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「ソースプリンシプル」にまつわる本を読み始めてお金観の探究が始まった〜その6〜お金×人間の内面に関する本を多読してみた編


はじめに

2022年から始まった私のお金にまつわるInner Journey(内面の探究)season3について書き始めています。前回の記事はこちら。

今回は、その当時ワークショップという枠組以外で取り組んでいたマネーに関する読書について紹介したいと思います。

2つの取り組み

(1)定期的にマネーの話をする機会があった

私のマネーを探究する旅路season3がスタートするきっかけとなったのは、『実務でつかむ! ティール組織 "成果も人も大切にする"次世代型組織へのアプローチ』著者、『[新訳]HOLACRACY(ホラクラシー)――人と組織の創造性がめぐりだすチームデザイン』監修者の吉原史郎さんが発起人のJUNKANだいこんというイニシアチブの中で、ソースプリンシプルについて書かれた英書『Work with Source: Realise big ideas, organise for emergence and work artfully with money』を毎週読書会形式で少しずつ読むことになったことでした。

JUNKANだいこん(社団法人考案中)とは
発起人・ソース:吉原史郎

日々の暮らしでの 「じゅんかん(循環/いのちの流れ)」を土壌として、 「オーガナイジング(Organizing)・経営」、「マネー&テクノロジー」について実践探究をしている団体です。主な探究テーマとしては、ピーター・カーニックの「ソースプリンシプル(ソース原理)とマネーワーク」、また、JUNKANと親和性のある哲学(西田幾多郎、ヘラクレイトス等)があります。

この本のPart3ではマネーについて書いてあり、その箇所を読む&アウトプットするというのは、必然お金について意識を向け、話をすることになりました。

また、この本を読み終わった次は、ソースプリンシプルの提唱者であるピーター・カーニックが出した唯一の書籍である『30 Lies About Money: liberating your life, liberating your money』を読書会で扱うことになったので、そのまま毎週お金のことについて約30分くらい話す機会が続きました。トータルどのくらいの期間だったのでしょう。おそらく3ヶ月くらいは毎週30分ずつ話していく時間があったように思います。

その結果、私に起こったことはお金について話すことが気楽、特別なことではなくなった、ということでした。

人によっては「え、そもそも特別なことだったり気軽にできないことだったの?」と感じられる人もいるかもしれません。

少なくとも私の場合は、契約やフィーの分配、価格設定など事業を進めていく上で必要な話以外で、「お金と私の関係」について話す機会は、そういったプログラムを受けない限りはない機会でした。

思うに、そのテーマについて話す機会が少ない=慣れていないというだけで、話しにくいというのはありえることだと思うんですよね。他にありえそうなのでいえば、セクシャリティのこと・恋愛、結婚などのパートナーシップのこと・コンプレックスのことなど。

(2)お金と人間の内面がテーマだと思える本21冊読んでみた

ふと思い立ち、当時タイトルや紹介をみてお金と人間の内面がテーマだと思える本21冊を探し、集中的に読んでみました。

その結果、気づいたことは、このテーマの本の9割以上が、"お金持ちになるために"お金に関するメンタルブロックを外す・潜在意識を活用する、ものだということでした。

言い換えれば、既存の経済システムに更に適応するためのものである、ということです。もっとも、そもそも商業出版では売れることが大事ですので、それが当たり前だと思いますし、適応することが悪いとは思いませんが、他に選択肢があると思えていないと心の不健康につながるなと捉えています。

ちなみに(1)で触れたソースプリンシプルに関連する2冊の本はそういったテーマではなく「お金と私の関係について(同時にシステムについて)違った視座に立つことができる」ものでした。他にも21冊の中で2冊はこのテーマに関する本だったので読んでみたい人はぜひこちらの記事を参照ください。

さいごに

今回紹介した取り組みの中で(1)の「定期的にお金について話せる機会を持つ」はシンプルかつパワフルな取り組みだと感じています。「たくさん話す」だけでいいので、誰にでもできることかなぁと思います。ので、ぜひお金の探究について始めたいという方はまず特定のお金の本の読書会を主催することをオススメしたいですね。

また、今回紹介した取り組みと同じ時期にお金について探究する上でどんなカテゴリーに分けられるのだろうか?と思い、思想家ケン・ウィルバーの4象限に当てはめて分類してみたことがあります。

その結果、見出したものがこちら。

読んでいる本をマッピングしてみることで、お金についてどこが盲点になっているのかに気づくことができるのでよければ活用ください。

続きはこちら


追伸、

この時以降に読んだ本で「お金と私の関係について(同時にシステムについて)違った視座に立つことができる」に当てはまるなと思った本について書いた記事もよければご覧ください。


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