【生存率50%!?】 防災ベンチャーが、創業3年の壁を乗り越えるために、挑戦した5つのこと。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。防災ベンチャーKOKUAです!2023年も、もうすぐおわりですね。
私たちKOKUAも今年の9月に、創業から4年目に無事突入することができました! いつも応援いただき、本当にありがとうございます。
世間では、企業生存率(起業した会社が生き残っている割合)は、3年で約50%と言われています。KOKUAも山あり谷あり、今年もガムシャラに走り続け、ひとつの区切りである丸3年を超えることができました。
今回は、2023年の振り返りとともに、創業4年目に突入した「防災ベンチャーが生存率50%の壁を乗り越えるために挑戦したこと」についてお届けします!
ぜひご一読いただけると嬉しいです。
挑戦1 新サービス「#pasobo」リリース
昨年2022年から、クラウドファンディングなどで準備をしていた、パーソナル防災サービス「#pasobo」がついにリリース!
今までは、防災のきっかけをつくるために「大切な人から贈る防災ギフト」としてLIFEGIFTシリーズを販売していました。しかし、いざ防災対策をするには、どうすればいいの? というお悩みの声が多く届く現状を解決すべく、新サービスとして1年以上をかけて開発したものが #pasoboです。
▼クラファン中に執筆した
#pasobo誕生の裏側や想い
度重なる改善を乗り越え、無事に3月1日に公式版をリリース!
3月11日は東日本大地震から12年目ということもあり、多くのメディアにご紹介いただき、リリース直後ですでに1万人以上の方にご利用いただきました。
順風満帆に進み、これで防災対策も進むはずだ! と思っていましたが、現実は甘くない……。防災が進んだ指標のひとつとして置いていた、”pasoboの防災グッズ購入率” は、なかなか上がらず、防災領域で活動する難しさに直面しました。
その葛藤や課題から7月には、#pasoboを一部リニューアルすることに!
当時の一部始終を綴った記事は、note公式の本日のおすすめにも取り上げられ、多くの方にお読みいただきました! ありがとうございます!
▼なかなか防災対策は進まない。
もっと身近になるために
取り組んだ新たな試みとは
メディア出演
#pasoboのリリース前後、1月17日、3月11日、そして防災の日である9月1日付近では、多くのメディアや新聞に取材いただきました。
毎日見ていた朝の情報番組や、子どもの頃から見ていた芸能人の方に、LIFEGIFTや#pasoboを手に取っていただき、視聴者の方からも多くの反響をいただきました!
▼TV出演
めざましTVに#pasoboが登場!
▼新聞掲載
日経MJ 一面記事
▼新聞掲載
東京新聞 朝刊・一面記事
▼TV生放送出演
BSよしもと「ワシんとこポスト」
▼インタビュー
東京都のウェブメディア「Tokyo Update」
挑戦2 企業・団体コラボも広がりました
新サービスのリリースだけでなく、防災の大切さや啓蒙をするには、企業・団体コラボも欠かせません。
今年は、約10万人の夫婦や結婚前のカップルとパートナーシップについて考えるメディアコミュニティ「フタリノ」さんとのコラボで、夫婦やカップルで事前に話し合っておきたい防災チェックリストを作成!
▼フタリノ
ふたりで話したい防災チェックリスト10
そして、#pasoboでは「誰ひとり取り残さない防災」をテーマに、サービスの開発・改善を随時行うために、ヒアリングやイベントも実施しています。
その中のひとつとして、災害時に要配慮者と呼ばれる、障がいのある方は、どんなリスクがあり、対策が必要なのか? を考えるオフラインワークショップを開催!
