前回の内容はこちら
会場に着いた。
昨年と同じ会場。
完膚なきまでに打ちのめされた会場。
実はその会場とは高校受験の時、不合格となり行けなかった高校が会場となっていた。
2度あることは3度あるのか。
それとも3度目の正直となるのか。
緊張した。心臓がバクバクと鼓動を打っているのがわかった。
必死に勉強してきたからこそ
歯を食いしばって頑張ってきたからこその緊張だった。
受験番号が割り振られた自分の席につき、試験が始まった。
ペンを持ったその手は震えていた。
よし、やってやろう。
つづく
2浪体験記⑱へ