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3.あなたの手に光を。

寒くなってくると、手を温めようとする仕草を自然としていたりして。

あなたの手は、人を安心させるものです。手をつなげば、その手に相手は守られている気持ちになり、あなたのやさしい気持ちも伝わります。手当てという言葉があるように、病気まで治してしまうほど。

あなたの手は今日もよくがんばりました。朝起きて顔を洗い、歯磨きをして、食事を作り、お弁当を詰め、ドアを開けたり閉めたり。ICカードをかざして、キーボードを打ち、ペンを持つ。たくさん働きました。そしてあなたが眠るその瞬間までまだまだ働きつづけることでしょう。

いいえ、眠ったとしても、肌寒さを感じれば布団をたぐり寄せ、隣で眠っている愛しい子どものケアまでしてくれるのです。

でも手を見ると、つい年齢を感じたり、疲れを実感したり、苦労を目の当たりにしたりしてため息をついてしまうこともあります。

そんな時は、その手であなたの顔を包んでみて下さい。ただゆっくりと頬をつつみ、ゆっくりと目までおおってみてください。

すごくあたたかいですよね。なぜか安心します。あなたの手はやっぱりあたたかいんです。耳をふさいでみてください。どれだけ雑音があっても、ほんの少し静かな世界へと、あなたを守ってくれます。

どんなに不安なことがあっても大丈夫です。その手でセルフハグをしてみてください。あなたを守ってくれるのは、あなたの手なのです。いつもありがとう。明日もよろしくね。



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