グループ展[開放空間]を振り返る①
2022年9/24-25 の2日間にわたり、下北沢 reload というカルチャー・ショッピングの複合施設のエントランスホールで、グループ展示を開催した。
出展者は、自分を含めた7名で、服飾デザイナー、書道家、写真家、グラフィックデザイナー、クリスタルボウル演奏会、マッサージセラピストと、多岐に渡る面々が揃った。
当初、「五感」(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)にフォーカスした展示を行う想定をしていた。バーチャル先行となりつつある現代に、仮想ではない現実の感覚刺激を伴う体験を提示することで、与えられる情報をそのままに鵜呑みにするのではなく、自分の実感を信じることの重要性、それにより世界の美しい一面や未来への希望を見出す力を提唱したいと思った。
実際に企画を進めるなかで「味覚」の表現である飲食物の提供が、食品衛生法の観点や時期的な問題から難しいという判断になり、「五感」ではなく「感覚・感性」という表現に転換した。
各出展者には、企画全体のコンセプトは共有しつつも、自由に制作・表現してもらった。その結果、グラフィックと写真、書道と絵画、というコラボレーション作品が実現したり、架空のファッションブランドの新作展示という作品が生まれるなど、自由で有機的な作品が会場に並んだ。
(次回以降の記事で、自分の作品の解説と、他の出展者の作品の感想を記録しようと思う。)
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