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アサガオの咲く朝に

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日常を題材にした、自分の思う大切なことを伝えたい短編小説を書いています。
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#家族の絆

アサガオの咲く朝に

アサガオの咲く朝に

・異常な日常

お父さんのクビが分かった瞬間から”いつも”が”いつも”じゃなくなった。

いつも寝ていたはずのベッドが、他人のベッドのように感じたし、柊との会話も一言一言が鮮明に脳内に書き出されて、気持ち悪かった。

今までの”いつも”の心地良い会話も違和感ばかりで、やけに頭に残った。

異常だ。いつもはなんとなく忘れるものだけど、なぜか忘れられなかった。

柊の寝息。お風呂の時間。夜中の外のコオ

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アサガオの咲く朝に

アサガオの咲く朝に

・朝の顔、夜の顔

私と柊の学校はすぐ隣同士だからいつも一緒に学校に行っている。

私たちはいわゆる仲良し姉弟なのだろう。

今朝は少し冷える。10月だから冬が近づいているのだと感じてた。

今日も学校に行くまでに、先生の悪口とか、仲良しな友達との面白い出来事とか他愛のない話をしているうちに、学校についてしまった。

どうやら、私は学校よりも、学校に着くまでに柊と話して学校に通っている時間の方が好

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アサガオの咲く朝に

・プロローグ私はアサガオが嫌いだ。

そもそも、アサガオに対して嫌いなんて感情を持つことすらもおかしな話だが。

そして、アサガオと同じくらいに、朝の寝起きの私の顔は大嫌いだけども。

その、だらしない朝の顔を洗っていたところにいつも通り、あの声が家中に響き渡る。

「アサカー!いつまで寝てるの⁉また遅刻する気⁉」

私は「うぅん」と、居間にいる母に届いているか届いていないか分からない声で返事をす

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