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介護生活で起こること

「介護は、突然やってくる!」そんな、言葉がどこからともなく聞こえてきます。
本当にそうでしょうか?

初回の記事で、人間が生まれてから死ぬまでのライフステージは、ほとんどの方が経験する流れであることを書きましたので、ご確認を!


そして、成長期が終わり、人生後半に入ってくると私たちは、自分の意思で生活行動をとっていますね。

好きなものを食べ、好きな時間に寝る、起きる、遊びに行く、運動の機会が減る。

その自分で選んだ生活行動が、未来を決めています。

「介護は、突然やってくる!!」

それは、自分で選んできた生活行動の結果・・・・
脳梗塞や、脳出血、などで急に倒れる場合がある。
または、生活行動がきちんとしていても、不慮の事故などで突然に介護生活がやってくる場合もあるでしょう。

しかし、実は、介護のほとんどは、突然ではなく、じわりじわりきているのです。
脳梗塞や脳出血など、脳血管の病気などは、健康診断などで数年前から、高脂血漿やコレステロール値、LDHなど、指摘されていたはずです。
その時点で、生活改善をしなかった・・・

自分の生活行動の結果、じわりじわり・・・血管の老化が進み、ある日突然、詰まる、破裂する、救急搬送からの〜急に介護生活が始まる。

同じように、糖尿病、腎機能不全による、人工透析などもじわりじわり介護生活に向かう体にしてしまっています。

実は、介護は突然ではなく、じわりじわりなんです。

それなら、じわりじわりのうちに、生活行動を見直し、健康な体へと戻すことで、介護生活が始まるのをなるべく遅く、短くすることができます。
健康寿命を延ばすことは、
「介活」の一つでもあります。

しかし、どんなに健康に気を遣っていても、
介護は、ライフステージの中で大なり小なり、ほとんどの方が経験することだと思います。

自然に年老いていく経過の中で、今までの親の姿とは違って少しづつ、物事の理解が難しくなったり、筋力、体力の衰えにより、動きが遅くなったりすることも、ごく自然なこと。

しかし、その自然な老化現象をも娘、息子世代は、すぐに受け入れることができず、イライラが募り高齢になった親に対して、冷たい態度を取ったり、大声をあげていしまったりしていませんか?

後で、後悔しないように、大切な親の変化に早く気づき、あなたが生まれてきて、泣いても、わがまま言っても大きな愛で支えてくれたご両親のように
今度は、私たち 子世代が今までの感謝を親が人生を終えるその時まで、大きな愛で支えていくことで、楽しく穏やかな介護生活が送れると思います。

介護は、やらなきゃいけない。ではなく、「恩返し」と捉えることで介護への向き合い方も変わってきます。

突然、介護が始まったら、何が起こるか?

目を逸らさず、事前に知っておく介活をしましょう!

突然の介護が始まる時



介護生活で起こること
①インフォームドコンセント

救急搬送される。入院生活が始まる。入院が決まると、すぐにやってくる試練があります。聞いたこともないようなたくさんの書類へのサインを求められます。

医療を受ける前には、インフォームド・コンセントと言って、医療側は、患者、患者家族へ何が原因で、どんな病気で、どんな治療方法があり、それをすることによってのメリット、デメリットを説明する義務があります。

そして、患者本人、ご家族は、その内容に対して、分かるまで、質問し理解した上で、同意するか、しないかを選ぶことができます。

※インフォームドコンセントに係ることについて、医療法第1条の4第2項では、「医師、歯科医師、薬剤師、看護師その他の医療の担い手は、医療を受けるに当たり、適切な説明を行い、医療を受ける者の理解を得るよう努めなければならない」と示されている。

公益社団法人 日本看護協会より引用


つまり、簡単に言うと、

急に医療を受けることになった時でも、医療側から色々と説明を受ける。そして、その内容に同意するか、しないか判断を委ねられることが起こる。

急に医療を受ける場面になって、あたふたして不安定な精神状態の時に、説明された書類にサインをしているご家族をそばで見ていて、心配になることがあります。

医療側の説明が本当に理解できるのか?
理解した上で書面にサインをしているのか?
命に関わることなら、家族は、判断が出来ず、一旦、持ち帰る場面もあります。

元気な時に、ご本人の意思確認をしていなかった場合、命を左右するかもしれない書類への同意。へのサインをするときの家族の精神的負担は、計り知れない。

自分の一存できめていいのか?
もし、同意しなかったらどうなるのか?

本人は、どうしたかったのか?
死んでしまったら、私が殺してしまった。
という罪悪感で、その後の人生も報われない日々を送ることになってしまう可能性もあります。


介活ライフでは、ご家族がご本人に代わって判断、決定しなくてはいけない場面の精神的負担をできるだけ軽減するため
急な医療を受ける場面でも、説明された内容をスムーズに理解、判断できるよう、事前に知っておくことをお勧めします。

まず、
①今の状態を説明される➡必要な対応へ
②診察した結果、もう少し詳しい検査が必要である場合は、その検査の内容、メリット・デメリットが説明され、同意すると検査をする
検査には、医療職では無い一般の人が分からなような検査が沢山ありますので、一番最初に不安になる場面でもあります。

一般的によくある検査は
*血液検査 *MRI検査 *内視鏡検査 *CT検査などその他にもたくさんの検査がありますが、必要性に応じた検査のご提案があります。

どの検査を受けるにしても、メリット・デメリットがあることを知り、その時の本人の状態、本人の意思に沿った意思決定が出来るといいですね。

私の父がMRI検査を医師から提案されたとき・・・
認知機能低下中の最中でしたから、すごく不安でした。
MRI検査とは・・

家族が付き添うことも、看護師が傍に付くことも出来ない、MRI検査は、本人にとっても、家族にとってもかなり不安でした。
その時の様子は、amebloで記録していますのでよろしければ、ご参照ください。


介護が始まると、起こること
①インフォームドコンセント(説明と同意)
どんな場面でも、何度も何度も、この機会に直面します。
医療・介護の現場では、説明しました。それに、家族、本人が同意しました。その結果、このような状況になりました。
の記録を残さなければいけない。

説明に同意した場合の、ご家族様控えの書類が手渡されますので、心が落ち着いてからでも、何度も、読み返すのもいいでしょう。
次にその機会が出てくるときは、一回目よりも落ち着いて対応できるあなたになっていると思います。

介護生活をご本人の意思に沿った、本人らしい生活が出来ますように!



「介活」の記事に期待する方は、今後の記事のやる気に繋がりますので、

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