障害の有無を超えて誰もが社会に参画できること目指しているNPO法人Collableさんと共同で実施しました。当日は、車いすユーザーの方や、聴覚障がいのある方などと災害時のシミュレーションを通じて、楽しみながら防災のことを考える機会となりました。
▼ NPO法人Collable
障がいのある皆さん×防災ワークショップ
2月に発生した、トルコ・シリア大地震では、KOKUAメンバーの知人の繋がりから、現地で人道支援をされている NPO団体ホープフル・タッチ高田さまをお招きして、発災直後の様子について講演をしていただきました。
当日は、ニュースでは聞けない現地の状況や、内戦・政治・氷点下の寒さなど過酷な状況にいるシリア難民の方々について生の声を伺い、日本からできることについて考える機会となりました。
▼NGOホープフル・タッチ
トルコ・シリア大地震緊急イベント
挑戦3 法人企業さまへのサービス導入
LIFEGIFTやpasoboは、直接お客さまとつながるto C事業ですが、防災に関わるひとを増やすため、認知拡大のためにも、今年は法人様にサービスをご活用いただけるシーンを増やしてきました。
防災×企業
正論では進まない防災を広めるために
導入事例 インタビュー
大冷工業株式会社さま
導入事例 インタビュー
株式会社アドテックさま
導入事例 インタビュー
fuu BRANDINGさま
ほかにも、不動産会社さまと提携して、入居者の方の防災対策をサポートするサービスを導入させていただきました。
防災の新規事業の開発の相談を受けることもあり、コンサルティングサポートさせてもらっています。防災領域で何か新しいことをやりたいと思っている企業担当者の方は、ぜひご連絡いただけると嬉しいです!
挑戦4 防災をいろんな角度から!防災×〇〇
そして、多くの方に防災に関心を持っていただくために取り組んだものが、note企画。
防災といえば、「むずかしい」「面白くない」「何をすればいいのかわからない……」とネガティブなイメージを持たれる人が多いと思います。
そこで私たちは、「防災×〇〇」というテーマで、note企画を多く実施しました! 各テーマに沿って、対談インタビューや、取材、文献をもとに、「防災」をもっと親しみやすくするために、試行錯誤をしています。
▼防災×エンタメ
3.11被災者が「すずめの戸締まり」をみて想うこと
▼防災×学校教育
研究者・上田さんと語る日本の防災教育
▼歴史×防災
江戸時代と令和を比べてみた!
挑戦5 イベント登壇・講演
学生時代のボランティア経験や、防災領域で商品・サービス開発をしていくにあたり、今までに多くの防災の知見を貯めてきました。
防災に対して、私たちができること、そして世の中に防災の警鐘を鳴らし続けるために、積極的にイベントへの登壇や講演を実施しています。
世界防災フォーラムにて登壇
そして今年は、起業する4年前にピッチで参加した「世界防災フォーラム」に、登壇者として代表泉が参加してきました!(とっても感慨深い……)
ゲヒルン株式会社の石森さま、一般社団法人BOSAI Edulaboの上田さまと一緒に、「防災ビジネス」についてセッションを行いました。
防災テックイベントに参加
ほかにも「未来に備える防災テック」というテーマで、ほかの新進気鋭の起業家の皆さまと一緒に、IT×防災についてディスカッションにも参加しています。
共同代表 疋田がプロピッカーに就任
共同代表の疋田も、新時代を描くパイオニア部門としてNewspicksのプロピッカーに就任し、防災視点で発信を続けています。
中学校でのキャリア教育授業
2023年11月2日に、市川学園 市川中学校のキャリア教育講義にて、共同代表の疋田が講師をさせていただきました。
当日は、参加された約300人の生徒に対して、「社会を良くすることを仕事にする」というテーマで、東日本大震災のボランティアの活動から現在のKOKUAにおける経験を元にお話させていただきました。
KOKUAでは、講演依頼も随時受け付けています。
小中高校での講演や、地域や企業内の勉強会、社員研修など、新年度に向けてぜひご検討ください。
さいごに
あっという間の2023年でしたが、今年も多くのお客さまやパートナー企業さま、取引先の皆さまのおかげで、4年目に突入することができました。
私たちが今こうして企業活動を続けれることができているのは、これもひとえに、多くの皆様のサポートのおかげだと深く感謝しております。
創業から3年と4ヶ月。防災の歴史から考えると私たちができていることはまだまだ小さなことですが、「自然と防災に取り組める社会」に近づけていけるように今後も努力する次第です。
今回ご紹介した以外にも、多くのメディアの皆さまや企業の方々と防災の発信や啓蒙するための取組みをご一緒させていただいております。本当にありがとうございます。
今後も、さまざまなコラボや法人さまの防災事例の導入を募集しております。ぜひ私たちと一緒に、いずれくる大型災害に向けて、防災対策に取り組ませていただけますと幸いです。
2024年も、防災ベンチャーKOKUAをどうぞよろしくお願いいたします!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?