サメですけど、何か?「ジョーズ」からのサメさま祭り。
閲覧ありがとうございます。今日は、、「夏」と言えば、海!海と言えば、会ったら怖いのは鮫ちゃんかなと思い、サメ映画のコレアレを書いておこうかなと思います。
サメ映画は数々あるけれど、やっぱり、殿堂入りの名作は、スピルバーグ監督が27歳(!)の時に撮った映画、「ジョーズ」ではないでしょうか。
あまりに有名な作品なんで、あらすじなどは、知っている方々が多いかと思いますが、ざっと書いておきますと、
とある海水浴が観光資源になっている地方に、ある夏の日、サメに襲われたと見なされる女性の遺体が上がった。警察所長、海洋学者が、「鮫がいるから遊泳は危険かも」と、疑う中、市長は、海水浴による利益が欲しいため、スルーして、海開きをしてしまう。海に群がる人々。そうしたら、食い放題バイキングかと間違えた鮫ちゃんが、やはり、人を襲ってしまい、震えあがった市長。
そして、お金はかかるが、鮫ちゃんに執念を燃やす漁師を雇い、ポンポン船のようなわびしい船で、所長、学者の三人で鮫ちゃんに挑むという流れです。
スピルバーグ監督は、後に、「ジョーズを撮ったことにより、鮫の乱獲が増え、後悔している」と、話しておられます。
現代では、鮫ちゃん=人間を必ず襲う。とは、思ってない方々が多いのではないでしょうか。
映画「ジョーズ」では、人間を襲った鮫は、駆除されてしまいますが、今ならば、海洋生物の保護団体が、抗議しそうですよね。
「海」は、鮫ちゃんの居住区。人間は、遊びに来たり、漁などにお邪魔している立場。たまたま、鮫ちゃんが「あっ海亀ゲットだぜ」と、思い、食いついてきたのかもしれません。
そして、鮫や蛇も、ですが、攻撃するのは「口」しかない。だから、相手を噛みつくしかないんです。
だから、噛みつかれても、海での事故であって、鮫ちゃんが意志を持って「人間を食ってやる」というのは、中々、考えにくいのではないかなと思います。
「ジョーズ」では、最後のへんで、ポンポン船が傾き、漁師が鮫ちゃんの方に滑り落ち、鮫ちゃんが飲んでしまいますが、鮫ちゃんも、いやだったかもしれません。
「ジョーズ」をフィクションの娯楽大作として
観ないで、、「鮫とは」という視点から観てしまったら、間違えた認識を持ってしまいます。
でも、大半の皆さんは、「鮫ちゃんは怖い。人を襲う」と、映画を観て、刷り込まれてしまったかもしれませんね。鮫パニック映画が、量産しだしたのも
岸田首相のせいではなくて、人々の「観たい」ニーズがあるからだろうと思います。
鮫ちゃん側からしたら、出演したいとオーディションにエントリーしたわけではないのに、海のギャング的な役所を押し付けられ、「忸怩たる思い」だと思いますが、
近年では、
海岸から離れて
そして、とうとう、、
もう、なにが、なんだか、しっちゃかめっちゃか
鮫ちゃん祭りになってますが、
「娯楽として、お気軽に楽しんでください。深く考えないようにお願いします。」
ということなんでしょうね。
わたしは、数ある作品の中では、やはり、スピルバーグ監督の作品が好きです。
何故かというと、CGでは無いのはもちろんのこと、
他の作品のように、「悪そうなやつから喰われる。」という差別化が無いからです。
普通の女子大生や、あどけない子供が襲われて、命を落としてしまう、「悲劇は平等」を、さらっと語っているからです。
日頃、どんな善行をしていても、大切な日を迎える前日であっても、悲劇や天災は、平等に訪れるものなんだなと、
身がしまる思いがします。
夏はまだまだ続き、海や山や川や、それぞれに楽しいイベントがあると思いますが、
「もしものとき」が、あるかもしれないと、各々が用心して、向かいたいものだと思いました。
スピルバーグ監督の「ジョーズ」
間違いなく、殿堂入り名作であり、鮫ちゃんは
オスカー受賞にふさわしいと思います。
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