一人じゃないけど一人な話し。
閲覧ありがとうございます。今日は、恐ろしい震災があった日ですね。あの日、予期せね運命で、人生を奪われた皆様には、改めて、心から、ご冥福を祈ります。また、復興に従事されている現地の皆様には、お元気でいて欲しいと思います。
今日は、予期せず、救急の現場にお邪魔した話しを、そして、静寂と喧騒の中で考えたことを、自分のために、書いておこうと思います。
救急の現場にお邪魔はしましたが、わたしが搬送されたわけではなく、わたしが、ちょうど居合わせた仕事先の方が、倒れられ、救急車を呼びました。
「何時まで、話しできましたか!」
「保険証は?、お薬手帳あります?」
「コロナワクチンは打ってます?何回?」
三人来られた救急隊員の皆さんから、何回も聞かれましたが、わたしはわかりません。
「すみません、知人なだけで、詳しくはわかりません、、」
(役立たずで申し訳ない、、)
幸せなことは、家族がいるときに、異変が起こることですが、大抵の皆さんは、出先にいるか、運動に行った先にいるか、
なんですよね。
人間って、ルーツはあるけれど、外に出たら、一人なんだ。自分のことは自分で証明する必要があるんだと救急車に揺られながら思いました。
「娘さん!降りましょうか!」
救急センターに着いて、ぼんやりしていたら、
救急隊員に急かされました。
わたしは、娘じゃないけど、それは、いまは、関係ないから黙って、降り、ストレッチャーに付いて病院に入りました。
「娘さんは、待合室に行ってください!」
「はい!」
わたしは、仕事先の方には悪いけども、携帯がロックされてなかったので、連絡先を探して、奥様に連絡をとり、来ていただく段取りができました。
仕事に行かれているから一時間くらいかかるが、駆けつけると言われて、ほっとして、座り直しました。
朝方だったのですが、救急センターには、次々とどなたかが搬送されてきます。
わたしは、最初、待合室には一人だけだったのですが、すぐに中年の男性が一人、そのすぐあとに、女性が一人、荷物を抱えてやってきて、座りました。
「○○さんのご家族ですか?お兄さん?これから検査して、後程ドクターからお話しがあります、、」
と、看護士さんが言いにきたら、男性が
「何時ごろになりますか。仕事に行かなきゃならないから。」
看護士さんはプロなんで、頷きながらも
「緊急に延命処置をする場合、どうしてもご本人がムリなら、ご家族の判断が要るから、いてもらえませんか?」
「えー、、でも、、」
煮え切らないので、とうとう救急のドクターがやってきて、状態を話して、なんとか男性は待機することになりました。
わたしは、内心、動揺していると、
次は、女性に、
「△△さんのケアマネさんですか?ご家族の方は?」
「娘さんが○○市にいるそうですが、連絡は取ってないみたいなんです。だから、わたしが来ました」
「そうですか、、」
「わたしは、連帯保証人にはなれないんですよ」
と、シビアなことを言うケアマネさんでしたが、場数を踏んでるから、流れがわかるんだなと思いました。
一時間くらいして、わたしの付き添ってきた方のご家族がみえたので、わたしは、病院をあとにしましたが、いろいろ考えさせられた時間になりました。
家族が見守る中で畳の上にて大往生は、稀有な話し。結婚しても、子どもができても、全員が全員、仲良し家族ではないから、何かが起こった時のすがり棒に、しては、いけないし、そのために、
結婚したり、子どもをもうけるのではないのだと、
自分の為ではないのだと、悟らねばならないなと
思いました。
人が歩いている人生という道は、幅が広い舗装されている平らな道路かもしれないし、時々、石ころがある、でこぼこした道かもしれないし、
幅が15センチくらいの平均台の上を歩いているかもしれない。
だから、自分の足元と自分の体調は、しっかり自分で面倒見なければならないなと思いました。
今日もあしたもあさっても、穏やかな1日でありますようにと願います。
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