見出し画像

もやもや駐妻My Story⑥ ~キャリアロスは突然に~レールから突然降ろされた39歳ママ


海外で自分も働く?受け入れられなかった打診

 育休明けて半年たった時に打診された夫の海外転勤。
  仕事を辞めてついていくのか?
  それともワンオペで2人育児してワーママ続けるのか?
答えを出せないままボロボロの精神状態で過ごした数か月。12月になり夫に正式辞令が出て、現実的な回答を迫られました。

 情報解禁となり、まずは自分の上司に個別に相談。当時の上司は年下でしたが、自信もイクメンでもあり、すごく理解のある方だったので、上司から、「可能かどうかわからないけれど、夫と同じ現地法人への異動を調整してみようか?」と言ってくださいました。「え?そういう選択もあるの?」と意外な選択にびっくり。

 でも・・・よく考えたら、海外へ引越をして新生活を立ち上げて、子どもの学校生活のフォロー、2歳児の預け先を確保して、自分も新しい職場で仕事をする!?いやいや考えただけで倒れそう・・・。しかも、同じ会社とはいえ、夫は海外事業部で海外に関わる仕事をずっとしていて英語力もあるけれど、私は普通に国内事業部で英語は全く使わず。必要とされて赴任する人のおまけみたいに私がオフィスに行っても、必要とされていない、役に立てない本社の人間って迷惑な人材じゃない?と後ろ向きになり、丁重にお断りしました。(異動できるかも全く未知数でしたしね)

 辞めるしかない意向を上司に伝え、水面下で引継ぎの準備。2回目の育児休暇から復帰して9か月しか経っていないからそれほどの仕事は抱えていなかった、というのがまた悔しかった。「ずっとこの会社で働くイメージを持てないからどうしよう」、「自分で何かできたらいいな、手に職をつけたいな」なんて、現状に対する不満だけはあっても、安定した正社員の身分を自分から辞める勇気はやっぱりなかったから。「これだ!」というものが見つかったら辞めるかもしれないな、なんて、ふわっと思っていたけれど、それを決めるのは自分のタイミングだと思っていたから。まさかこんなに急に、外部要因で自分の会社員人生が幕を閉じるとは…なかなか受け入れられなかったです。

解熱剤を飲んでなんとか出席した卒園式

ワンオペの中の引継ぎ・卒園式・引越

 でも、時間はあっという間に過ぎ、2月には夫が先にシンガポールへ渡航していきました。ワンオペで別々の保育園への送迎をして、仕事の引継ぎをして、退職に関する会社の手続き&社会保険などの手続きをして、家を賃貸借に出すための内見対応をして、船便・航空便・倉庫へ荷物の仕分け&持って行くべきものの購入をして、次女の2歳の誕生日祝いをして、長女の保育園の卒園式があって…。
 
 目が回って記憶がないぐらい忙しすぎて倒れそうな2か月でした。卒園式の前日には長女が発熱をしてあわや欠席かもという事態になったり、最後の最後、引越の荷出しをする日にまた長女が発熱…。めったに熱を出さずに保育園に5年間通ってくれた子だったのに、何かを察知していたのかもしれませんよね。保育園最終日に登園ができず、お別れもできず、発熱したまま空港近くのホテルに1泊して、4月1日にシンガポール行きの飛行機に搭乗しました。私自身、最後に近所のママ友とお別れ会を企画していたけれど、そんな状態なのでキャンセルして、とっても気持ちが落ちた状態で乗った飛行機。もう、席に座った途端、私が熱を出しそうなほど、体の疲れと心に溜まったいろんなものがどっと溢れ出て、同時に涙も出てきました。ひとまず、何とか予定通り、飛行機に乗れてホッとしたことだけ覚えています。

【案内】駐在妻さんキャリアのおしゃべり会

 渡航前・駐在帯同中・帰国後の帯同Familyが感じるキャリアのモヤモヤについて、オンラインでお話ししませんか?モヤモヤを自分の言葉で言語化し、その裏にある本当の気持ちに気づくことが、モヤモヤ解消の第一歩です!お気軽にご参加くださいね。

まずは今の気持ちを吐き出してほしいから、40分無料カウンセリング受け付けています。
画像のリンクからお申し込みフォームへ遷移しますのでご連絡くださいね。


【案内】Instagramで自分らしいライフキャリアのためのヒント発信中!

https://www.instagram.com/life.career.nao/

フォローお待ちしてます!


【メディア紹介】雑誌CREAに掲載いただきました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?