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デザインスキル|仕事塾アウトプットVol.9

皆さんこんにちは!

タカヒコです!

今回は9回目の仕事塾アウトプットです!今回のテーマは『デザインスキル』ということで、ビジネスなのに”デザイン”?なんて思う方もいるかもしれません。

しかし、デザインという言葉は本当に多様です。

そして、現代では「問題解決」よりも「問題発見」に価値が付く時代において、このデザインスキルはとても有効になります!

今回の記事では、そういったデザインスキルの重要性を理解するために以下のようなことを理解していきます!

●そもそもデザインとは?
●デザインスキルとは?
●デザインとビジネスの関係性は?

それでは学んでいきます!

・デザインとは?

デザインとは?と聞かれてどんなことを想像するでしょうか?

Webデザイナー?絵を描く?建築のデザイン?いろいろなものが考えられると思います。

今回はここでの「デザイン」の定義をつけていきます!

ビジネスにおける”デザイン”とは「今ある『常識を破壊』し、『新しいものを定義』すること」です。

これだけだと、まだ「?」ですよね(笑)

まず新しいものを定義するために必要な要素は、日常生活の中で『不』を見つけることです。

『不』とは、不満、不安、不経済的etc... 世の中にある様々な悩みです。

ビジネスとは改めて、誰かの「悩みを解決して対価をもらうこと」ですので、自分の感じている『不』すらも見逃さないようにしましょう。

この『不』にも見つけ方があります。それが【WHY】思考です。

既存のモノやコトに対して「なぜ?」
目の前にあるコトやモノに対して「なぜ?」

を問いかけるということです。(仕事塾では繰り返し出てきますww)

デザインにおいて新しいものを定義するためには『不』を見つけることで、『不』を見つけるためには【WHY】を立てるということです。

その最たる例として挙げられるのが「Dyson」の扇風機です。

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「Dyson」の扇風機の変わっている点は”羽がない”ということです。

そもそも、それまでの”常識”は「扇風機には羽がある」ということでした。(扇風機の漢字に「扇」が含まれているくらいですからねw)

その今までの”常識を破壊”したのが、この「Dyson」の扇風機です。

「そもそも”なぜ”扇風機には羽がついているのか?」という問い(つまり【WHY】)を立てたことが始まりです。

そして、扇風機の羽って”埃が溜まる”、”子供が指を入れたりして危険”という『不』を見つけることになったのです。

その結果として「羽のない扇風機」というそれまでの常識を大きく覆した商品が出来上がったのです。

ここまで述べてきたデザインの流れを全て綺麗に通ってますよね!(わざとそういう風に書きましたww)

他にもデザインを使ったヒット商品があります。

それはローソンのスイーツです。

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こちら、知っている方も多いのではないでしょうか?(ちなみに私はこれが流行った期間海外にいたので知りませんでしたwwすいませんw)

そう!言わずと知れた「バスチー」です!

皆さんに今一度思い出してほしいのですが、ローソンのヒット商品って長らく「からあげくん」(1986年発売)「プレミアムロールケーキ」(2009年発売)だけじゃなかったですか?

そして、2019年にようやく久しぶりに「バスチー」というヒット商品を生み出すことに成功しました。

この経緯にも実は「デザイン」が含まれていました。

そもそも”なぜ”それほどの長い期間ヒット商品が生まれなかったのか?そこに『不』があったのです。

新商品が出来るまでのステップに潜んでいた『不』というのが、多くの中間管理職の”おじさん”が、若い社員が挙げたアイディアを査定していたのです。

「これからの若者にはこれが流行る!」と練ったアイディアもこの中間管理職の方々に「前例がない」だのと落とされてきてしまっていた背景がありました。

また、通ったとしても店頭に並ぶのは”ありきたり”な商品ばかりになってしまっていました。

それを発見したローソンの敏腕社長は、その中間管理職の査定を全て省いて「社長に直接持ってきていいよ!」といったわけです。

それによって、「バスチー」は誕生しました。

この場合は”なぜ”この中間管理職の決裁が必要なの?ということを問いただした時に「いらない」という判断になったわけです。

・デザインスキルとは?

このデザインスキルにはたったの「3ステップ」だけです!

①『不』を発見し、
②観察して、
③実行する。

これだけです!

もっと言語化をすると、、、

日常に【WHY】を唱えて、『不』を見つけて、その『不』が本当に『不』なのか見極めるために注意深く分析して、”解決した方がいい!”となったら実行するということです。

デザインスキルがあればどうなるか。

それは一言「仕事がデキル人」になれるということです!

逆に言うとデザインスキルがないと「仕事ができない」ということです・・・

デザインスキルを身に付けると「なぜ」を考えるために常に「思考」することになります。

仕事塾では繰り返し使われますが、

「言われてやるコト」=業務
「考えてやるコト」=仕事

です。つまりデザインスキルがあれば考えるし、考えるからこそ『仕事』ができるということになります。

・デザインスキルを日常に使う「アート思考」!

アート思考というのは「デザインスキル(不を発見し、観察し、実行すること)を使って、日常生活の課題を発見・創出しようとする思考法」です!

アート思考の定義をする上で、その対義語は「ビジネス思考」(『不』を解決する思考)です。

これからの時代には江戸川コナン君に価値はつかず、怪盗キッドに価値が付く時代です!(笑)

良く分からない!と思いますよねw

コナン君は事件(課題)を解決する人(ビジネス思考)です。それに対してキッドは事件(『不』)を創出する人(アート思考)です。

皆が気づいていないけど、言われてみれば確かにそれって困ってた!という点を気づかせてあげることがこれから必要とされるスキルということです!

