Life Garden (kei)

画家、シンガーソングライター、オーガナイザー 東京都出身、早大一文哲学科卒 外資系企業…

Life Garden (kei)

画家、シンガーソングライター、オーガナイザー 東京都出身、早大一文哲学科卒 外資系企業勤務を経て、2013年よりLifeGarden名義で音楽制作・演奏活動を、2020年よりビジュアルアーツの制作を開始 「分かち合う芸術」をモットーに、感情・概念・時間・エネルギーの視覚化に挑む

最近の記事

Re-crumpling / リクランプリング

長らく、私が作っている紙などのシワに着色し平面上に跡形を残す作品群の呼び名について考えていた。 「シワ」という単語には、「衣服のシワ」「眉間のシワ」といった何やらネガティブなイメージが伴う。 またシワ自体は、包む・丸める…という行為の結果であって、私が残したいものは、そのシワが形成される原因となった行為であり、シワが形成されるプロセスなのである。 今回、私の個人的恩師に、この手法に自分なりの名前を付けてみてはどうか、と勧められ、自分の作っているものや、その過程について再考し

    • グループ展[開放空間]を振り返る③

      私の作品以外の出展者の作品やパフォーマンスについて、主催者として、また鑑賞者としての感想を記録する。 ー写真・グラフィック作品 写真家 Izukawa Yuya とグラフィックデザイナー Tatsuki Kohama による、日常と開放を表した作品。モデルは、今回のイベントのメインビジュアルも務めたバレエダンサーの美桜さん。 都会における日常を写した作品では、人混みの中に混じり合いつつ埋もれることのない「自分」の姿や、足元に見つけた小さな物を、巧みな色彩感覚で捉えている。

      • グループ展[開放空間]を振り返る②

        まずは自分の作品について。 作品の説明をしない主義の作家も多く見かけるが、私は自分が何をしているのか、何を伝えたいのか、一定の言語化をすることも含めて自分の作品だと(現時点では)考えているので、本展の出品作品についてここで解説する。 ー書・絵画作品[すべてを信じろ すべてを疑え] 書:前田 遥水 / 背景:Life Garden(2022年) 素材:布地、スプレー、墨液(書芸呉竹 純黒、帛書墨) サイズ:250 cm x 370 cm [作品コンセプト] 真実の形は一

        • グループ展[開放空間]を振り返る①

          2022年9/24-25 の2日間にわたり、下北沢 reload というカルチャー・ショッピングの複合施設のエントランスホールで、グループ展示を開催した。 出展者は、自分を含めた7名で、服飾デザイナー、書道家、写真家、グラフィックデザイナー、クリスタルボウル演奏会、マッサージセラピストと、多岐に渡る面々が揃った。 当初、「五感」(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)にフォーカスした展示を行う想定をしていた。バーチャル先行となりつつある現代に、仮想ではない現実の感覚刺激を伴う体験

        Re-crumpling / リクランプリング