『親子が関わる場所』を作り出す!
私は、小学校で指導教諭をしています。
教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信しています。
子どもに関わるための関所を設ける
学級には、30人を超える子どもがいます。
担任として、毎日全員と関わることを目標としています。
授業中に、ノートに〇をつけて回ったり、休み時間には雑談をしたりしています。
ただ、どうしてもそれだけでは、関われてない子が出てくる場合があります。
だからこそ、
子どもがこちらに関わるための場を用意するようにしています。
それを私は、関所と呼んでいます。
(子どもたちには、そんな言い方をしません(笑))
例えば、
・朝、宿題は手渡しで提出をする。
・授業後にノートを提出して、丸をもらってから休み時間。
・帰る際は、先生と1対1でじゃんけんをしてから帰る。
などなど、
必ず担任の先生と関わらないといけない場面を用意します。
すると、どの子とも関わることができますよね。
こういう仕掛けをしておくことで、
子どもが気付かないうちに
関わりを持てるようになります。
単純接触効果というものがあります。
繰り返し見たり、会ったり、接触する回数が増えるほど、警戒心が薄れていき、親しみや親近感を感じるという効果です。
それにも、通ずるものがあると思っています。
家庭でも関所を設ける。
家庭でもこの関所を設けるというのがおすすめです。
特に異性の子がいる場合、
成長とともに、会話が減ってきたり、関わりが薄れてきたりすることもあります。
そんな時でも、
必ず関わる場を設けておくことは、
大切なことだと思います。
例えば、
・おはよう、行ってきますなどの朝のあいさつは、必ずする。
・朝ごはん(夕ごはん)は、一緒に食べる。(会話をするために、テレビを消して。)
・学校に出す手紙は手渡しをする。
・通知表、模試の結果などは手渡しをする。
などなどです。
大きくなってきて、いきなりというのは難しいかもしれません。
小さいうちから、当たり前のような習慣にしておくのが
大切だと思っています。
最後に…
子どもが大きくなってくると
家族よりも、友達を優先することが多くなってきます。
それは、成長の上で安心なことだと思います。
ただ、やっぱり親としてはさみしさも覚えます。
だからこそ、
子どもが
こちらに関わるための場を
用意しておくというのはおすすめです。
一日、ちょっとの関わりでも、
継続したいものです。
さて、
今日も
子どもと楽しい1日を
過ごしましょう!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?