アート思考を使って『不』を創出して、そこからビジネス思考で解決をしていく。ということになります。

例えば、椅子という一つのモノに対するイメージも人それぞれで、「座るもの」としての椅子を想像する人もいれば、「とても疲れていてゆっくりしたい人」のための椅子を想像する人もいます。

これこそがアート思考で、「座る」という椅子の基本的な役割に「くつろぐ」という付加価値を付けられることが必要なのです。

”なぜ”座るのかを考えたときに、疲れているから・ゆったり作業をしたいから。といった理由を考えることで、新たな形の椅子という解決策を作り出すことが出来ます。

座った時に「出てきそうな『不』」を先に解決しちゃうということがとても大事だ!ってことですね。

これをビジネス用語を使うと「”顕在的”ニーズの裏にある、”潜在的”ニーズを思考する」という言葉に繋がります。

≪仕事塾の宿題≫

・就職活動における『不』を見つけ、解決策を考える

就活における『不』はそもそも「会社側」と「学生側」に分けられます。

「会社側」は”就活”という期間しか学生と接触する機会がなく、その人の本質的なことを知ることが出来ないため、正確な情報から採用が出来ない。ということにあると考えます。(そのためにミスマッチが発生し、採用コストに見合わない成果になる)

これはシステムエラーでもあるとは思うのですが、そもそも一括採用のために「就活解禁」という概念が必要ないのでは?と思っています。(”なぜ”就活解禁が必要なのか?)

将来や社会について考え始めた時」が就活スタートだと思いますし、そこに統一のスタートラインは要らないと思います。

もっと広い意味で交流できる機会を作っていくことで、会社側にとっての学生の情報の非対称性を無くすための機会や場所を作る(社会人との共同作業や共同制作の場、または学生のうちから一緒に会社の業務に携わる)という形があると考えます。

仕事塾の「お仕事カタログ」かなりいいものだと思っています(笑)

「学生側」では、そもそもそれまでにまともに将来について考えさせられる機会もなく、むしろ同一化を押し付けられてきた教育から”いきなり”個性を押し出すように強いられる環境の変化に『不』があると考えました。

これもやはり解決する術として一つは関わる世代や、関わる人間の層を強制的に(一時的にでも)変えさせて「思考するチャンス」を与えることが大きなきっかけになると思います。

それは小さなイベントでもいいと思いますし、自分の将来に対する悩みを気軽に話せる「仲間」を作れるような機会でもいいと思います。

社会に継続的に触れ始める”までがどれだけ早いかで将来を思考する時間に余裕も出てきて、活動の幅も大きく変わり、それがひいては「会社側」の情報の非対称性を解決してくれると考えました。

具体的な施策としては「仕事塾に入ること」ですかね!ww

これは一つの手段ですが、他にも社会人と直接会ってみて、仕事に対する価値観を聞いてみたり、あえて知らない環境に飛び込んでみたり(海外、コミュニティなんでも)することはかなり有効です。

僕はそのために社会人と直接話せたり、他の大学や学年の人と話せるような機会をイベントとして作っていきます!

・大学生の学び・勉強に関する『不』を発見し解決策を上げる

これに関しては皆さんにも考えてほしいので、私の考えのエッセンスだけを載せておきます。

大学とはそもそも「なぜ」通う場所なのか?という概念を立ててみましょう。

大学に「なぜ」学費を払っているのかまで落とし込んでみましょう。

そして、その大学という機関で学べることは本当に社会に活かせることが多いのでしょうか?

ここまで考えると、「なぜ」大学の授業料は払うのに、他の学びやビジネス・経験にお金をかけない学生が多いのか?ということが見えてくるのではないでしょうか。

ビジネスにおける基礎はなんでしたか?

マインドセットですよね!
そしてマインドセットとは「定義を持つ」ことでしたね。

つまり、大学に通うことに対する明確な「定義」を持つことが必要であり、それを持っていないことは『不』ではないでしょうか?

かなり言い過ぎた感がありますが、残りはそれぞれが自らに問いかけてぜひとも「有定義な」(造語ですw)大学生活にしてほしいと思います。

・まとめ

デザインスキルとは「不を発見し、観察し、実行するスキル」でした。

このスキルを身に付けることで「考えながら」仕事をすることができ、ビジネスパーソンとして一流を目指せます。

大学生のうちからこのスキルをつけておくと、社会に出てからも一気に成長できますし、同期とも圧倒的な差別化になります。

最近ツイッターでも見たのですが未だに学生の間でも「社会人=会社員」という認識が多いようですが、社会人とは学校や家庭から自立している人を指すもので、会社員だけではありません。

就活生の皆さんも、すでに就活を終えてる終活生も、これから就活をする方も今一度「なぜ就職活動をするのか?」というアート思考で、自らの行動にも【WHY】を問うてみましょう。

自分の人生ですので、自ら舵取りをするためにも周りに流されない軸として”なぜ”は大切にしていきましょう。

さあ、仕事塾アウトプットも今回のシリーズ残すところあと1回となりました。

次回は『財務スキル』!最後の最後に現実的なお金のスキル身に付けていきましょう!

次回もお楽しみに!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

ではまた!

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