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家事と育児。ときどき社長。

1歳児パパ 兼 社長の山下です。
子どもが生まれて半年後にLiboraを設立しました。

子どもが産まれて3ヶ月ほどは里帰りをしていたので、
娘と一緒に暮らしはじめて1年ほど。
パパかつ社長になって10ヶ月ほどが経ちました。
※ 記事の社長であることは関係ない部分が大半です。

これまでやってきての感想や、うまくいくためのTipsやうまくいかなかった事の反省をつらつらと書き残します。


また、この話では家事・育児の分担割合等が出てきますが、
「どんな割合であれ、夫婦が共に納得できていればそれが良い。」
と言うのが信条です。

なので、比率が 10 : 0 であっても良いと思いますし、完全に分担してるのも良いと思っています。
書くのはあくまで我が家の状態で、夫婦の合意が取れている内容なので、参考程度に読んでください。



家庭環境について

夫婦共働きです。妻もフルタイムの社員です。
ただ、保育園に落ちてしまったので、産休を継続してくれています。

私はそもそも在宅中心のフリーランスとして働いていましたし、
経営しているLiboraもコロナ以前から在宅割合の高い会社なので、
基本的に家にいることが多いです。

コロナ前後での家事・育児比率は
コロナ前 → 妻 : 私 = 7 : 3
コロナ後 → 妻 : 私 = 6 : 4
程度です。
※ 数値は妻に出してもらいましたが、感覚的にはもう少し妻の方が多いです。


ストレスの溜まった半年間

子どもと暮らすようになって半年あたりまでは、
正直、両立がうまくいっていなかったと思います。

会社として初のサービスをリリースしようとしていた時期でもあり、
「会社にフルコミットしたい自分」と「家族を大切にしたい自分」が戦っていました。

経営をするのも初めてだったので、
キャッシュフローを考えると不安になって通帳を何度も見たり、
思ったように進まないサービス開発を取り戻そうと徹夜を続けたりした結果、
家庭を持っている事に対してイライラしてしまうくらい追い詰められていました。

家事・育児に対しては、
会社をはじめた事を理由に家事・育児を放棄するのが嫌で、とりあえずできそうな事をするものの、継続性のない状態でしたし、
妻がしてくれている家事で非効率な事があると「自分ならうまくやれるのにな」くらいに思ってしまう時期でした。


転機となった妻のインフルエンザ発症

そんな中、妻がインフルエンザにかかります。
当然、家事も育児もできるわけがないので、私がやる事になります。
5日ほどやってみたところ、1つの答えに辿り着きました。

子育ては本当に大変

当たり前なんですが、
子どもはこっちの事情なんて何も関係なく泣きます。
1時間かけて寝かしつけたのに、おろした瞬間に起きます。
頑張って作ったご飯を一口も食べずに去ります。

しかも別にやったからと言って金銭的なリターンがあるわけではありません。
あるのは笑顔とか成長実感等の感情的リターンです。
(それがめちゃくちゃ可愛いんですけどね!!)

それを文句も言わずに毎日やってくれている妻にただただ感謝するしかありませんでした。


たどり着いた結論

その後、しばらくは大変な家事・育児を頑張ろうとします。
会社の事を任せれる部分は人に任せ、家事・育児に使える時間を増やせるようにしました。

そうすると今度は逆のストレスが溜まります。
家事・育児をやりきれない自分にストレスを抱え、
メンバーの行動に非効率を感じ、勝手にイライラしてしまったのです。

そうこうしてストレスと戦いながら悩んだ結果、
最終的にイライラの原因にたどり着きました。

それは、

家事・育児 と 仕事 のどちらが大変か比較する思考

です。

どっちが大変かを比較しだすと、片方が簡単なタスクとなります。
そうすると、大変な方にもっと力を使いたくなるし、簡単な方は人任せになったり、勝手に非効率を感じてイライラします。

なので、その思考を変えることで対応する事にしてみました。


うまくいったマイルール

現在、次のマイルールを作って実行しています。

1. 朝ごはんを作る
2. 17:30 ~ 20:00は基本家に居て一緒に過ごす
3. 20:00 ~ 22:00は仕事をする
4. 2週間に1回は遠出する日を作る
5. 日中はオフィスで仕事をする(コロナ前)
6. 終電で帰る(コロナ前)

仕事の時間と家事・育児にかける時間を明示的に分けただけですが、
特に2と3を設定した事が我が家ではうまく行きました。

家庭によって違いますが、乳幼児を育てる + 家事をする上で大変なのが、
風呂 寝かしつけ  晩ご飯(親の分)
だという結論に夫婦で至りました。

子どものお風呂って、
見とかないといけないし自分達も洗ったりしないといけないので、なかなかハードですよね。
また、晩ご飯(親)は子どもの風呂やご飯とタイミングがかぶるので、準備するのが大変ですよね。

なので基本的に、お風呂は共同でし、晩ご飯は私が作る事にしました。
逆に寝かしつけは妻がやってくれるので、20:00~22:00を仕事にあてる事ができています。

このマイルールを作った事と、大変さを比較する思考を取り除いた事で、
現在はストレスなく日々を送る事ができています。


対メンバーに対して気をつけること

マイルールを作ってから、
評価はわからないですが、自分としては仕事もうまく回るようになりました。
ただ、これらの事は、メンバーに対しても気遣う必要があるとも思っています。

まず、17:30~20:00はオフィスにはいませんし、基本的には仕事をしません。
なので、その時間に用事のあるメンバーには迷惑をかける事になります。

みんな嫌な顔せずに受け入れてくれていますが、
特にコロナでリモートワークになってからは、娘がミーティングの最初に登場する事がしばしばあり、邪魔をしてしまう事が多々あります。

迷惑をかけてしまう事がある事は事実なので、
そこは謙虚に感謝する気持ちを忘れないようにした方が良いと思います。


また、特に仕事と育児の話になると、
子どものいない人より、育児もしていると大変。
みたいな話を目にする事があります。

これも どちらが大変か比較する思考 だと思います。
子どもがいようがいまいが、大変な事は各人は抱えていると思いますし、
子どもがいるのはたまたまそのライフステージにいるのだと思います。

「子どもがいるから大変」というのは受け手が感じる事であって、
自分が感じている大変さをメンバーに押し付けないよう気をつけた方が良いと思っています。


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長々と書いてきましたが、
私自身が子育てをしながら働いている身でありますし、
比嘉も同世代の子どもを持つパパ役員です。

そのこともあり、Liboraは子育てをはじめ、家庭環境と仕事を両立できる環境を作る事を意識していますし、理解のあるメンバーが集まっています。

今後も色んな環境の個人が力を発揮できるような会社にしていきたいと思います。


Twitter(@LiboraPacabro)もやっているので、よければフォローしてください。

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