良さを求めていきます。
更に、ミスは許されません。
ですが、これらがどうしても不得意な人だっています。
人それぞれ能力面での差があります。
ですが、日本は出来る人を基準に物事を推し進めていきます。
物事が上手くいくにはどうするべきなのか、それについて発信する人が多い傾向にあります。
弱さに寄り添いヨシヨシしてくれるような人は、殆どいません。
弱さは、許されません。
そして、一度外れてしまったレールに乗ることは難しいのです。
それが、日本で発達障害がある人が炙り出されてしまう、原因にもなってしまうのでは無いか?と、考えられます。
発達障害のある人他にも、何らかのハンデを抱えながらも理不尽な思いをしながら暮らしている人も、少なくはありません。
ハンデがある無いに関わらず、人それぞれ状況や立場能力は異なります。
私は、人の弱さを尊重し、個々を認め合える、そんな社会になってほしいな…と、思います。
参考⬇